1960年、新潟県生まれ。82年、ベースボール・マガジン社に入社し、野球、相撲、バドミントン専門誌の編集に携わる。87年からフリーとして野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどの原稿を執筆。85年、KK最後の夏に“初出場”した甲子園取材は59回を数え、観戦は2300試合を超えた。春夏通じて49季連続“出場”中。著書は『「スコアブック」は知っている。』(KKベストセラーズ)『高校野球100年のヒーロー』『甲子園の魔物』ほか、近著に『1998年 横浜高校 松坂大輔という旋風』(ベースボール・マガジン社)。
記事一覧
- ヤクルトの若武者・内山壮真の星稜高時代は……
ヤクルト・内山壮真は9日のオリックス戦、2回に先制二塁打を放ち、二回り近く年上の石川雅規を5回1失点と好リード。攻守の活躍で交流戦首位キープに貢献した。連覇を目指すチームに頼もしい、2年目の若武者だ。
- 現在首位打者! 松本剛(日本ハム)は帝京高校時代、大谷翔平から決勝打
現在パ・リーグで打率トップの松本剛。8日のDeNA戦でも3安打と活躍を見せた。帝京高からプロ入り11年目、過去2017年に規定打席に達したことがある程度。突然のブレイクといっていい。
- 「投げたがり」の根尾、150キロの二刀流デビュー。ロウキ世代には負けられない!
21日の広島戦。1対10と点差が開いた8回、根尾昂がプロ初登板のマウンドに立つと、坂倉将吾への初球に自己最速タイの150キロを投じるなど、同期の小園海斗を含め打者4人を15球で無失点に抑えた。
- あの1998年横浜にどこまで迫れるか? 27連勝の大阪桐蔭が挑む年間公式戦無敗
8校が出場する高校野球近畿大会の注目はなんといっても、センバツ優勝の大阪桐蔭だ。昨年の秋季大阪府大会、近畿大会、明治神宮大会、そして今年のセンバツとすべて無敗で優勝。現在、公式戦27連勝の王者である。
- 東浜巨が「ノーノー」で快挙ラッシュのプロ野球。ところが春夏の甲子園では……
ソフトバンクの東浜巨投手が、10日の西武戦で日本プロ野球史上84人目のノーヒット・ノーランを達成した。四球の走者2人を出しただけで、後続をいずれも併殺に打ち取る打者27人、投球数わずか97での達成だ。
- やるなあ、ロウキ世代。石川昂弥がサヨナラ打
中日・大野雄大が阪神を相手に、9回を完全投球。試合は延長にもつれ、10回表2死から、30人目の佐藤輝明に二塁打を打たれて大偉業は逃したものの、その裏1死満塁から、石川昂弥が中前へサヨナラ打を放った。
- 最年少日本代表・比嘉もえの父・寿光さんは、元広島のプロ野球選手&沖縄勢センバツ初優勝のキャプテン
アーティスティックスイミングの日本選手権で、14歳という史上最年少の日本代表が堂々のデビューを飾ったという。中学3年生の比嘉もえ。お父さんは元プロ野球選手で、センバツを制した高校球児でもあった。
- 入場料アップでも、楽しみな夏の甲子園。令和版高校野球番付をつくってみた
高校野球は地区大会がたけなわ。令和に行われた甲子園4大会をもとに、現在の高校野球番付をつくってみた。平成初頭と比べてみると、これがなかなかおもしろい。
- 佐々木朗希の恋人・松川虎生は、ロッテ先輩の名捕手にどこまで迫れるか
千葉ロッテの高卒新人捕手・松川虎生の評価がうなぎ登りだ。4月10日には佐々木朗希の完全試合達成を捕手としてアシスト。24日には、佐々木投手に詰め寄る白井一行球審を途中で止めた行為が称賛された。
- いまさらながら思い出した、ロウキ世代のポテンシャル
快挙達成後も中6日で登板してきたロッテ・佐々木朗希は、疲労度を考慮して出場選手登録を抹消したが、24日には3勝目を挙げている。高卒3年目世代では、中日・石川昂弥も同じ日に4打点の活躍を見せた。
- DeNA・池谷蒼大がプロ入り以来の無失点記録を継続! まだ8回3分の2だけど……
21日の阪神戦、5回からリリーフした横浜DeNA・池谷蒼大投手は、1回を無安打。その裏に逆転したチームは6回雨天コールド勝ちし、池谷はプロ入り2年目で初勝利を挙げた。
- [センバツ]奥川のDNAを受け継ぎ、マーガードが星稜初のセンバツ4強に挑む
第94回選抜高校野球大会は、ベスト8が決定。石川の星稜は、エース・マーガード真偉輝キアンの好投と四番・若狭遼之助の2ランなどで大垣日大(岐阜)に快勝。4強をかけ、明日は準々決勝4試合が行われる。
