北海道中央バス・ゆうばり号廃止後も存続!高速くりやま号
2024年9月末に北海道中央バス・高速ゆうばり号、及び高速ゆうばり号への回送を兼ねた岩見沢ー夕張線が廃止される事が決まりました。夕張市は本格運行中のデマンド交通改善で対応する方向です。
一方、高速ゆうばり号と共通区間が多い札幌ー栗山・高速くりやま号は2024年10月以降も存続しますが、赤字で国や関係自治体の補助を受けながら運行中。高速ゆうばり号廃止により高速くりやま号にも大きな影響が出る見込です。
そこで高速くりやま号でも利用者が多いと見込まれる早朝・栗山発に乗車してみました。
高速ゆうばり号と一部区間が共通!
高速くりやま号は、高速ゆうばり号・札幌ー栗山のうち、札幌中心部ー南幌町内と栗山町中心部の一部で共通の道路を走行します。ざっくりした表現なら、高速ゆうばり号の短縮路線・姉妹線といえるでしょう。
しかし栗山駅ー夕張を走らない以外でも異なる点があります。
1つ目は高速くりやま号は岩見沢市栗沢町を経由しますが、高速ゆうばり号は経由しません。
2つ目は高速くりやま号は江別東インター入口に停車しますが、高速ゆうばり号は停まりません。
北海道中央バスのホームページで高速ゆうばり号(外部リンク)と高速くりやま号(外部リンク)の紹介がありますが、南幌ビューローにあった紙の小さな2024年夏ダイヤ時刻表が最も分かりやすいので紹介します。
なお高速くりやま号は北海道内で高速ゆうばり号、特急ねむろ号と共に国や道、関係市町村の支援を受けながら運行中の地域間幹線系統(国土交通省・1頁・外部リンク)。つまり赤字の都市間バスです。
朝6時40分栗山駅発に乗車
筆者は栗山駅朝一6:40発に乗車する事にしました。しかし前泊出来ない事情があり、早朝車で札幌から移動せざるを得ません。そこで栗山町が公共交通利用者の利用を認めている(外部リンク)、栗山駅前カルチャープラザEkiの駐車場へ。
車を停めてから時間が少しとれたので、JR栗山駅発着の朝一列車を見ながら高速くりやま号を待ちました。
ちなみにJR栗山駅は6:20発糸井行き(追分・苫小牧方面)が6人乗車、6:27発岩見沢行きが30人(うち高校生28人)乗車し降車は両列車ともなしでした。なお北海道中央バス・岩見沢行、由仁・長沼行はJRより始発が後です。
朝6:40に23人の乗客を乗せ、栗山駅を発車しました。
当日の乗降人数を目測で数えています。
乗車時の様子にいきましょう。
くりやま号のみ走行・旧栗沢町で乗車
高速くりやま号は栗山駅を発車し、早速高速ゆうばり号と違うルートを走ります。
高速ゆうばり号は道道44号を進み、西2号バス停を経由しますが、高速くりやま号は岩見沢市栗沢町へ。
JR室蘭線と並走する国道234号を進みます。
JR室蘭線・栗丘駅が左手に見えてくると、
国道234号沿いにある栗丘バス停へ。当日は乗降なしで通過。
国道234号からJR栗沢駅前、旧栗沢町中心部に到着。ここで1人乗車しました。
岩見沢市栗沢町を経由し札幌と直接結ぶ路線は高速くりやま号だけ。しかし中央バスは高速くりやま号で岩見沢市に支援を要求していますが、利用が少ないため支援に難色(報道・外部リンク)。2024年10月以降、栗沢経由が変わるかにも注目です。
南幌町内で乗降
岩見沢市栗沢町を経由後、高速くりやま号は南幌町中心部へ。南幌町最初のダイナヒルズ前で3人乗車。
しかし南幌町の交通拠点・南幌ビューローでは乗降がありませんでした。当日南幌ビューロー発の臨時便があった可能性があります。
そして南幌町立病院前で3人下車。
高速くりやま号では江別東インター入口バス停でも乗降可能ですが、当日はなし。
江別東インターから道央自動車道へ。江別東インターから札幌インターまで約10分でした。
ほとんど札幌市中心部で下車!
高速くりやま号は高速野幌(江別市)で乗降、菊水元町7条とサッポロファクトリー(札幌市)では降車が可能ですが当日はなし。南幌町内の3人を除き、中心部での降車でした。
定刻より10分遅れて8:01、札幌駅前に到着。
栗山町、南幌町へのお出かけに高速くりやま号を利用してみませんか。
関連記事
2024年9月廃止!夕張市内は2人!北海道中央バス高速ゆうばり号
高速ゆうばり号と共に廃止!北海道中央バス・岩見沢ー夕張線に乗車
高速ゆうばり号廃止後の切り札!?北海道夕張市デマンド交通に乗車
平日岩内始発便は2台運行!北海道中央バス・高速いわない号に乗車
JR函館線(山線)のライバル!中央バス・高速ニセコ号(小樽→倶知安)に乗ってみた
2024年9月廃止!北海道中央バス神恵内線・神威岬→岩内ターミナルに乗ってみた
2025年3月廃止!北海道中央バス月形線(岩見沢ー月形)に乗ってみた