ノート(92) 検察が公判に提出し、あるいは不提出にした自白調書とは
~整理編(2)
勾留36日目(続)
乙号証の内訳
接見を終えて独房に戻ると、刑務官が書類の束を持ってきた。弁護人が差し入れた乙号証のコピーだった。戸籍謄本のほか、僕の自白調書が16通あった。
これまでの取調べで僕がサインしたのは逮捕時の弁解録取書や勾留質問時の勾留質問調書を含めて合計28通だったので、検察側はそのうち16通を公判に提出し、残り12通を提出しないと決めたわけだ。
改めて28通の調書を振り返ると、次のようなものだった。
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