
田中淳夫
森林ジャーナリスト
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日本唯一にして日本一の森林ジャーナリスト。自然の象徴としての「森林」から人間社会を眺めたら新たな視点を得られるのではないか、という思いで執筆活動を展開。森林、林業、そして山村をメインフィールドにしつつ、農業・水産業など一次産業、そして自然界と科学(主に生物系)研究の現場を扱う。自然だけではなく、人だけでもない、両者の交わるところに真の社会が見えてくる。著書に『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)『森は怪しいワンダーランド』『絶望の林業』(新泉社)など多数。Yahoo!ブックストアに『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』あり。
記事一覧
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- 道の駅はコンビニに駆逐される? 誕生秘話と淘汰の時代
- 全国津々浦々にある道の駅。その誕生には広島の有志の会の提言があった。地域おこしの成功例に上げられることも多いが、今や乱立が続き、経営危機に陥ったところも少なくない。今後は厳しい淘汰が始まるだろう。
- 2015/8/20(木) 10:31
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- 山にドングリの木を植えたら、獣害はなくなる?
- シカやイノシシなどの獣害は深刻化しているが、その対策に山へ餌となるドングリのなる木を植えるという話が出た。だが野生動物は、山に餌があったら農作物を荒らさないだろうか。獣害発生メカニズムを間違えている。
- 2015/8/10(月) 21:43
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- 質の林業は、誰がつくる?~プレミアム国産材は現代の銘木~
- 木材の生産量と消費量ばかりを追う、国が推進する「量の林業」に対して、高付加価値で満足度の高い木製品を提供する「質の林業」とは何か。プレミアムな国産材は、誰が生み出すのか。12の産地から考えてみる。
- 2015/8/3(月) 10:15
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- 森の妖精ムッレを知っていますか
- スウェーデンで生まれた5、6歳児向きの「森のムッレ教室」をご存じだろうか。自然と触れ合うだけでなく、自然界の仕組みを知る環境教育だ。世界各国に広がり、日本でも注目を集める新たな幼児教育の潮流を知ろう。
- 2015/7/27(月) 11:18
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- 林業再生の特効薬は「補助金撤廃!」
- 林業から補助金を引くと、残るのは人のいない山だけ……そんな冗談が出るほど林業は補助金漬けだ。しかし補助金を撤廃することで林業を立て直した国がある。スイスだ。補助金をなくすことで林業を再生できないか?
- 2015/7/21(火) 9:45
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- スイスに学ぶ、日本の林業に欠けているもの(後編)
- 奈良県で行われたスイス・フォレスターによる研修では、コミュニケーションについての座学も行われた。そこで浮かび上がったのはテクニックだけではない、森と人に向き合う「真摯さ」や仕事に対する「誇り」である。
- 2015/6/27(土) 11:28
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- スイスに学ぶ、日本の林業に欠けているもの(前編)
- 奈良県がスイス人フォレスターを招聘し研修を実施した。林業再生のヒントをスイスの林業から見出そうとする試みだ。そこに密着取材してみると、日本の林業に欠けている根本的な部分が浮かび上がったのである……。
- 2015/6/23(火) 15:09
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- 何かヘン。森林・林業白書が皆伐を推進する理由
- 林野庁は、皆伐推進に政策の舵を切ったようだ。その理由は「伐期が来たから」「若返りを図るため」。だが、その伐期(約50年)は、樹木としては若造だろう。それを無理やり伐って森を幼児化させる必要はあるのか。
- 2015/6/15(月) 12:12
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- ブームになった「遺産」に意義はあるか?
- 世界遺産に無形文化遺産、記憶遺産、農業遺産……なんだか最近は「遺産」ばやり。希少で貴重な存在を「ナントカ遺産」と認定することで注目を集め、保護保全を進めるはずが、今や認定商売に陥っていないか。
- 2015/6/8(月) 11:23
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- 知ってる? 森林環境税の使い道
- 自治体の独自課税である森林環境税を徴収するのは、現在34県。だが存在を知らないまま払っている人も多いだろう。しかも森林のための目的税なのに、使い道がよく理解できないものもある。もう少し眼を向けないか。
- 2015/5/25(月) 10:07
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- 森は投資対象にならないのだろうか ~アメリカの例から考える~
- 林業と言えば木を伐るシーンばかり頭に浮かぶ。しかし近年のアメリカでは、投資ファンドが育林ビジネスに参入している。長期的に見れば安定したよい投資対象だというのだ。その発想を日本にも応用できないだろうか。
- 2015/5/13(水) 12:11
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- 美味い国産ハチミツが食べたい!
