
石田雅彦
フリーランスライター、編集者
北海道生まれ、医科学修士(MMSc)、横浜市立大学・共同研究員。近代映画社を経て独立、醍醐味エンタープライズ(編プロ)代表。ネットメディア編集長、紙媒体の商業誌編集長などの経験あり。自然科学から社会科学まで多様な著述活動を行う。法政大学経済学部卒、横浜市立大学大学院医学研究科修了、同博士課程在学中(2018年〜)。日本科学技術ジャーナリスト会議(JASTJ)会員。著書に『恐竜大接近』(集英社、監修:小畠郁生)、『遺伝子・ゲノム最前線』(扶桑社、監修:和田昭允)、『ロボット・テクノロジーよ、日本を救え』(ポプラ社)、『季節の実用語』(アカシック)、『おんな城主 井伊直虎』(アスペクト)など。
記事一覧
1~25/313件
年月で絞り込む
-
- 無呼吸潜水は人類の「脾臓」を増大させる
- 獲得形質は遺伝しないというドグマは基本的には正しいが部分的に否定されつつある。最近、無呼吸潜水で驚異的な能力を発揮する海洋民族に共通の身体的な特徴と遺伝子があるという論文が出た。
- 4/22(日) 12:10
-
- スペインの失敗から「東京都の受動喫煙防止条例案」を見る
- 東京都受動喫煙防止条例案は「人に着目した」独自ルールだ。これはスペインで実施された受動喫煙対策の失敗を教訓にして練られた案と考えられるが、面積で分ける分煙規制では受動喫煙を防げないことはわかっている。
- 4/21(土) 7:00
-
- なぜ人類は「眉毛」を残したのか
- 平安貴族は眉毛を抜いて白粉を塗り、わざわざ新たな眉毛を描いた。最近、眉毛に関する人類学的な論文も出たが、なぜ我々人類には眉毛があるのだろうか。人類に特有の眉毛について考える。
- 4/20(金) 11:32
-
- なぜ「高層階」のコンサルには要注意なのか
- 高い場所にいる人間はポジティブだがリスクをとりがちということになるという研究が出た。上層階に事務所を構えるコンサルタントの楽観的な言葉には、少し気をつけて耳を傾けなければならないのかもしれない。
- 4/17(火) 10:57
-
- 日本へ「タバコ・バスターズ」の架け橋が~民間レベルの反タバコ国際連携
- グローバルブリッジは禁煙サポート研究とタバコ規制の政策提言を目的にした医療関係者や研究者による国際連携組織だ。今回、日本対がん協会と共同パートナーシップを結び初めて日本との間に橋が架かることになった。
- 4/17(火) 1:23
-
- タイタニック号沈没と「女性と子ども優先」の議論
- 今日は、1912年にタイタニック号が沈没した日でもある。沈没に際し、船長が「女性と子ども優先」と命じたことで女性の生存率74%、子どもの生存率52%だったのに対し、男性の生存率は20%となった。
- 4/15(日) 9:25
-
- 歯が抜けると「肺炎死」のリスクが上がる
- 高齢になっても自分の歯が全て残っている人はほとんどいない。口の中のケアと肺炎には関係があることが知られ、残っている歯の数で肺炎死のリスクがわかるかもしれないという研究論文が出た。
- 4/14(土) 12:00
-
- 新たに「サツマイモ」の謎がわかったかも
- 南米原産のサツマイモは西洋人の新大陸到達後、世界へ拡がったとされていた。日本へもヨーロッパから中国経由でもたらされたなどとされるが、実はサツマイモは人間の手で広められたのではないという論文が出た。
- 4/13(金) 12:55
-
- 「タバコと貧困」は手をつないでやって来る
- 先進諸国の喫煙率は総じて下がり続けている。一方、タバコ産業は市場開拓を中低所得国へシフトし、これらの国々の喫煙率が問題になりつつある。最近これに関し、国際的な取り組みが必要という論文が出た。
- 4/12(木) 15:55
-
- なぜ「夏の夜」に心筋梗塞が増えるのか
- 心筋梗塞(心臓麻痺、心臓発作とも)は心血管疾患の中の虚血性心疾患の一つだが、最近、この心筋梗塞が夏の夜に起きやすいという研究結果が出た。
- 4/11(水) 13:48
-
- 「パスタ」を食べても太らないのは本当か
- パスタは「ダイエットの大敵」といわれてきたが、パスタを食べても太らない、という論文が話題だ。これまでパスタはダイエット派によって攻撃されてきたが、パスタを食べても太らないというのは本当なのだろうか。
- 4/9(月) 16:02
-
- 「起床後すぐタバコ」で跳ね上がる慢性閉塞性肺疾患リスク
