1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。
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元特捜部主任検事の被疑者ノート
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15年間の現職中、特捜部に所属すること9年。重要供述を引き出す「割り屋」として数々の著名事件で関係者の取調べを担当し、捜査を取りまとめる主任検事を務めた。のみならず、逆に自ら取調べを受け、訴追され、服役し、証人として証言するといった特異な経験もした。証拠改ざん事件による電撃逮捕から5年。当時連日記載していた日誌に基づき、捜査や刑事裁判、拘置所や刑務所の裏の裏を独自の視点でリアルに示す。
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記事一覧
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- ノート(99) 遅れて届いた訃報
- ノート(98) 「検察の在り方検討会議」に対する思い なおも続く厚労省事件に対する最高検の検証活動
- ノート(97) 厚労省事件の捜査や起訴は結論ありきの強引なものだったのか、という問題について
- ノート(96) 厚労省虚偽証明書事件を立件するに至った客観的な流れについて
- ノート(95) 取調べを可視化せずメモも廃棄していたり、起訴前に国会議員を取り調べなかった点について
- ノート(94) あしたのために 拘置所から家族を思うということ
- バスケ買春、どこが問題だったか
- ノート(93) 元特捜部長らのマスコミ対応に思ったこと 情状弁護の検討
- 買売春、なぜ違法なのか
- ノート(92) 検察が公判に提出し、あるいは不提出にした自白調書とは
- 激震走る警察の大失態 被疑者に逃げられた油断と隙
- 逃げ得を許さず!埼玉の強姦事件で時効寸前に検挙 アメリカだとDNA型だけで「名無しの権兵衛」の起訴も
- 死刑の求刑から執行までの流れについて(下)
- 死刑の求刑から執行までの流れについて(中)
- 死刑の求刑から執行までの流れについて(上)
- ノート(91) 「乙号証」の開示が始まる
- なぜ従業員用の更衣室で店員を盗撮した鳥貴族元店長は逮捕されないのか
- 学習塾のトイレで中高生を盗撮した元塾経営者が児童ポルノ製造罪で逮捕されたワケ
- なりすまし対策の効果あり!? しかし笑顔のパスポート写真はNG
- カナダ大麻ドリンク 日本人が飲んだらどうなる
- ノート(90) 製造物責任に伴う意外な人事 「栄転か左遷か」という問題について
- 飲酒運転の呼気検査を拒否したら犯罪となり、逮捕されることもあるってご存じでしたか?
- 名誉毀損罪で書類送検された松居一代氏 検察はどう判断するか
- 袴田事件の再審開始決定取消しに思うこと
- 刑事免責を初適用 司法取引との違いは