「さつま芋の黒い塊」→「食べてもいいの?ダメなの? 」栄養士が詳しく解説
こんばんは!栄養士食堂です。
突然ですが、上の写真にある「さつまいもの黒い塊」気になったことはありませんか?
さつまいもは皮ごと食べられる野菜ですが、この黒い塊は取り除いた方がよいのか悩む方も多いと思います。
今回は栄養士の私が「さつま芋の黒い塊の正体」を詳しく解説していくので、気になる方は最後までお付き合いくださいね。
今回の目次
1 さつまいもの栄養
2 保存方法・選び方
3 さつま芋の黒い塊の正体
4 まとめ
1.さつまいもの栄養
さつまいもは胃腸を掃除する食物繊維とコラーゲンの生成に関わるビタミンCが豊富に含まれます。さつまいものビタミンCは加熱によって失われにくいのが特徴です。
また、皮の近くにはポリフェノールがたっぷり含まれているので皮ごと食べるのがおすすめです。
2.保存方法・選び方
【保存方法】
1本ずつ新聞紙に包み、ポリ袋にまとめて直射日光が当たらない風通しの良い場所で保存しましょう!
基本的にさつまいもは低温障害(冷蔵庫に入れることによって黒く変色したり、腐敗したり、かえって日持ちが悪くなること)を起こす代表的な野菜なので野菜室で保存するのはNGです。
【選び方】
・でこぼこが少なく、ひげ根の生えていないもの
・色が均一でツヤがあるもの
・ふっくらしていてずっしりと重いもの
3.さつま芋の黒い塊の正体
お待たせしました!「さつま芋の黒い塊の正体」を詳しく解説していきます。
さつま芋の黒い塊の正体は、「ヤラピンが空気に触れて変色したもの」なので取り除かずに食べてよいとされています。
さつまいもを切ると白い液が出てきますが、それがヤラピンです。
ヤラピンはさつま芋にしか含まれていない成分で、胃の粘膜を保護したり、腸の働きを促進し、便を柔らかくする効果があると言われているので食べても問題ないとされています。
4.まとめ
・さつま芋の黒い塊の正体は、「ヤラピンが空気に触れて変色したもの」なので取り除かず食べてよいとされている。
・若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEが野菜の中でトップクラスに含まれている。
・密閉しないように新聞紙などに包み、冷暗所で保存する。
・色が均一でツヤがあるものを選ぶ。