「マグロの刺身は写真のように切らないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん「マグロの刺身」はお好きですか?
味にクセがなく鉄分豊富なマグロは子ども~大人まで人気の刺身ですよね。
マグロの刺身を柵で買ってきた場合は包丁で切りますが、実は上の写真のように切るのはNGなんです。
今回は栄養士が『写真のようにマグロを切るのがNGな理由』を詳しく解説していきますので、気になる方は最後までご覧くださいね。
今回の目次
1 マグロの栄養について
2 選び方・保存方法
3 マグロを写真のように切るのがNGな理由
4 最後に
1.マグロの栄養について
マグロは部位によって含まれる栄養分が異なります。トロなら動脈硬化を予防するEPAやDHA、赤身には体を作るたんぱく質や抗酸化作用のあるセレン、血合いの部分には肝機能を高めるタウリンや貧血予防になる鉄が豊富です。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・筋が並行でその間隔が均等なもの
・ドリップがないもの
・身にハリとツヤがあるもの
【保存方法】
・柵のまま保存する場合
①水けをキッチンぺーパーでふき取って、厚手のキッチンペーパーで包みます。
②金属バットにおいて上からぴったりラップをかけてチルド室で保存しましょう!
・切り身の場合
切り身の刺身は残ったらそのまま保存せず、醤油やみりんなどのタレに漬けて保存すると2日ほどもちます。
3.写真のようにマグロを切るのがNGな理由
お待たせしました!「写真のようにマグロを切るのがNGな理由」にお答えします。
その理由は、薄く切りすぎているから
一般的に刺身の場合、赤身魚(マグロやカツオなど)は厚く切り、白身魚(タイやヒラメなど)は薄く切るのがよいとされています。
赤身魚は血合い肉の部分が多く、柔らかいのが特徴です。そのため、上の写真のように薄く切ってしまうと歯ごたえがなく、赤身特有の旨味が感じずらいので厚く切る方がおすすめです。
【マグロの刺身の正しい切り方】
実際に薄く切ったマグロと厚く切ったマグロを食べ比べしてみましたが、同じ種類のマグロでも厚く切ったマグロの方が食べ応えもあり、旨味も強く感じました。
ただし、脂身が多いトロなどの部位はあまり厚く切りすぎると重たくなりすぎてしまうので、赤身よりも少し薄めに切る方がおすすめです。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
マグロの刺身を切るときは薄く切るのではなく、旨味が感じやすいように厚く切りましょう!
マグロの刺身を買った際はぜひ参考にしてみて下さいね!
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