柴田書店『月刊食堂』、商業界『飲食店経営』とライバル誌それぞれの編集長を歴任。外食記者歴三十数年。フードサービス業の取材・執筆、講演、書籍編集などを行う。
記事一覧
- 出店は山口・広島限定 ローカル外食企業が進める「深掘り」経営の理念と未来
山口県に本拠を置く外食ローカル企業MIHORIは、創業が1975年7月、ロードサイド展開によって外食企業として成長した。その同社は2016年に大きく方向転換、持続可能な地元密着型経営を推進している。
- 東京・立川の新名所「ガレーラ立川」の“わくわく感”はこうして創られた
東京・JR立川駅北口側に新しい横丁が昨年末にオープン。今や週末ともなると、昼時から夜まで延々と飲食を楽しむ人々の光景が定着している。そのプロデューサーが”わくわくする空間”のつくり方を教えてくれた。
- 「築地銀だこ」が行った「どんなことが起きても大丈夫」なグループ再編とは
たこ焼チェーン「築地銀だこ」を展開する株式会社ホットランドでは、コロナ禍にあって「主食業態」「酒場業態」を整えるという大掛かりなグループ再編を行った。この一環で伝説の居酒屋繁盛店を事業承継した。
- コロナ禍でも続々と誕生している「街のビール屋さん」 その先駆者が目指す世界とは
コロナ禍にありながら「ブルワリーパブ」というビール醸造施設付き酒場が相次いで誕生。背景には補助金制度の存在があるが、クラフトビールをこよなく愛して、この事業を推進してきた人々のマインドが開花している。
- なぜ予約が困難な店になったのか 東京・吉祥寺『肉山』 代表が続々と手掛ける新しい儲け方
東京・吉祥寺にある『肉山』は”予約が困難な飲食店”として有名。同店ではリアル店舗での営業の他にキッチンカーを手掛け、さらに代表の光山英明氏は「3万人」というフォロワーを持ち熱心に情報発信を行う。
- 飲食業界のレジェンドが新境地”ステーキ&中華料理”に託した思いとは
飲食業界で1990年代以降、数々のヒットトレンドを生み出している人物として「中島武」が存在する。中島氏はウィズコロナ時代に向けて「ステーキ&チャイニーズ」の旗艦店をつくり新しい価値を表現している。
- 北関東の外食企業「坂東太郎」が地元集中50年間で築いた“親孝行の郷”
茨城県古河市に本拠を置く株式会社坂東太郎は1975年に創業して以来一貫して北関東で事業を展開、80店舗100億円の外食企業となっているが、理想郷の建設にまい進するなど一貫して地元貢献を行っている。
- 続々と新しい需要を引き出す「カフェ・ド・クリエ」の発信力とは
カウンターサービスのカフェチェーンがしのぎを削る今日であるが、中でも「カフェ・ド・クリエ」が店づくり、商品両面において新しい試みを活発に行っていることが注目される。そこには同社の発信力が存在する。
- 全国に急拡大した「高級食パン」専門店 ブームの先駆者が語るひらめきと地道な努力
「高級食パンブーム」の先駆けとなっている「一本堂」ではFC加盟店で店舗が増えて現在約140店舗。加盟店はこれまで個人が多かったが、ビジネスが堅実なことからコロナ禍で法人の加盟店が増えてきている。
- カフェで成功したアイデアマン、満を持して豚丼・うな丼の店をFC展開へ
「かば金」と「美濃金」というファストフードがFC展開を始める。これを考えたのはJ・ART代表の坂井哲史氏。これまで焼肉チェーン、カフェチェーンというトレンドをつくり出した人物で今回の動向も注目される。
- 過去最高益のスシローG 「回転寿司みさき」の展開で見えてくる最強のすし屋軍団
「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIESの2021年9月期決算は過去最高益を達成。グループ入りした「海鮮三崎港」がリブランドを行い職人の技術力によって”想像を超える回転寿司”を目指す。
- 半世紀の歴史を持つ喫茶店企業が合併、指揮を執る元マクドナルドのエリートの展望とは
半世紀の歴史を持つ二つの喫茶店企業が今年の4月に合併しC-Unitedという会社となって活動している。その社長を務めるのは元マクドナルドのエリート社員。現在「珈琲文化の創造と発展」に使命を燃やす。
- 和歌山の果物農家が「銀座」にフルーツパーラー直営店を開店した狙いとは
