1997年にフリーとなり、映画専門のライター、インタビュアーとして活躍。おもな執筆媒体は、シネマトゥデイ、Safari、ヤングマガジン、クーリエ・ジャポン、スクリーン、キネマ旬報、映画秘宝、ぴあ映画生活、VOGUE、シネコンウォーカー、Movie Walker、スカパー!、GQ JAPAN、 CINEMORE、BANGER!!!、劇場用パンフレットなど。得意な分野はハリウッドのアクション大作やミュージカル映画だが、日本映画も含めて守備範囲は多岐にわたる。日本映画ペンクラブ会員。コロンビアのカルタヘナ国際映画祭、釜山国際映画祭では審査員も経験。「リリーのすべて」(早川書房刊)など翻訳も手がける。
記事一覧
- トム・クルーズ来日で、いつも横にいた大好きな「あの人」の姿が今回は……
『トップガン マーヴェリック』のキャンペーンで約4年ぶりに来日したトム・クルーズ。トムといえば来日のたびに通訳を務めていたのが戸田奈津子さんだったが、今回は別の人に変わった。戸田さんは、お元気なのか…
- “日本ネタ”の報道が目立ちつつ、国のボーダーを超えて映画を見つめるきっかけに。今年のカンヌ国際映画祭
現在開催中のカンヌ国際映画祭。毎年、日本で報道されるのは日本がらみの作品にまつわるニュースだが、今年は是枝裕和監督の韓国映画などボーダーを超えた作品もあり、映画に「国籍」は関係ないと改めて教えられる。
- 36年ぶりの続編ながら、圧倒的な絶賛で迎えられる『トップガン マーヴェリック』
『トップガン』の36年ぶりとなる続編が間もなく公開されるが、予想以上にハイレベルの評価を得ている。トム・クルーズの来日も実現し、久々にハリウッド作品として日本での大ヒットに期待がかかる。
- ほぼリアタイで夢中になった立場から、『シン・ウルトラマン』に素直に感じたこと
公開が始まった『シン・ウルトラマン』は早くからいろいろな期待が寄せられていた。日本映画の重要な作品となるのは間違いないので、ネタバレをせずに率直な思いをつづる。
- 何かと話題がとぎれない河瀨直美監督。そもそも作品の評価は? 国外と国内の違いを五輪映画で克服なるか
撮影現場でのパワハラ疑惑や、東京大学入学式の祝辞の文言など、このところ河瀨直美監督がニュースで取り上げられることが多い。日本を代表する映画監督だが、その評価は国内外で分かれる人でもある。
- 日本人妻を迎えて58歳で父になる幸せ。じつは仕事も絶好調の勢いで、いま、ニコラス・ケイジが来てる!
妻の妊娠を報告し、5度目の結婚生活は順調に続いているニコラス・ケイジ。園子温監督との映画は不評に終わったが、多額の借金返済も終わり、このところ主演作が軒並み高評価。俳優のキャリアにも勢いが出始めた。
- オードリー、エルヴィス、ダイアナ妃…「伝説」がスクリーンで甦る2022年
この世を去って何年が経っても、世界中の人々の記憶に残るレジェンドたちがいる。彼らは映画の主人公としても甦るが、2022年、その題材になっているのは、レジェンドの中でもトップクラスの人たちである。
- 「サタデー・ナイト・フィーバー」「フラッシュダンス」。ダンス映画が革命を起こしたあの時代
ダンス映画というジャンルを築いたと言ってもいい名作『サタデー・ナイト・フィーバー』『フラッシュダンス』がデジタルリマスター版で劇場公開。当時なぜこの2作は革新的だったのか。
- 「G.I.ジェーン」が掘り起こされ、さらに…。今年のアカデミー賞で巨匠リドリー・スコットの扱いが哀れ
平手打ち事件の余波が収まらない今年のアカデミー賞。その事件の引き金になったことで、リドリー・スコット監督作がマイナスイメージで話題になったが、彼の新作も今年の授賞式では悲運にさらされていた。
- オスカー凱旋の濱口監督「ハリウッドで今の日本映画が注目されてるわけではない。でもアジアはチャンスが」
第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』。授賞式から約1週間が経ち、帰国した濱口竜介監督らが会見。ハリウッドでの日本映画への期待をどう感じたのかを率直に聞いた。
- クリス・ロックは、さらに別の失言でも炎上。今年のアカデミー賞授賞式“笑えない”瞬間まとめ
ウィル・スミスの平手打ち事件で例年以上に話題が続くアカデミー賞だが、クリス・ロックの他の失言や、笑えそうで笑えない演出など、ここ数年の授賞式にありがちな残念な部分も目につき、今後の方向性を考えさせる。
- トランスジェンダーの高校生を当事者の私が演じて、はっきりと示したかったこと
当事者が演じるべきか。そうでない俳優にも演技として任せるべきか。トランスジェンダー役を巡る議論は近年、とりざたされる。ブラジル映画『私はヴァレンティナ』に当事者として主演を務めた俳優に聞く。
- 『コーダ あいのうた』ここまで純粋に感動させる映画がアカデミー賞の頂点に立つ、ある意味、意外な喜び
第94回アカデミー賞授賞式が開催され、頂点に輝いたのは『コーダ あいのうた』だった。ここ数年の作品賞の流れを考えるとやや意外な印象だが、ある意味で誰もが愛する作品に栄冠がもらされた印象だ。
- アカデミー賞、サプライズ起こりそうなのは主演女優賞? 日本人も貢献のダイアナ妃役が大逆転ある!?
