内野手をトレードで放出し、同じ日に別のトレードで内野手を獲得する。出塁率は.190と.167
5月9日、アトランタ・ブレーブスは、2件のトレードを成立させた。PTBNL(後日決定選手)あるいは金銭と交換に、ルイス・ギヨーメイをロサンゼルス・エンジェルスへ放出したのに続き、金銭トレードにより、ボストン・レッドソックスからザック・ショートを獲得した。
ギヨーメイは、29歳の内野手だ。一塁以外の内野3ポジションを守る。昨年11月にニューヨーク・メッツからノンテンダー(契約解除)とされ、1月にブレーブスと1年110万ドルの契約を交わした。
ショートは、28歳の内野手だ。今月下旬に29歳となる。ポジションのレパートリーは、基本にはギヨーメイと同じだが、外野を守ったこともある。今シーズンの年俸は74万7300ドルだ。昨年11月にウェーバー経由でデトロイト・タイガースからメッツへ移り、今月1日に金銭トレードでメッツからレッドソックスへ移籍。トレードから1週間後の8日に、DFAとされた。
彼らの「入れ替わり」は、昨年11月に続く2度目だ。メッツは、ショートを獲得し、ギヨーメイをノンテンダーとした。
今シーズン、ギヨーメイは、21打席で打率.150(20打数3安打)と出塁率.190。ショートは、メッツとレッドソックスの計19打席で打率.063(16打数1安打)と出塁率.167を記録している。ホームランと盗塁は、どちらもない。
過去3シーズンは、ギヨーメイが611打席で打率.261と出塁率.345、4本塁打と1盗塁。ショートは、450打席で打率.174と出塁率.266、13本塁打と8盗塁だ。
ギヨーメイを手放しても、ブレーブスには、内外野を守るルーク・ウィリアムズがいる。また、傘下のAAAでは、デビッド・フレッチャーとルーリー・ガルシアがプレーしている。ショートを獲得したのは、控え内野手の層を薄くしたくない――人数を減らしたくない――ということだろうか。
なお、内野のレギュラーのうち、一塁手のマット・オルソンと三塁手のオースティン・ライリーは、ここまで、全試合のスターティング・ラインナップに並んでいる。遊撃手のオーランド・アルシアも、34試合中33試合だ。二塁手のオジー・オールビースは、4月15日の死球で右足の親指を骨折し、故障者リストに入ったが、最短の10日間で復帰した。彼らが離脱しない限り、控え内野手の出場機会はわずかしかない。