失敗を避ける「さつまいも」の選び方!美味しいさつまいもを選ぶための『3つのコツ』を栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です。
今が旬の「さつまいも」
さつまいもは甘くてホクホクとした食感が大人気の野菜ですが、バラ売りされていることも多く、どんなものを選べばよいのか悩んでしまいますよね。
そこで今回は栄養士が「美味しいさつま芋の選び方」を詳しく解説していくので、気になる方は最後までご覧くださいね。
今回の目次
1 さつまいもの栄養
2 保存方法
3 美味しいさつま芋の選び方
4 さつまいもの品種
1.さつまいもの栄養
さつまいもは胃腸を掃除する食物繊維とコラーゲンの生成に関わるビタミンCが豊富に含まれます。さつまいものビタミンCは加熱によって失われにくいのが特徴です。
また、皮の近くにはポリフェノールがたっぷり含まれているので皮ごと食べるのがおすすめです。
2.保存方法
【保存方法】
1本ずつ新聞紙に包み、ポリ袋にまとめて直射日光が当たらない風通しの良い場所で保存しましょう!
基本的にさつまいもは低温障害(冷蔵庫に入れることによって黒く変色したり、腐敗したり、かえって日持ちが悪くなること)を起こす代表的な野菜なので野菜室で保存するのはNGです。
3.美味しいさつま芋の選び方
お待たせしました!「美味しいさつま芋の選び方」を詳しく解説していきます。
さつまいもを選ぶときは、
・ひげ根が少ないもの
・ハリとツヤがありふっくらとしたもの
・切り口が変色していないもの
をチェックしましょう!
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
・ひげ根の少ないもの
でこぼこが少なく、ひげ根の少ないさつまいもは食感がなめらかなものが多いです。
ひげ根の多いものは繊維が多く筋張っていることが多いので避けましょう。
・ハリとツヤがありふっくらとしたもの
ハリとツヤがあるものは中の水分がしっかりと保持されている証拠です。
乾燥が進むと表面にシワがよってくるので、シワがないさつまいもを選びましょう!
形はふっくらとした「ラグビーボール」のような形で、ずっしりと重みがあるさつまいもを選ぶのがおすすめです。
・切り口が変色していないもの
切り口が変色していないさつまいもは新鮮な証拠です。
ちなみに、さつまいの切り口から出ている黒い液は蜜ではなく、「ヤラピン」です。
詳しくは下の記事で解説していますのでご覧下さい。
「さつま芋の黒い塊」→「食べてもいいの?ダメなの? 」栄養士が詳しく解説
また、さつまいもは品種によって甘みや食感が異なるので好きな品種を見つけて選ぶのもおすすめです。
(4)では「さつまいもの品種」について詳しく解説していきます。
4.さつまいもの品種
紅はるか→個人的に一番好きな品種です。
甘みが強く粘質なので焼き芋やスイートポテトなどに向いています。
しっとりとしてなめらかな口当たりが特徴的です。
紅あずま→上品な甘さが特徴で、煮物・味噌汁・てんぷらなど幅広い料理に使えます。
食感はホクホクとしているのでホクホク系の焼き芋が好きな方におすすめの品種です。
シルクスイート→絹のようにしっとりなめらかに焼き上がるという由来を持ちます。その名の通りしっとりとなめらかな食感が特徴的で、甘みは他の品種に比べ控えめでさっぱりとしています。
干し芋やスイートポテトなどに向いています。
鳴門金時→徳島県鳴門産の品種で西日本ではポピュラーな品種です。甘くてホクホクとした食感が特徴的で、天ぷらや大学芋などに向いています。
安納いも→「蜜いも」と呼ばれ、焼くとねっとりした食感と強い甘みがあるのが特徴です。ねっとりした焼き芋やスイーツなどに向いています。
さつまいもは品種によって甘さや食感が異なるので、好きな品種を見つけて選ぶのもいいですし、料理によって使い分けるのもおすすめです。
さつまいもを選ぶ際はぜひ参考にしてみて下さいね。
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