【卵の白いヒモ】取った方がいい?食べていい?今さら聞けない食材の話
こんにちは、料理家ふらおです。
「卵黄にくっついている『白いヒモ』みたいなのって食べていいの?」
「何となく取り除いてるけど、そもそもあのヒモって何だろう…」
今回はこんな疑問をスッキリと解決したいと思います。取り除くべきか、食べてよいのか。ぜひご確認ください。
白いヒモの正体は…
まず気になる「白いヒモ」の名前は何なのか?
実は「カラザ」といいます。いったい何のためにあるのでしょうか。JA全農たまご公式サイトでは次のとおり説明されています。
卵黄を守る大切なものだったのですね。では、名前と役割は理解できたところで、続いて気になるのが…
取った方がいい?食べていい?
見た目の違和感から取り除く方も多いかもしれませんが、カラザは食べてOKです。というよりむしろ「ぜひ食べてほしい」とさえ言えます。
その理由は貴重な栄養素「シアル酸」が含まれているためです。シアル酸は免疫力の向上、美肌、育毛促進など非常に嬉しい効果がある栄養素で、卵白にも卵黄にも含まれずカラザにのみ含まれます。
ほかにシアル酸が含まれる食材としては「ツバメの巣」が挙げられますが、こちらを日常的に食べる方は少ないと思います。このため、シアル酸を手軽に摂れる食品としてカラザはとても貴重というわけです。
取り除いた方がいい場合もある?
カラザは卵白や卵黄と混ざりにくいという特徴があります。このため、茶碗蒸しやプリンを作る時など、食感や見た目を気にする場合はあえて取り除く方もいらっしゃるかと思います。
取り除く際は、卵黄と接している部分をお箸でつまみ上げるようにすると、上手く取ることができますよ。
まとめ
- 卵の白いヒモの正体は「カラザ」。食べてOK!
- 免疫UP&美肌効果の「シアル酸」を含む!
- 食感や見た目を気にする場合は取ることも!
次回、卵を使用する際は、この内容を参考にしていただければ幸いです。
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