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- 社会関係資本のダークサイド指摘 強者と弱者の構造的課題に迫る―稲葉 陽二『ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する』松原 隆一郎による書評
- 原作を巧みにアレンジした幻想的な描画がまばゆい。古典がいまの時代に甦った―鯨庭『遠野物語』橋爪 大三郎による書評
- 静かな短編の中に広がるいくつもの問い、つつましい男が向き合う町の秘密 ―クレア・キーガン『ほんのささやかなこと』中島 京子による書評
- 時代や地域、宗教によって大きく異なる清潔観の比較文化史―福田 眞人『水と清潔――風呂、トイレ、水道の比較文化史』永江 朗による書評
- 爆破テロの現場には、この人がいる!―カーク・イェーガー『FBI爆発物科学捜査班:テロリストとの30年戦争』
- 死霊術、薬草学、恋愛成就から未来予報まで。古代人の日常には魔術があった―フィリップ・マティザック『古代ギリシア・ローマの魔術のある日常』
- なぜルーヴルだけが特別なのか? 美術館ブランドの形成と現代の課題を問う―藤原 貞朗『ルーヴル美術館 ブランディングの百年』
- ずっと人間と共に暮らしてきた見えない存在、バクテリアは美しい!―タル・ダニノ『[ヴィジュアル版]バクテリアの神秘の世界:人間と共存する細菌』
- 海に着目して徳川幕府の成立と維持を語った稀有な本―小川 雄『徳川海上権力論』磯田 道史による書評
- 戦後ソ連に抑留された樺太の民間人の過酷な運命を克明に描く渾身のノンフィクション―石村 博子『脱露 シベリア民間人抑留、凍土からの帰還』橋爪 大三郎による書評
- ハンセン病の詩人やその支援者たちとともに生きることとは―鶴見俊輔『内にある声と遠い声: 鶴見俊輔ハンセン病論集』
- OZU=小津の60年、発言の軌跡を縦走する!―小津安二郎『小津安二郎発言クロニクル 1903~1963』
- 会計報告書に残された古代人の病・老・死―鈴木 靖民『翻刻・影印 天平諸国正税帳』
- 気候変動時代の生存戦略! ソロモン諸島の知恵と人類学的思考が未来を照らす―橋爪 太作『大地と星々のあいだで 生き延びるための人類学的思考』永江 朗による書評
- 世界はすべて「校正」でできている―髙橋 秀実『ことばの番人』若島 正による書評
- 民主主義(デモクラシー)を「人間社会」の到達点として語る―菊谷 和宏『「社会」の底には何があるか 底の抜けた国で〈私〉を生きるために』本村 凌二による書評
- 偶然性と他者性が生む奇跡的瞬間―濱口竜介『他なる映画と 1』斎藤 環による書評
- 奈良時代にもあったインスタント食品? 平城京の僧侶たちの意外な食生活とは―『古代寺院の食を再現する: 西大寺では何を食べていたのか』山崎一昭による書評
- 台湾の現代小説。クラシックの名曲が随所に登場、音楽と人生が重なり合う立体的な物語―クオ・チャンシェン『ピアノを尋ねて』永江 朗による書評
- 睡眠制御のメカニズム、覚醒物質に注目 現代社会の難問解決に示唆を与える一冊―上田 泰己『脳は眠りで大進化する』中村 桂子による書評
- 韓国人が北朝鮮で働いた一年間、対話の積み重ねで生まれた理解の種―キム・ミンジュ『北朝鮮に出勤します―開城工業団地で働いた一年間』武田 砂鉄による書評
- 溢れる生情報に溺れないために。小泉悠による情報分析入門講義―小泉 悠『情報分析力』
- 内部留保が日本経済の不振を招くと指摘、故障個所を詳細に洗い出し改革を提案する快作―脇田 成『日本経済の故障箇所』松原 隆一郎による書評
- 【2023年ノーベル文学賞作家】生から死までを静かに鮮烈に捉える―ヨン・フォッセ『朝と夕』鴻巣 友季子による書評
- 新発見の日記解読 応挙の暮らしぶりや、制作状況を知る貴重な手掛かりに―川﨑 博『応挙の日記 天明八年~寛政二年―制作と画料の記録』磯田 道史による書評