茨城県常総市(旧水海道市)生まれ 物流分野を専門に取材・執筆・講演などを行う。会員制情報誌『M Report』を1997年から毎月発行。物流業界向け各種媒体(新聞・雑誌・Web)に連載し、著書も多数。日本物流学会会員。
記事一覧
- 燃料高騰の中で価格転嫁に苦しむ運送事業者 業界団体は対策本部、国交省も相談窓口を設置
ガソリン価格が高騰している。トラックの燃料は軽油だが、同じく高値で推移していて運送事業者の経営を圧迫している。契約時の軽油価格と現在の値段との差額を請求・収受する燃料サーチャージの導入が急がれる。
- コロナで拡大が加速するネット通販市場 同時にコロナが配送ドライバーを生み出しているが…
伸び続けるネット通販をコロナ禍が加速した。一方、コロナ禍で大きな影響を受けた人の中には、宅配を下請けする貨物軽自動車の自営業者になる人も多い。だがネット通販の仕事なら必ずしも将来性があるとは限らない。
- トラック自動運転レベル4相当で実証実験開始 工場などの場内搬送で早期実用化目指す
トラックによる自動運転の実証実験はバスに比べて遅れている。そのような中で物流センターの敷地内における自動運転レベル4の実証実験がスタートした。早期の実用化を実現し無人フォークとの組合せも計画している。
- コロナや災害による物流混乱は一過性 大きな課題は持続可能な物流への構造的転換
コロナ禍や災害などで商品供給が混乱する。だが、それは一過性のもの。より深刻なのは構造的な問題だ。トラックドライバーの労働条件を改善して持続可能な物流システムを構築しないと、安定的な供給が難しくなる。
- トラックドライバーへの「コロハラ」の実態 消毒スプレーをかけられるケースも
コロナ下で感染防止に努めながら働いているトラックドライバーはエッセンシャルワーカーといわれる。だが、感染リスクが高い職業という理由で理不尽な扱いをされるケースが未だにある。コロナハラスメントだ。
- 天候不順や原油値上がりで野菜価格上昇 今後の懸念は青果物長距離輸送の安定確保
天候や自然災害で価格が左右される青果物。原油高騰でもハウス野菜は値上がりする。遠隔地から大都市に運ばれる野菜の大部分はトラックによる長距離輸送だが、運転者の長時間労働など今後の安定供給が懸念される。
- 「巣ごもり需要」の恩恵を受けた宅配便 EC市場拡大の中で大手3社に戦略の違いも
2020年度の宅配便取扱個数(国交省)と電子商取引市場規模(経産省)が発表された。2つの資料を比較・分析すると、ラストマイルの担い手の多様化や宅配便大手3社の戦略の違いなどが見えてくる。
- アートCOがヤマトHCを連結子会社化 市場縮小と働き方改革で事業構造を再構築
アートコーポレーションが来年1月にヤマトホームコンビニエンスを連結子会社化する。引越市場縮小の進行と働き方改革の推進という環境変化の中で、引越業界は半世紀続いた事業構造の再構築期に入ってきた。
- 八街市の飲酒運転事故 安全管理放棄の自称「運送会社」でトラック全体に批判の目が
飲酒運転の車が下校途中の小学生の列に突っ込み2人が死亡、3人が大けが負う悲惨な事故が起きた。飲酒運転を放任していたのは自家用トラックの会社だが、営業用トラックの会社にも嫌がらせの無言電話などが…。
- 飲食宅配自転車の事故防止へ 道路整備・運営会社責任・交通ルール徹底・譲り合い
急増するフードデリバリー。それに伴って自転車の交通ルール無視も増えてきた。危険を感じる歩行者も多いが、事故回避に神経を使うトラックドライバーも少なくない。事故防止のためには社会的にどのようにすべきか。
- ネット通販を支える物流 コロナ禍の物流不動産・物流センター・ラストマイルの動向
急増するネット通販を支えているのがEC物流。マルチテナント型物流不動産の供給、センター内のフルフィルメントサービスと巣ごもり需要、ラストマイルのプレイヤーなど、コロナ禍におけるEC物流の動向をみる。
- リモートワーク増加で事務所スペース縮小 首都圏でトランクルームの法人需要が増加
コロナ禍で在宅勤務が増えている。それに伴い事務所スペースの縮小などから、首都圏ではトランクルームへの法人需要が増えている。一方、テナントがいなくなったフロアーでレンタル収納サービスをはじめるオーナーも
- アマゾンを追う楽天・郵政とヤフー・ヤマト EC物流は三つ巴の新たな競争に突入
日本郵政と楽天の資本・業務提携で物流はどうなる。ヤフーとヤマト運輸も物流でアライアンス。EC物流では単独で先行するアマゾン。ネット通販に不可欠な物流を巡るネット通販大手3社の競争は新段階に突入した。
- 3月中旬から4月上旬は引っ越し繁忙期 トラブルを防ぐ賢い引っ越しのためのポイント
春は引っ越しシーズン。今年は「引越難民」が減少すると予想されるが、それでも3月と4月の2カ月間に年間の約4分の1が集中する。引っ越しは新生活のスタート。トラブルなく気持ちよく引っ越ししたいものだ。
- トラックに貼ってある「G」のシールはなに? 「G」マークトラックが営業用トラックの50%を超えた
「G」のシールが張ってあるトラックを見たことがあるだろうか。これは安全性優良事業所に所属するトラックだ。このGマークトラックが営業用トラックの50%を超えた。ところで、Gマークとはなに?
- 年末にかけてネット通販購入品など宅配荷物が増加 「置き配」利用で盗難に遭わないためには
年末には宅配荷物が急増する。不在時や在宅時でも非対面で受け取れる「置き配」は便利だが様々なトラブルも多い。とくに荷物の盗難に遭わないためにはどうするか。「置き配」以外も含めて「購買コスト」を考える。
- 宅配市場はラストマイルの担い手が多様化 宅配便は19年度+0.7%でネット通販の伸び率に及ばず
19年度の宅配便(トラック)の取扱個数は+0.7%だった。まだコロナの影響は少ないが、それにしても伸び率が低い。一方、19年度のネット通販市場(物販系分野)は+8.1%である。この差の理由は?
- コンビニの24時間営業見直しは必至 時短営業にはディリー商品の深夜~早朝納品と朝の棚入れが課題
公取委が発表したコンビニの実態調査報告書によると、約77%の店舗が深夜帯は赤字で、一部の黒字店を除くと24時間営業の見直しが必至である。そこで時短営業に移行するための物流上の課題をみた。
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