東京生まれ。専門は憲法。博士(法学・論文・早稲田大学)。2000年より武蔵野美術大学で 表現者のための法学および憲法を担当。「表現の自由」を中心とした法ルール、 文化芸術に関連する法律分野、人格権、文化的衝突が民主過程や人権保障に影響を及ぼす「文化戦争」問題を研究対象にしている。著書に『文化戦争と憲法理論』(博士号取得論文・2006年)、『映画で学ぶ憲法』(編著・2014年)、『表現者のための憲法入門』(2015年)、『合格水準 教職のための憲法』(共著・2017年)、『「表現の自由」の明日へ』(2018年)。
記事一覧
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- 「靴磨きの少年」に見る日本の課題
- 『宮本から君へ』最高裁判決-「表現の自由」の意義を汲んで萎縮の暗雲を晴らした画期的判決
- ミイラの展示と人の尊厳
- 取材活動と性暴力――裁判報道と二次加害
- 性暴力を防ぐ責任と、職場職員の「表現の自由」―2022年5月30日の長崎地裁判決から考える
- 緊迫する国際情勢と「表現の自由」の価値ー《予測精度を競う表現》と《意志を伝える表現》の違い
- ミス・ユニバース日本代表「キモノ炎上」から考える、伝統文化の保護と《ハイブリッド表現の自由》
- 伊藤詩織さん中傷ツイート訴訟 勝訴判決に寄せて
- 「不自由展」と「公の施設」 何のための《安全》か――大阪の場合
- 「不自由展」 ‘批判の自由’を踏み外した妨害への対処は――東京の場合
- 組織委の週刊文春への「抗議」は法的に成り立つか――知財と報道の自由
- わきまえず向き合うべき「公共」――失言批判を超えて
- 「会長」の「失言辞任」で終わりにしてはならないこと
- 森会長発言に象徴される日本の問題と、IOCの「終了」回答の意味
- 「国旗損壊罪」はなぜ「表現の自由」の問題となるのか
- 憲法53条裁判を考える――「知る権利」と民主主義の質
- 日本学術会議任命拒否問題がもたらしている言論空間の歪み
- 首相辞任・後継報道と「知る権利」
- 大坂なおみ選手の言葉「これは人権の問題です」を憲法から考える
- SNS誹謗中傷問題をニュースメディアが自分事として考える理由
- ろくでなし子裁判・最高裁判決は何を裁いたのか ――刑事罰は真に必要なことに絞るべき
- SNS上の放任できない悪質言論と、放任できない議員立法――総務省の見解を聞いて
- ネット中傷への法規制、議論が本格化――「木村花さん問題」を受けた対応に求められる熟慮
- アーティストが《自由に発言すること》の社会的意味 ― 検察庁法改正問題が起こした市民意識の変容
- 芸能人・アーティストの「政治的表現の自由」――民主主義は誰のもの? 検察庁法改正問題から考える