「ゆで卵を切ったら中が黒っぽい!」←「腐ってる?食べていいの?」栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん、『ゆで卵』はお好きですか?
私は手軽に作れてたんぱく質も摂れるので毎日欠かさず食べるようにしています。
皆さんもゆで卵を家で作る機会が多いと思いますが、切ってみたら黄身が上の写真のように黒っぽく変色していた…という経験はありませんか?
傷んでいる卵なのか不安になる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は栄養士が「黒く変色したゆで卵は食べられる?」を詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧くださいね。
今回の目次
1 卵の栄養
2 選び方・保存方法
3 黒く変色したゆで卵は食べられる?
4 ゆで卵の変色を防ぐ方法
5 最後に
1.卵の栄養
卵は本来ヒヨコの命を育むものなので、良質な栄養がたっぷりと含まれています。
卵には必須アミノ酸が全て含まれ、他のたんぱく質源となる食品と比較してもビタミンとミネラルの含有量は優秀です。
2.選び方・保存方法
【選び方】
賞味期限とは別に産卵日が記載されていて、なるべく日が経っていないもの
【保存方法】
・10度以下で冷蔵保存する。
・ドアポケットではなく、卵の温度があまり変わらない場所で保存する。
・卵が直接ほかの食材に触れないようにパッケージごと保存する。
3.黒く変色したゆで卵は食べられる?
お待たせしました!『黒く変色したゆで卵は食べられる?』を詳しく解説していきます。
結論…体に害はないので食べることができます!
ゆで卵が黒く変色してしまう原因はゆですぎです。
卵は加熱によって卵白の硫黄と卵黄中の鉄が反応して硫化鉄を形成し、黒いシミのようなものを発生させることがあります。
これを「硫化黒変現象」と呼びますが、体に害があるものではないので食べても問題ありません。
硫化黒変反応は、加熱温度が高く、加熱時間が長いほど起きやすいため、防ぎたい場合は(4)のゆで卵の変色を防ぐ方法をご覧ください。
4.ゆで卵の変色を防ぐ方法
①加熱しすぎないようにする
→茹で時間は沸騰したお湯で12~13分程度を目安にましょう!
②加熱後の卵はすぐに冷水に入れる
→卵の中の圧力を下げることで変色の原因である硫化鉄ができにくくなります。
③古い卵を使用しない
→一般的に古い卵の方が新しい卵に比べて黒く変色しやすいとされているので避けましょう!
5.最後に
いかがだったでしょうか?
ゆで卵が黒く変色する原因は「ゆですぎ」なので、ゆで過ぎないように注意しましょう!
ゆで卵を作る際は参考にしてみてくださいね!
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