10月18日東京・銀座にオープンした「観音山フルーツパーラー」は和歌山で明治44年から続く果物農家の直営店。初代から持続的な農業に挑み、五代目の現会長はITとフルーツパーラーで農業の活性化に尽くす。
- 小さな居酒屋の店主がフライドチキンショップを立ち上げ王者KFCに戦いを挑む
東京・秋葉原に「ハイカラフライドチキン」というファストフードショップが誕生した。開業したのは新小岩の小さな居酒屋である。コロナ禍で整ったアイデアとのことだが、この構想には力強い裏付けがある。
- 北海道産にこだわる生パスタ専門店「麦と卵」がいまどき出店ペースを上げることが出来るわけ
札幌市に本拠を置く外食企業のイーストンでは北海道産の食材にこだわった生パスタ専門店「麦と卵」を昨年来東京圏で急ピッチに店舗展開している。その背景には業容拡大のための用意周到な準備が重ねられていた。
- コロナ禍で休業中の「もつ焼き屋」 格安5本100円で子供向けに売り続けるわけ
緊急事態宣言下で休業している飲食店は多い。このような中で、「お子様連れの親御さんに5本セット100円」でもつ焼きを販売している居酒屋がある。これは「子供食堂」でひらめいた社会貢献の形と店主は語る。
- 60日分が即日満席 10月14日開店「ピーター・ルーガー」は熟成肉ステーキも予約機能もすごい
米国ニューヨークで人気のステーキハウス「ピーター・ルーガー」が10月14日、東京・恵比寿にオープン。同店は「熟成肉ステーキ」のクオリティが高いと評判だが、東京店ではさらに予約システムが画期的だ。
- ゴーストレストランで持続可能な食ビジネスを切り拓く「GRC」の仕組みとは
コロナ禍で飲食業界はさまざまな変化を見せたが、デリバリ―が進展したことはその象徴的な事例である。この分野でさらに「不動産再生」「フードロス対策」など持続可能な仕組みのノウハウを持つ会社が立ち上がった。
- 「和牛A5」を全業態で一貫して提供する「将泰庵」の地元密着と世界戦略とは
千葉県船橋市に「将泰庵」という牛肉料理店がドミナントで出店し、根強いファンに愛されている。そのポイントはすべての業態で「和牛A5」を提供していることだ。そして、同社では来年から世界戦略を本格化する。
- タピオカブームで揺れた企業が、ブーム鎮静化の今どんな巻き返し策を進めているのか
「タピオカブーム」が2018年当時に巻き起こったが、現在は鎮静化している。ではこれらを展開した事業家はどのような分野に進展しているのか。タピオカの本場「台湾フード」でビジョンを描く事例を紹介する。
- ハンバーガー業界の常識を破る事業を展開 元主婦の社長が率いる「ドムドム」の勢い
「日本最古のハンバーガーチェーン」を標榜する「ドムドム」が近年斬新な展開をしている。それはイベントに参加、アパレルや生活雑貨とのコラボなどである。これらには「元主婦」社長の柔軟な発想力が存在する。
- あす開店「トリキバーガー」も価格均一 鳥貴族が貫く戦略と新たな挑戦とは
焼鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」を展開する会社からチキンバーガーを手掛ける会社が誕生。その店舗が明日8月23日(月)10時にグランドオープンする。その店には毎日でも利用したくなる工夫が凝らされている。
- 沖縄発で快進撃「やっぱりステーキ」が東京都港区に出店 DXで生産性を追求
沖縄発「1000円ステーキ」で人気を博し快進撃を続ける「やっぱりステーキ」の75店舗目、東京3店舗目が8月2日、東京都港区にオープンした。同店は初めてDXをふんだんに取り入れている点が注目される。
- 国と都に「要望書」を提出し続ける飲食事業者がつかんだ「うなぎ」のトレンド
飲食業、際コーポレーションの代表、中島武氏はコロナ禍で困窮する飲食業界の救済を求める3回目の要望書を7月12日提出。この"筋を通す”一貫した姿勢は自社の事業に「うなぎ」というトレンドをもたらしている。
- 本日、日本マクドナルド生誕50周年 第1号店は工期「39時間」で出来上がった
本日は日本のマクドナルド生誕50周年である。第1号店となる銀座、三越百貨店1階の店舗は、なんと工事期間が「39時間」で完成した。そこには創業者、藤田田氏の大胆不敵で用意周到な発想があった。