センバツ直近10大会の勝利数ランキング。横綱・大阪桐蔭をしのぐ勝率1位は?
第96回選抜高校野球大会は、健大高崎が群馬県勢初めての優勝を飾った。準優勝の報徳学園(兵庫)は、これも大会史上初めて2年連続準優勝。大会通算40勝に到達し、高松商(香川)を抜いて7位となった。チーム別勝利数順位は以下がベスト20。表はチーム名、都道府県、勝敗、勝率、優勝回数の順。引き分けは除く。
1 東 邦(愛 知) 58-26 .690 5
中京大中京(愛知)58-27 .682 4
3 県岐阜商(岐 阜)48-26 .649 3
PL学園(大 阪) 48-17 .738 3
5 龍谷大平安(京都)43-41 .512 1
広 陵(広 島) 43-24 .642 3
7 報徳学園(兵庫) 40-21 .656 2
8 高松商(香 川) 37-26 .587 2
9 大阪桐蔭(大阪) 36-10 .783 4
10 大体大浪商(大阪)32-17 .653 2
11 天 理(奈 良) 30-24 .556 1
12 東海大相模(神奈川) 28-8 .778 3
13 日大三(東京) 27-19 .587 1
智弁和歌山(和歌山) 27-13 .675 1
15 明徳義塾(高 知)25-19 .568 0
16 箕 島(和歌山) 24-6 .800 3
17 浦和学院(埼玉) 23-10 .697 1
横 浜(神奈川) 23-13 .639 3
高知商(高 知) 23-13 .639 1
早稲田実(東京) 23-20 .535 1
今回の出場校ではほかに、
28 愛工大名電(愛知)16-9 .640 1
36 常総学院(茨城) 15-10 .600 1
39 作新学院(栃木) 14-11 .560 1
星 稜(石 川) 14-15 .483 0
45 健大高崎(群馬) 13-5 .722 1
が50位までにランクインしている。 注目は優勝した健大高崎で、2011年夏の甲子園初出場から初戦を7連勝。昨センバツでそれはストップしたが、センバツ初出場でベスト4入りした12年以来、10年強で大きく白星を伸ばしている。勝率も箕島、大阪桐蔭、東海大相模、PL学園といった横綱級に続いて高い。直近のセンバツ10大会では、10勝4敗。前年の17位タイから4位タイに大躍進だ。ちなみに、直近10大会のチーム勝利数ベスト20はこうなる。表中☆は優勝、★は準優勝。
1 大阪桐蔭 24勝4敗 ☆☆☆
2 龍谷大平安 11勝4敗 ☆
報徳学園 11勝4敗 ★★
4 智弁学園(奈良) 10勝4敗 ☆
健大高崎(群馬) 10勝4敗 ☆
敦賀気比(福井) 10勝6敗 ☆
7 東海大相模 8勝1敗 ☆
東 邦 8勝3敗 ☆
履正社(大阪) 8勝5敗 ★★
星 稜(石川) 8勝4敗
11 山梨学院 7勝4敗 ☆
明 豊(大分) 7勝2敗 ★
仙台育英(宮城) 7勝4敗
14 近 江(滋賀) 6勝3敗 ★
智弁和歌山 6勝4敗 ★
秀岳館(熊本) 6勝2敗
広 陵 6勝4敗
高 知 6勝4敗
19 高松商 5勝3敗 ★
明石商(兵庫) 5勝2敗
市和歌山 5勝4敗
少なくとも5勝はするわけだから、優勝校が上位に入るのは当然か。それにしても、大阪桐蔭は大横綱だ。敗れた年もベスト4が2回、ベスト8が1回。ただし3勝1敗のベスト4でも勝率は下がるのだからなんともはや……。準優勝校でランクインしていないのは東海大四(現東海大札幌・北海道)、習志野(千葉)の2校だが、いずれもその年1回のみの出場のため、4勝1敗どまりだ。