3/28(日本時間)に行われるアカデミー賞授賞式。今年、最後まで争いが過熱しそうな主演女優賞。ダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワートも有力候補だが、ヘア&メイクを担当したのは日本人アーティストだ。
- 「ドライブ・マイ・カー」とオスカー競う、難民の実録アニメが衝撃。授賞式を前に監督も「まさに今の状況」
アニメーションのドキュメンタリーという異色作で、アカデミー賞では『ドライブ・マイ・カー』と国際長編映画賞を争う『FLEE フリー』。難民でゲイである主人公の過酷な運命を描いた監督にインタビューした。
- ウクライナ情勢が影響し、この世界の現実と重なる作品がアカデミー賞の結果も左右するか
3/28(日本時間)のアカデミー賞授賞式。そろそろ投票締切が迫るなか、世の中はウクライナ情勢のニュース一色になっている。つねに時代の空気を反映させてきたアカデミー賞。作品賞への投票に世界情勢の影響は?
- 北京五輪、開・閉会式演出のチャン・イーモウ。映画監督として最近は? 新作では偶然だが五輪との重なりも
北京冬季オリンピックが終了。2008年の夏季に続いて映画監督チャン・イーモウが開会式・閉会式の演出で総監督を務めた。豪華な映像美が魅力の彼だが、最近は日本で監督作があまり話題にならない。その新作は?
- 最新作でまたもぴったりな諜報員で奇策に挑むコリン・ファースに聞く。「キングスマン」新作、じつはまだ…
第二次世界大戦の裏で起きた、まさかの奇策を描く『オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体ー』。指揮するMI5の諜報員役、コリン・ファースへのインタビューを、この記事のみの独占でお届けする。
- 『ウエスト・サイド・ストーリー』の劇場パンフレットが、めちゃくちゃ高い件について
2/11に公開が始まった話題作『ウエスト・サイド・ストーリー』。作品に感動してパンフレットを購入しようとした人からは、従来とは違うスタイルにさまざまな反応が起こっている。
- オスカーノミネート『ドライブ・マイ・カー』。2年前の『パラサイト』とココが同じ/ココが違う
アカデミー賞ノミネートが発表され、『ドライブ・マイ・カー』が日本映画で史上初の作品賞ノミネート。この快挙で思い出すのが2年前の『パラサイト 半地下の家族』。2作の動向や状況にどんな共通点があるか。
- 伝説のシンガー、ビリー・ホリデイ役に恐怖を克服して挑み、オスカーノミネート。アンドラ・デイが語る本心
人々の伝説となった存在を、ほぼ演技初体験で任される…。ビリー・ホリデイ役に、計り知れぬプレッシャーを克服して挑み、見事アカデミー賞ノミネートまで到達したアンドラ・デイ。その胸の内を聞いた。
- 間もなくアカデミー賞ノミネート発表。『ドライブ・マイ・カー』は冷静に期待して! 他の注目は?
映画界最大のイベント、米アカデミー賞のノミネートが2/8に発表される。日本でも注目の『ドライブ・マイ・カー』は何部門に入りそうか。そのほか今年のポイントをいくつかチェック。
- 『白雪姫』実写化で、7人の小人は時代に反するか、必要か? 有名俳優の苦言から波紋も広がる
ディズニーの名作アニメ『白雪姫』は7人の小人が重要なキャラクターだが、85年を経て進む実写化映画で、その小人を登場させるのか、またどのように表現されるべきかで、さまざまな意見がとびかっている。
- 映画「ゴーストバスターズ」公開の1984年12月に起きた"決戦"とは?
2/4金曜ロードショーで放映の『ゴーストバスターズ』は1984年の日本公開時、『ゴジラ』『グレムリン』とヒットを競い合った。『ゴーストバスターズ』は新作が同じく2/4公開。この3作は今も進化し続ける。
- 北欧の至宝スターは、ヒゲが伸びる速さも武器!? マッツ・ミケルセンへの絶対的な信頼と愛、監督が語る
日本でも根強い人気の、デンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン。ハリウッド大作でも多忙な彼と、5本もの映画を撮ってきた地元デンマークの監督に、マッツとの最新作が日本公開ということで彼の魅力を聞いた。