- ミツバチが飛び出した。となると期待するのはハチミツだが、純正の国産ハチミツはなかなか手に入りにくい。今や養蜂業はハチミツを採るだけの仕事ではなくなっている。その代わりに彼らが手がける仕事というと……。
- 2015/4/22(水) 12:19
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- “森のノーベル賞”に日本人のセルロースナノファイバー研究が授賞!
- 森林や木材分野の画期的研究に与えられるマルクス・ヴァレンベリ賞を、日本人が初めて授賞した。テーマは、セルロースナノファイバーの効率的な生産技術。鉄より軽くて強いマテリアルが、世界を変えるかもしれない。
- 2015/4/6(月) 9:29
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- 栽培される山菜は、本当に“山菜”か?
- ほろ苦い山菜の味は、早春の楽しみだ。今やスーパーマーケットの店頭にも並ぶようになった。しかし、山菜と言えば野山に自生するもの。どこで、誰が収穫しているのかだろうか。実は山菜も栽培化が進んでいるのだ。
- 2015/3/28(土) 10:51
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- パッと散るサクラの原点が発見された?
- ソメイヨシノの原木らしき木が上野公園で見つかった。もし正しければ、全国のソメイヨシノはすべてここから広まったわけだ。それが桜前線や「パッと咲き、パッと散る」サクラのイメージを作り出したのかもしれない。
- 2015/3/17(火) 14:47
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- 「森のようちえん」の広がりと認証制度の可能性
- 「森のようちえん」をご存じだろうか。年少児童を森の中で自主的に遊ばせる活動だ。今や世界で大きな潮流になり、日本でも鳥取県で認証が始まる。新たな幼児教育、そして新たな森の利用法として注目れさている。
- 2015/3/10(火) 12:10
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- 水素は自動車よりバイオマス発電?
- 燃料電池車の登場で、水素社会の到来が期待されている。しかしエネルギー効率を考えると、水素は自動車より発電所に向いているように思う。また水素はバイオマスから生産してほしい。これぞ究極のバイオマス発電だ。
- 2015/3/2(月) 14:24
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- サルでもかかる花粉症の話
- そろそろ花粉症の季節。花粉症ではない私にはわからないが、苦しむ人は多い。ところで花粉症は人だけではなく、ニホンザルに加えてイヌやネコにもあるそうだ。大変だなあ。私は花粉症でないのでわからないけど。
- 2015/2/20(金) 11:13
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- 破綻確実!? バイオマス発電所の規模を見直せ
- スイスで見たバイオマス発電所で意外な光景を見た。夏は木質チップが燃料ではなかったのだ。では、何を燃やしている?……日本でも各地で大規模バイオマス発電所の建設が進むが、発想の転換が必要ではなかろうか。
- 2015/2/14(土) 11:23
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- 寒ウナギ食っている場合か? 絶滅危惧種を食べたがる日本人
- 最近「冬の土用の丑の日」に寒ウナギを食べようというキャンペーンが行われている。しかしニホンウナギは絶滅危惧種に指定されたばかり。なぜ需要拡大を目指すのか。生物多様性の維持に関心を示さない日本は異常だ。
- 2015/1/27(火) 12:14
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- ハンターが減ったから獣害が増えた? いえ反対です。
- 農山村で獣害が激増した理由にハンター数の激減が挙げられる。しかし実際には、この20年でハンターは減ったのに駆除数(シカ)は10倍以上に増えているのだ。そこから気づいたハンター養成の鍵を考えてみた。
- 2015/1/18(日) 14:26
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- 今年は国際土壌年。だから土壌のスゴさを知ろう!
- 原発事故で大地に降りそそいだ放射性物質の多くは、この3年で土壌に吸着されたという。それだけでなく地球温暖化や水源涵養機能、生物多様性などに土壌は大きな役割を担っている。それが今危機にあるというのだ。
- 2015/1/12(月) 21:34
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- カツオ節は毒物?EUが輸入を認めない理由
- 来年ミラノで開かれる「食」の万博に、日本はカツオ節を使えない。なぜなら毒物を含むから。えっ、と思うが、EUの規定ではそうなのである。欧州でカツオ節のダシは味わえないのか。それに対して日本の取る手は…。
- 2014/12/21(日) 14:19
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- 静かな侵略者……外来同種の雑草たち
- 一見、どこも違いはない。しかし、これまでと何かが違う……そんな雑草が増えている。気づかないうちに「外来同種」が侵入しているのだ。気がつけば、周りはみんな別物に入れ代わっていた……なんて状態になるかも。
- 2014/12/18(木) 13:29
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- 吉野杉の「おすぎ」を買った女……木材の値段は誤解だらけ!
- ある女性が個人で吉野杉の丸太を自腹で購入した。そして「おすぎ」と命名。一体どうするの? いくら支払ったの? 周囲の当惑をよそに爆走する彼女……を通して、誤解の多い木材価格について考えよう。
- 2014/12/11(木) 10:04