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- 「限界分譲地」にまつわるリスクやトラブルに踏み込む―吉川 祐介『限界分譲地 繰り返される野放図な商法と開発秘話』松原 隆一郎による書評
- ローマ市民あるいは庶民が生活経験した「生きられた宗教」―イェルク・リュプケ『パンテオン: 新たな古代ローマ宗教史』本村 凌二による書評
- 科学主義の時代に、なぜイスラムはキリスト教より熱烈な信仰を保てるのか―中田 考『神論: 現代一神教神学序説』橋爪 大三郎による書評
- 大正十年代初頭の西洋認識の一端、臨場感にあふれた筆致で再現―和田 博文『漫画家が見た 百年前の西洋 ――近藤浩一路『異国膝栗毛』の洋行』張 競による書評
- 常に奪われる側の横に立ち、奪う側を問う視線は、読者にも注がれる―マシュー・デスモンド『家を失う人々 最貧困地区で生活した社会学者、1年余の記録』武田 砂鉄による書評
- 書けなさを腑分けすることで、人間の書く本性が炙りだされる怖い小説―森見 登美彦『シャーロック・ホームズの凱旋』鴻巣 友季子による書評
- 眠らない現代社会において、人はいかにして眠るのか?―近森 高明ほか『夜更かしの社会史: 安眠と不眠の日本近現代』
- 中国の人口の半数近くはいまも農村に住む。その見えにくい実態を描き出す―田原 史起『中国農村の現在「14億分の10億」のリアル』橋爪 大三郎による書評
- 百年の埃を払うと、みずみずしい果実のような詩の言葉が蘇ってくる―高柳 聡子『埃だらけのすももを売ればよい ロシア銀の時代の女性詩人たち』沼野 充義による書評
- 画期をなす創作として、二読三読を推奨したい―小島 信夫『私の作家評伝』堀江 敏幸による書評
- 漢方、蘭方、和方、医師たちの幕末維新を描いたノンフィクション―田中 聡『身の維新』永江 朗による書評
- まさしく聴診というのは、身体の「音」を聴くことに違いない―方波見 康雄『医療とは何か 〔音・科学そして他者性〕』村上 陽一郎による書評
- さりげない英文に潜む妙を知る―斎藤 兆史『名場面の英語で味わう イギリス小説の傑作: 英文読解力をみがく10講』鴻巣 友季子による書評
- なぜ西行がこれほど日本人の心の琴線にふれるのか―寺澤 行忠『西行:歌と旅と人生』磯田 道史による書評
- 大江の像を大胆に塗り替え、戦後日本の内実を見つめ直す―井上 隆史『大江健三郎論 怪物作家の「本当ノ事」』橋爪 大三郎による書評
- お人好しであることが、自分の可能性を広げる理由とは?―坂東眞理子『幸せな人生のつくり方――今だからできることを』
- 簡単に希望を口にして落ち着かせるのもまた暴力なのだ―林奕含『房思琪の初恋の楽園』武田 砂鉄による書評
- 心揺さぶられる「体温」がある書店―奈良 敏行『町の本屋という物語: 定有堂書店の43年』角田 光代による書評
- 「生まれ直し」の壮絶闘病記―岡﨑 乾二郎『頭のうえを何かが Ones Passed Over Head』養老 孟司による書評
- 空を見上げれば宇宙の始まりがわかるかも―シュテファン・リーバーマンほか『[フォトミュージアム]絶景の夜空と地球:景観遺産と天体撮影のドラマ』
- わずか100年の間に起きた急激な膨張と収縮、気鋭の研究者たちが描く―嶋﨑尚子、西城戸誠、長谷山隆博『芦別 炭鉱〈ヤマ〉とマチの社会史』永江 朗による書評
- 音楽家で批評家の最強コンビが放つ、波乱の2020年代を生きるための対話―菊地成孔『たのしむ知識 菊地成孔と大谷能生の雑な教養』
- 誇り高い海軍の水兵になりたい? それとも、海賊になって大金を稼ぎたい?―スティーブン・ターンブル『海賊の日常生活:船上生活、戦闘術、ロールモデルまでの実践非公式マニュアル』
- 地球生物のアミノ酸は光学異性体の左手型だけだが、試料には右手型と左手型が等量存在―橘 省吾『「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く』中村 桂子による書評
- 世界を舞台にしたリキュールが生まれるまでの歴史物語―レスリー・ジェイコブズ・ソルモンソン『リキュールの歴史』