Yahoo!ニュース

【1回やってみて】炊飯器に入れるだけ!お米「甘みアップ」ひと工夫

こんにちは、料理家のふらおです。

今回は安売りのお米や古くなったお米も美味しく炊飯できるひと工夫をご紹介します。冷凍庫にあるアレを使うことでお米の甘みを引き出します。

炊飯器に入れるのは…

お米の甘みを引き出すために炊飯器に入れるのは「氷」です。

  1. 洗米したお米に合数と同じ数だけ氷を乗せる
  2. 合数のメモリまで水を入れる
  3. 通常炊飯

例えば3合炊く場合は、氷を3つ乗せ、水を3合のメモリまで入れるということです。

これで、お米の甘みより引き出すことが可能になります。

なぜ氷をいれるの?

では、なぜ氷を入れると、お米の甘みがより引き出せるのか。その答えは「デンプンが糖分になる温度」によるものです。

炊飯する際は炊飯釜内の水を沸騰させることになります。この温度が100度。一方でお米のデンプンが糖分になる温度は80度といわれます。この80度に達するまでの時間が短いとデンプンが糖分に分解されにくく、ご飯の甘みが出にくくなるという仕組みです。

デンプンが糖分になる温度(80度)がポイント
デンプンが糖分になる温度(80度)がポイント

そこで「氷」の出番。炊飯釜内の水を冷やし、お米が80度に達するまでの時間を長くすることで、デンプンがしっかりと糖分に分解され、甘みを感じやすい状態に炊き上げることができるというわけです。

特に夏場は、常温の水で炊くと短時間で80度に達してしまうため、デンプンの分解時間が短くなりがち。意識して氷を入れてみると、より甘みを感じやすくなるかもしれません。

まとめ

  • お米の甘みを引き出すには、合数と同じ数の「氷」を入れて通常炊飯が◎
  • デンプンが糖分に分解される80度に達するまでの時間を長くすることで、甘みを引き出す

実家で米農家をしている知人に聞いたテクです。ぜひ一度お試しいただければと思います。

「参考になった!」「一度やってみよう」と思っていただけたら、ぜひ記事下などにある「ハートマーク」を押して応援いただけると嬉しいです。

こちらの記事もよく読まれているので、良ければぜひ。

もやし「野菜室NG?」実は間違った保存場所

もやし「洗う・洗わない」どっちが正解?

玉ねぎ「水にさらさないで」辛味とる方法

ハラミってどこの部位?赤身肉ではなくて…

ホットケーキ「ふわふわ」にならない理由

卵の白いヒモ「食べちゃダメって本当?」

ヨーグルト「冷たいまま」食べていいのか

「パスタは茹でるな」光熱水費の節約テク3選

ブロッコリー「茹でると損」2つの理由

青いバナナ「秒で甘く」する方法

うどん・そば「どっちが体にいい?」

ケチャップ保存「上向き・下向き」正解は?

29歳で脱サラし料理家になった1児の父|フーディストノートアンバサダー|食生活アドバイザー|手軽で美味しい爆速レシピ|Zip!(日テレ)、SmartNews、macaroniほか|レシピや料理に関する豆知識を毎日1〜2記事 投稿|X(Twitter)でレシピを毎日発信|フォローすると、毎日の料理を「時短化」できるうえ、知ってうれしい「キッチン周りの雑学」が自然と身につきます|目標はレシピ本出版

脱サラ料理家ふらおの最近の記事