
饒村曜
気象予報士
1951年新潟県生まれ。新潟大学理学部卒業後に気象庁に入り、予報官などを経て、1995年阪神大震災のときは神戸海洋気象台予報課長。その後、福井・和歌山・静岡・東京航空地方気象台長など、防災対策先進県で勤務しました。自然災害に対しては、ちょっとした知恵があれば軽減できるのではないかと感じ、台風進路予報の予報円表示など防災情報の発表やその改善のかたわら、わかりやすい著作などを積み重ねてきました。2015年6月新刊『特別警報と自然災害がわかる本』(オーム社)という本を出版しました。
記事一覧
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- 東京は、あの冷夏の記録には届かないものの16年ぶりの寒い7月
- 7月に入り、オホーツク海高気圧から冷湿空気が東北から関東地方に流入しています。東京で7月に夏日にならなかった日はすでに8日もあり、16年ぶりの低温ですが、米不足となった26年前には届かない見込みです。
- 2019/7/12(金) 5:00
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- 参議院選挙投票日の天気はズバリ…
- 参議院選挙の投票日(7月21日)の天気は、現段階では、北海道は晴れる可能性が高いものの、その他の地方では、降水の有無に関する信頼度は5段階で一番悪いEか、その上のDですが、雨が降る予報となっています。
- 2019/7/10(水) 6:19
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- 梅雨末期は気温が高い分だけ雨が多い
- 大気が含むことができる最大の水蒸気の量は、気温によって異なり、気温が高くなるほど多くなります。気温が高い梅雨末期は、毎年のように豪雨がありますが、今週半ばも、全国的に豪雨の可能性があり警戒が必要です。
- 2019/7/8(月) 5:25
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- 令和元年の梅雨明けは
- 令和元年は、西日本で記録的に遅い梅雨入りをしたあと、九州南部を中心に記録的な豪雨となりました。来週は再び梅雨前線が活発となる可能性もあります。ほぼ平年並みと考えられる梅雨明けまで厳重な警戒が必要です。
- 2019/7/6(土) 5:47
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- 深層崩壊にも警戒 熱帯低気圧由来の雨雲が九州へ
- 西日本を中心とした豪雨が続き、九州南部では総雨量が1000ミリを超えました。そこに、熱帯低気圧由来の雨雲通過で、さらなる大雨が降る見込みです。土砂災害警戒情報の対象外である深層崩壊にも警戒が必要です。
- 2019/7/4(木) 5:00
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- 続くことで危険性が増している九州の豪雨
- 梅雨前線が活発になり、九州を中心として豪雨となっています。すでに4日間で700ミリを超える雨が降り、今後3日間で500ミリの雨が降ると予想されています。雨は16日頃まで続く見込みで、危険性が増します。
- 2019/7/2(火) 5:25
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- 今年と同じく西日本で梅雨入りが遅れた52年前の豪雨
- 令和元年は、西日本の梅雨入りが6月26日と、52年ぶりに最遅記録を更新しましたが、各地で激しい雨が降り続く予報がでており警戒が必要です。52年前は、西日本を中心に「昭和42年7月豪雨」が発生しました。
- 2019/6/30(日) 8:04
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- 令和初の台風3号は韋駄天台風、温低化して発達
- 令和初の台風が、6月27日18時に誕生しました。セーパットという名前の台風3号です。北緯30度付近を6月に北東に進む台風の平均速度は時速35キロですが、50キロの韋駄天台風は、温低化を示唆しています。
- 2019/6/28(金) 5:00
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- 令和初の台風(台風3号)が発生、即上陸へ
- 令和初の台風が発生し、即上陸しそうです。平成最後の年に2個発生していますので、それを引き継ぎ3号です。台風3号から台風強度予報が、これまでの3日先から5日先に延長になり、早めの警戒が可能になりました。
- 2019/6/27(木) 5:00
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- 記録的な長雨の予報、名古屋では15日連続の可能性も
- 沖縄付近の梅雨前線が北上し、全国的に長雨の予報です。名古屋では15日連続の可能性もあります。梅雨入りが遅れている近畿・中国・四国・九州では、この雨で梅雨入りすると思われますが、土砂災害に厳重警戒です。
- 2019/6/26(水) 5:00
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- 沖縄は30年ぶりの大雨の慰霊の日
- 昭和20年の沖縄戦は、梅雨入りの頃から戦闘が激化し、梅雨開けで終りました。激闘が終わった 6月23日は、沖縄慰霊の日であり、梅雨明けの平年日です。晴れることが多いのですが、雨の慰霊の日になりそうです。
- 2019/6/23(日) 8:00
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- 2週間先までの日ごとの予報から見た沖縄の梅雨明けと西日本の梅雨入り
- 気象庁では、6月19日から2週間先までの気温予報を開始し、民間気象会社の16日先までの天気予報を条件付きで許可しました。これによると、信頼度の問題がありますが、沖縄の梅雨明けは29日頃といえそうです。
- 2019/6/21(金) 5:00
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- 遅れている西日本の梅雨入りの今後
- 太平洋高気圧が弱いために、梅雨前線が北上せず、西日本の梅雨入りが遅れています。梅雨入りが遅れたり特定できない年であっても、梅雨末期豪雨の例があります。水不足の西日本でも梅雨末期豪雨には警戒が必要です。
- 2019/6/19(水) 5:00
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- 前線を伴った低気圧で東北北部も梅雨入り 西日本の梅雨入りは?
