帯広駅前は南口にバス停！帯広特急ニュースター号に乗車

乗り物大好きライター・そらふね

1/1(水) 21:01

札幌ー帯広圏の公共交通機関では、JR北海道の特急おおぞら＆とかち、ポテトライナー(北海道中央バス・北都交通・JR北海道バス・十勝バス・拓殖バス)、そして帯広特急ニュースター号(北海道バス・外部リンク)との間で激しい競争が行われています。速いJRに対し、安さ、きめ細やかな停留所、ルート、本数で都市間高速バスが対抗。

筆者はポテトライナーと同じ都市間バスで健闘中の北海道バス・帯広特急ニュースター号に乗車し、札幌から帯広まで乗車してみました。

(乗車：2024年4月)

帯広特急ニュースター号とは

北海道内ニュースター号で唯一夜行便なし！

帯広特急ニュースター号は2019年10月29日から北海道バスが札幌ー帯広で運行する都市間バスです(外部リンク)。現在1日6往復しており、全便が札幌では市電すすきの前、大通バスセンター前、札幌駅前に、十勝側では芽室駅前から帯広営業所までの間にある停留所に停車。更に6往復のうち2往復は、清水町にある清水・御影に立寄ります。

全便始発から終点まで4時間以内で結ぶダイヤ。そのため北海道バスの都市間バス3路線(函館・釧路・北見)には夜行便がありますが、帯広特急ニュースター号には夜行便がありません。

札幌行最終便のみ国道36号沿いで降車可能

また帯広発札幌行最終便(帯広営業所17:05発)のみ、道央自動車道・北広島インターで下り、国道36号を経由して札幌市清田区、豊平区にあるバス停で降車可能。

なお函館特急ニュースター号、釧路特急ニュースター号で夕方に函館・釧路を発車し夜に到着する便でも同様です。

他の11便は全便、札幌都心ー芽室・帯広(2往復は清水も)を直接結ぶ便です。

市電すすきの前より乗車

車内の紹介

筆者は札幌発朝一便・8:54市電すすきの前発に乗車。バスは発車約10分前に停留所に到着しました。

今回はトイレが後方左側にある車両。

ニュースター号にある利用者にうれしい設備の一つがスマホ等への充電コンセントでしょう。

帯広特急ニュースター号には夜行便がありませんが、夜行便には必須の読書灯がありました。

当日は走行中に車内トイレを使う乗客はいませんでしたが、長距離バスには欠かせない設備でしょう。

市電すすきの前を定刻の8:54に発車しました。

札幌北ICから札樽道→道央道→道東道へ

バスは国道36号を東に進んで左折し北上。

大通で左折した後、大通バスセンター前に8:58に到着し乗車扱いします。大通バスセンターにある待合室・案内/発売所はニュースター号ではなく北都交通・宗谷バスの都市間バス利用者向けですので注意しましょう。

バスは朝ラッシュが終わった9:04に発車しました。

西3丁目通りで右折し、札幌時計台の前を通ります。

2024年9月16日よりニュースター号札幌駅前の乗車バス停は北3西3に変更されています。乗車当日は変更前でした。

札幌駅前乗車バス停に9:10到着、9:15に発車。

札幌駅南口を右折後、創成川通(国道5号)を北上します。北海道バスのニュースター号のうち、帯広特急ニュースター号だけでなく、函館特急ニュースター号、釧路特急ニュースター号では札幌発昼行便は全てこのルート。大谷地バスターミナルには行きません。

一方北上する北見特急ニュースター号のみ北3条通・札幌インター経由です。

バスは札幌新道を右折し、札幌北インターから札樽自動車道へ。続いて札幌南インターを通過し道央自動車道を走行します。

千歳恵庭ジャンクションから道東自動車道に入ります。函館特急ニュースター号はこのまま直進しますが、ここまで札幌発の釧路特急ニュースター号と帯広特急ニュースター号は同じルートです。

占冠パーキングエリアで休憩

11:03に占冠パーキングエリアに立寄って休憩します。なお釧路特急ニュースター号昼行便もこちらで休憩。

ほとんどの乗客がトイレへ。

帯広特急ニュースター号とほとんど同じ時間帯に走る札幌駅前9:00発帯広行・ポテトライナーも休憩のため停車。バスの車体の色を確認し、間違えないよう注意する必要があります。運転手が念入りに発車前に乗客確認していました。

11:18に休憩を終えて発車します。

芽室駅前から終点までの停留所に注意！

帯広特急ニュースター号は十勝地方の清水町、芽室町、帯広市内のバス停に停車します。
ライバル・ポテトライナーと同じ場所のバス停もありますが、全く異なるバス停もあるので、旅行者は十分注意しましょう。

2往復は十勝清水インターから清水バス停へ

バスは十勝清水インターで下りずに進みます。帯広特急ニュースター号6往復のうち、2往復は十勝清水インター利用。2往復は清水、御影での乗降が可能です。

清水・御影の停留所位置はポテトライナー(芽室経由)と同じなので迷いにくいでしょう。清水は国道274号沿・清水町役場前、御影は国道38号沿いです。

スターライト釧路号が休憩する十勝平原サービスエリアは通過します。

次の芽室インターまで道東自動車道を進んでいきます。

芽室駅前に全便停車

芽室町北部にある芽室インターで下り、芽室町中心部へ南下。

道道54号を進み、国道38号には入りません。

12:13に芽室駅前バス停手前で、札幌行・帯広特急ニュースター号とすれ違ってすぐに、

芽室駅手前で左折。降車なく駅前のバス停には入りませんでした。

ライバルのポテトライナーは芽室駅前には停車しません。

国道38号・JR根室本線の南側に停車

バスは道道715号→白樺通を東へ進み、芽室町から帯広市に入ります。

帯広市内最初の停留所はJR西帯広駅南側にある帯広三条高校前。

なおポテトライナーは帯広三条高校前には停車しません。

次がJR柏林台駅南側にあるニトリ帯広店前ですが、当日は降車がなく通過しました。

なおポテトライナーは直行便のみ、ニトリ帯広店前と同じ場所の柏林台南町2丁目に停車します。

なおポテトライナー直行便が停車する競馬場前に帯広特急ニュースター号は止まりません、

帯広駅前は南口に停車

ニトリ帯広店前の次が帯広駅前(とかちプラザ前)。帯広特急ニュースター号の帯広駅前バス停は、帯広駅「南口」です！帯広駅前バス停での注意点は、

帯広市中心部のバス拠点！帯広駅前バスターミナル「おびくる」

を参照願います。最後に帯広特急ニュースター号が停車する南口を解説しました。

筆者が乗車したバスは12:38とほぼ定刻に帯広駅南口に到着。

最後に帯広駅前から先、ポテトライナーが一切運行しない帯広市南部のバス停を紹介します。

帯広駅南側を進んで帯広営業所へ！

帯広駅から終点・帯広営業所までは大型店近くにバス停が設置されています。

帯広駅南口の次がイオン帯広店前。当日は降車がなく通過。

次はイトーヨーカドー帯広店前。
乗車時にイトーヨーカドー帯広店は営業していましたが、2024年6月30日に閉店しています。同じ場所にある十勝バス「イトーヨーカドー入口」バス停は「ニッテンスズランプラザ入口」と名前が変更されました。
一方北海道バスの停留所名は変更されていませんが、北海道バスのHPには(フレスポ・ニッテン)と追記(外部リンク)されています。付近は帯広市南部にある郊外型店舗が集まるエリアで、当日は降車がなく通過。