【栄養捨ててます】玉ねぎ「水につけないで」辛み取る方法。今さら聞けない食材の話
こんにちは、料理家ふらおです。
「辛味を取るために玉ねぎを水にさらす」
世に出回る多くのレシピで、当然のように使われるこの調理法ですが、実は数多くの栄養素を捨ててしまっているんです…。
そこで今回は。水にさらさず玉ねぎの辛味を抑える方法をご紹介します。「血液サラサラ」「疲労回復」「生活習慣病の予防」などを意識している方は必ずチェックしてくださいね。
水にさらすと栄養素が逃げる理由
玉ねぎには多くの栄養素が含まれていますが、そのうち「ビタミンB群」「カリウム」「アリシン」などは水溶性の栄養素、つまり水に溶け出す特徴を持っています。
このため、スライスした玉ねぎを水にさらすと、貴重な栄養素が水に溶け出し、結果的に捨ててしまうことになるのです。
特に「アリシン」は、血液が固まりやすくなることを防ぎ血栓などを予防する効果、ビタミンB1と結びつくことで疲労回復の効果、血中コレステロールの上昇を抑え生活習慣病を予防する効果などが期待できるといわれています。
栄養素の流出を抑えるテク
では、こうした貴重な栄養素の流出を抑えつつ、辛味を取るにはどうすればよいのでしょうか。
その答えは「空気にさらす」というものです。
玉ねぎの辛味成分は揮発性、つまり常温で蒸発する特徴があります。このため、水にさらさなくても空気にさらせば辛味が取れるのです。
- 空気に触れる面が多くなるようなるべく薄く切る
- 切った玉ねぎを重ならないように広げる
- 空気にさらす時間は15分をめやすに
水にさらす場合の一般的な時間よりも、空気にさらす方が長い時間がかかることはご注意ください。時間に余裕がある時は「空気」に、余裕がない時は「水」にさらす、というように使い分けるのもありかもしれません。
まとめ
- 玉ねぎは水よりも「空気」にさらせば、栄養素の流出を抑えながら辛味を取れる
- 特に水溶性の栄養素「アリシン」は疲労回復、生活習慣病予防の効果あり!無駄なく摂りたい
玉ねぎを調理する際は、ぜひ今回の内容を参考にしていただければ幸いです。
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