- 東北北部が6月15日に梅雨入りをし、梅雨入りをしていないのは近畿・中国・四国・九州北部です。西日本各地で梅雨入りの可能性があるのは、18~19日で、過去の梅雨入りの遅い記録の更新が視野に入ってきます。
- 2019/6/16(日) 10:23
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- 新潟地震から55年、東京オリンピックからも55年
- 55年前の中学2年のときに新潟地震を経験しました。東京オリンピックの4か月前です。その後に阪神・淡路大震災を神戸で経験するなどしましたが、いつも似たことが起き、その経験が風化する速さも体験しました。
- 2019/6/16(日) 5:57
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- 西日本の遅い梅雨入り 少雨と言っていると豪雨の例も
- 西日本の梅雨入りが遅れています。梅雨入りの気配がないため、昭和42年の記録を更新するか、「梅雨入りなし」となるかもしれません。しかし、少雨と言われた昭和42年には「昭和42年7月豪雨」が発生しました。
- 2019/6/12(水) 5:00
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- 近畿より東北南部の梅雨入りが早かった45年前は広い範囲で災害
- 6月7日に東日本から東北南部まで梅雨入りしました。東北の梅雨入りが近畿より早いのは49年ぶりです。その昭和49年は、オホーツク海高気圧が時々発達し、東北から九州北部まで広い範囲で災害が発生しました。
- 2019/6/9(日) 8:18
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- 関東などで梅雨入り 梅雨末期のような気温の梅雨入りか
- 大気は、気温が高いほど多くの水蒸気を含みます。入梅直後に比べ、気温が高い梅雨末期は水蒸気量が3割増です。西日本を通過中の低気圧による雨で、梅雨入の地方が広がるかどうかは微妙ですが、気温は梅雨末期です。
- 2019/6/7(金) 5:00
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- やっと赤道域の雲とオホーツク海高気圧が出現
- 5月以降、北太平洋赤道域で積乱雲の発生が少ない状態とオホーツク海高気圧が出現しない状態が続き、例年とは違っていました。ここえきて、赤道域で積乱雲が発生し、オホーツク海高気圧の出現など、例年の季節です。
- 2019/6/5(水) 5:00
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- 主役のオホーツク海高気圧がいない梅雨入り
- 奄美・沖縄に続いて、九州南部が5月31日に梅雨入りしました。 時期的には平年並ですが、今年は梅雨の主役であるオホーツク海高気圧が登場していません。梅雨入りしても晴れて気温が高く、比較的乾燥しています。
- 2019/6/2(日) 7:38
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- 「気象記念日」は日本で気象観測が始まった日ではない
- 内務省に通称「東京気象台」ができた明治8年6月1日から「気象記念日」が6月1日です。日本で気象観測が始まった日ではありません。明治5年7月に函館で気象観測が始まるなど、最初は気候を知る観測でした。
- 2019/6/1(土) 5:00
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- 警戒レベル運用開始 警戒レベル3なら直ちに行動
- 気象庁では、今年5月29日から各種の警報をレベル化しています。これは、昨年の西日本豪雨、防災関係者の危機感が住民につたわらなかったのではないかということからですが、警戒レベルが3なら、直ちに行動です。
- 2019/5/30(木) 5:00
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- 記録的な暑さはおわっても暑い春
- 令和になってから暖かい日が続いています。5月26日は、北海道を中心として真夏より高温になりましたが、28日以降は周期的に気温が下がる予報です。しかし、下がっても平年並と、気温が高い状態は続く予報です。
- 2019/5/29(水) 5:00
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- 体感的にも、実質的にも記録的な猛暑 北海道帯広では5月に年間最高気温
- 今年の春は、湿った空気を運ぶ低気圧が周期的に通過せず、大陸育ちの暖かくて乾燥した揚子江高気圧におおわれ続けています。雲が少ないために強い日照で気温が上昇し、暑い春となっていますが、体感的には猛暑です。
- 2019/5/26(日) 5:23
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- 消えた梅雨前線は危険な紫外線の前兆
- 日本列島は移動性高気圧におおわれ、梅雨入りした沖縄・奄美も含め、全国的に晴れて気温が上昇しています。真夏と比べると、乾燥して過ごしい易い暑さであることから、紫外線を長時間浴びがちで、真夏より危険です。
- 2019/5/24(金) 5:00