- え、ヤクルト勝ったの? ところで小川って、21世紀枠の出世頭で、高校のときも開幕投手でしたよ
プロ野球開幕。前年日本一・ヤクルトの開幕投手は小川でしたよね。08年の高校野球、成章(愛知)のエースとして21世紀枠でセンバツに出場したのが小川でした。
- [センバツ]初出場・和歌山東の奮闘で思い出したあの夏、「東北のバンビ」の活躍
春夏通じて、初めての甲子園だった和歌山東。1回戦では、倉敷工(岡山)を延長11回で降して2回戦に進んだ。24日の2回戦では浦和学院(埼玉)に敗れたが、思い出したことがある。
- [センバツ]甲子園を去る東洋大姫路・藤田明彦監督が振り返る史上初の「あの一戦」。
第94回選抜高校野球大会、第3日。高知に敗れた東洋大姫路(兵庫)・藤田明彦監督にとっては、これが最後の甲子園での指揮だった。
- [センバツ]かつて、マスク着用でマウンドに立った投手がいた。しかも優勝した
コロナ禍で3回目の甲子園大会。ベースコーチらのマスク姿も見慣れたものとなった。とはいえ、マウンドの投手がマスクを……と聞くと、さすがにびっくりするだろう。だが、かつて実際にいたのだ、そういう投手が。
- [センバツ]浦和学院に受け継がれる上尾のDNA
雨で1日順延したセンバツが開幕し、開幕試合では浦和学院(埼玉)が初出場の大分舞鶴に快勝した。率いるのは、埼玉で最多勝利を記録している森士前監督の長男・森大監督である。
- [センバツ]コロナのヤツめ。京都国際、無念の出場辞退
天候不良のため、開幕予定の18日が中止となった第94回選抜高校野球大会。第2日第3試合に登場予定だった京都国際が、野球部内でのクラスターの発生により、17日に出場辞退を大会本部に申し入れ、受理された。
- 甲子園にかつてあったラッキーゾーン。撤去後の第1号ホームランは30年前のセンバツ開幕戦、あの松井秀喜
3月18日から始まる、第94回選抜高校野球大会。新怪物と呼ばれる2年生スラッガー・佐々木麟太郎(花巻東・岩手)のほかにも、森下瑠大(京都国際)、越井颯一郎(木更津総合・千葉)ら、好投手に注目だ。
- センバツ組み合わせ決定! 新2年生四天王を見逃すな
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の組み合わせが決まった。優勝候補の最右翼・大阪桐蔭が1回戦最後の第6日第1試合に登場するなど、大会優勝経験校が8。ほかにも、3人の新2年生スラッガーに注目だ。
- 高梨沙羅は4位。ところで、V字ジャンプはある失敗から生まれたこと、知っていますか?
北京オリンピックで、女子ジャンプ・ノーマルヒルの高梨沙羅は4位。残念ながら、2大会連続のメダルにはあと一歩届かなかった。今日6日は、男子ノーマルヒルに小林陵侑らが登場する。
- 「幻のセンバツ」に涙を飲んでも、1年後に輝いた社会人ルーキー
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の出場32校が決定。2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、史上初の中止に追い込まれた。その大会に出るはずだった2選手が昨年、東京ドームで輝いた。
- センバツ出場校決定! 智弁の赤いユニが見られないのは7年ぶり。そして4元号勝利に挑むのは?
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の選考委員会が開かれ、21世紀枠3校を含む出場32校が決まった。昨秋、明治神宮大会を制して初めて秋の日本一に輝いた大阪桐蔭をはじめ、興味の尽きない顔ぶれだ。
- センバツ出場校が決定! 1年生スラッガー『ビッグ3』が大注目
プロ野球のキャンプインが迫り、いよいよ球春間近。今日28日、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の選考委員会が開かれ、出場32校が決まる。本番では、1年生スラッガー『ビッグ3』に注目だ。
- ニューイヤー駅伝の優勝旗が所在不明……かつて高校野球でも、深紅の大優勝旗紛失騒ぎがあった?
2021年の全日本実業団対抗駅伝競走大会で優勝した富士通が、優勝旗の所在不明を明らかにした。管理していた部署の階を移動する際に、誤って廃棄したか盗難の可能性もある。高校野球でも昔、そんなことがあった。