「ニラは写真のように切らないで下さい!!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
日本では、古くから薬効のある野菜として食べられてきた「ニラ」
「古事記」や「万葉集」などにも登場する歴史ある野菜です。
ニラは包丁で切って使うことが多い野菜ですが、実は上の写真のように切るのはNGなんです。
今回は栄養士がその理由を詳しく解説していくので最後までご覧くださいね!
今回の目次
1 ニラの栄養について
2 選び方・保存方法
3 ニラを写真のように切るのがNGな理由
4 最後に
1.ニラの栄養について
ニラの独特な香り成分アリシンには、疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を助ける作用があります。なので、ビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒にとることでより高い効果が期待できます。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・葉色が鮮やかで葉先までピンとしているもの
・葉が肉厚でハリがあるもの
・香りが強いもの
【保存方法】
濡らしたキッチンペーパーに包み、ラップをして冷蔵庫の野菜室に立てて保存する。
傷みやすいので2~3日で食べきるようにしましょう。
3.ニラを写真のように切るのがNGな理由
お待たせしました!「ニラを写真のように切るのがNGな理由」を詳しく解説します。
その理由は、ニラは部位によって栄養が変わる野菜なので写真のように全ての部位をざく切りにしてしまうと栄養を上手く摂りにくいから
ニラに含まれるアリシンは抗酸化作用を持ち、抗がん作用も期待される香り成分です。アリシンは根元~中間部分に豊富に含まれ、細かく刻むと活性化する性質があるので根元~中間部分はみじん切りにしましょう!
一方、葉先部分にはβ-カロテンやビタミンCなどのビタミン類が豊富に含まれています。
アリシンと比べてビタミン類は細かく刻んでしまうと流出しやすい特徴があるので葉先は大きめのざく切りにしましょう!
【ニラの正しい切り方】
みじん切りにしたニラは餃子に、ざく切りにしたニラはスープにするなど、料理によって使い分けるのがおすすめです。
4.最後に
いかがだったでしょうか。
ニラはアリシンが豊富な根元部分~中間部分をみじん切りに、ビタミン類が豊富な葉先はざく切りにすることで栄養を上手に摂ることができます。
ニラを切る際は参考にしてみてくださいね。
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