- 目覚めてから最初1本目のタバコに手を伸ばす時間が短いほどニコチン依存度は高い。目覚めの1本を早く吸う喫煙者ほど慢性閉塞性肺疾患(COPD)のリスクが高くなるという研究論文もいくつか出されている。
- 4/9(月) 7:00
-
- エイリアンと呼ばれた「少女のミイラ」は誰のものか
- 「エイリアン」と話題になっていた遺体が最近、深刻な遺伝子異常を起こした「人類」の少女だったことが明らかになった。だが、この遺体は違法にチリ国外へ運び出され、金銭で売買されたことが議論になっている。
- 4/8(日) 12:22
-
- 恐竜って「アク抜き」知ってたら絶滅しなかったかも
- 恐竜絶滅の理由にはいくつか仮説があるが議論に決着がつかないのは、隕石衝突だけではつじつまが合わないからだ。最近、被子植物の毒気に当てられて弱っていた恐竜に隕石が最期のとどめを刺したという仮説が出た。
- 4/7(土) 7:00
-
- 洞穴の「眼を失ったサカナ」は糖尿病を治せるか
- 洞穴に生息する生物を洞穴生物というが、その多くは体色が薄かったり視覚を失うなどする。洞穴生物は地上の生物と違う生理機能を持つことが知られているが、洞穴のサカナから糖尿病に関する遺伝的変化が発見された。
- 4/6(金) 16:41
-
- なぜ喫煙者は「不健康な食事」が好きなのか
- 喫煙者は高エネルギー食でなければ満足できず、食物繊維などの少ない質の悪い食事をしがちという論文が出た。喫煙者の嗅覚は鈍く唾液の量も経るが、ただでさえ不健康な生活習慣をより一層悪くしている可能性がある。
- 4/4(水) 12:43
-
- 耳の骨「ラビリンス」からひもとく人類の足跡
- アフリカ起源の人類がその後どうやって世界中へ拡がっていったのかは、依然として謎の部分が多い。ミトコンドリアDNAなどから探る方法などがあったが、内耳の骨から人類の足跡を探ろうとする研究が発表された。
- 4/4(水) 9:53
-
- 想像以上に巨大だった太平洋上の「ゴミ大陸」とは
- 海洋へ放棄され、流れ出たゴミの多くは、ペットボトルや漁具などのプラスチック片や化学物質に変化した微粒子だ。最新の調査から北太平洋上にゴミが集まった「ゴミ大陸」が予想外の大きさだということがわかった。
- 4/3(火) 9:39
-
- 時差ボケ「フクロウ型」学生に成績悪化の危険が
- サーカディアン・リズムが次第にズレると、生理的なリズムに影響が出るなどし、様々な影響を及ぼすことになる。フクロウのような夜更かし型の学生の学業成績が落ちる、という研究も多く出されるようになってきた。
- 4/3(火) 7:01
-
- ウサギの胎児は「サカナ」ではない
- 今年2018年のイースター(Easter、復活祭)は4月1日だ。イースターはキリスト教で最も重要な祭日とされ、十字架にかけられて死んだキリストが3日目に復活したことにちなむ。
- 4/1(日) 7:00
-
- 「杉玉」とは何か
- 造り酒屋や小じゃれた居酒屋の軒先に「杉玉(すぎだま)」がブラ下がっているのを見かけるが、あれは新酒が仕込まれたことを示す印らしい。最近、回転寿司のチェーンが同じ名前の店舗を密かに出して話題になった。
- 3/31(土) 7:01
-
- 拡がる「タバコ害」の意識~生駒市45分ルールとモスバーガー禁煙化
- 奈良県生駒市が職員に対し、喫煙後45分は市庁舎のエレベーターの使用禁止を打ち出して話題になっている。一方、チェーン店の約半分で分煙エリアを設けていたモスバーガーが全面禁煙化へ進む。
- 3/30(金) 12:41
-
- 愛知県で報告された「エキノコックス症」とは
- エキノコックス症は、エキノコックスという寄生虫によって引き起こされる人獣共通感染症だ。2018年3月28日、愛知県の保健当局は県内で4例のエキノコックス症の届出があったことを発表した
- 3/29(木) 17:51
-
- なぜもっと「大型肉食獣」が必要なのか
- 我々を取り巻く生態系のバランスは、俯瞰すれば大型の肉食獣を頂点としたピラミッド型をしている。研究者は世界中でこれらの生物が少なくなり、それは結果的に人間の害になっていると警告する。
- 3/29(木) 12:27
-
- 初めて観察された「シャチ」の子殺し
- シャチの群は基本的にメス(母親)を中心にした母系集団を形成し、集団の絆は強く互いに助け合うことが知られている。そんな家族集団のシャチで、初めて子どもを殺す行動が観察された。
- 3/27(火) 14:16