お弁当が傷みにくくなる裏技 白米に混ぜて炊くだけの調味料とは
こんにちは、料理家ふらおです。
梅雨時にどうしても気になるのが「お弁当、食べるまでに傷まないかな。食中毒にならないかな」ということ。
今回は、白米に「たった1つの調味料」を混ぜて炊くだけで、お弁当が傷みにくくなる裏技をご紹介します。
オススメの炊飯方法とは…
もったいぶらずに結論からお伝えします。オススメの炊飯方法は「お酢を入れて炊く」というもの。
「お酢」を加えることでお米を酸性に近づけ、菌の増殖を抑えることにより、お弁当を傷みにくくするというものです。梅干しや甘酢生姜など「酸っぱい(酸性よりの)食品」をお弁当に入れると傷みにくくなる、という理屈と同じですね。
しかし、いくら傷みにくくなるからといっても「お酢を入れると酢飯みたいになっちゃいそう…」と考える方もいらっしゃるかも。そんな方のために、試行錯誤の末、お酢の味や香りが気になりにくい絶妙な分量を見つけましたので、ご紹介します。
味や香りが気になりにくい分量は…
「米1合に対して、お酢小さじ1」という分量で炊飯すれば、お酢の味や香りがほとんど気にならない状態で炊き上げることができます。
もちろん個人差もあるかと思いますが、我が家で試したところ、私以外のメンバーは普段との違いに気付くことなく食べていました。
「米1合に対して、お酢小さじ1」をぜひ一度お試しいただき、ご自身の感じ方やご家族の反応を確かめていただくとよいのかなと思います。
もうひと工夫でより傷みにくく!
「お酢で炊くだけでは、まだ不安!お弁当を傷みにくくする工夫、他にもある?」という方のために、私が実践している工夫をご紹介します。
- よく冷ましてから弁当箱に詰める(熱いまま詰めると水滴で菌が繁殖しやすくなるため)
- ウインナーやカマボコなど非加熱で食べられる食品もよく加熱(特に要冷蔵食品は熱に弱いため)
- おかずは少し濃いめの味付けに(塩分を高めることで菌の増殖の原因となる水分を減らすため)
- 生野菜や果物など水分の多いおかずは避ける
- 保冷材は必須
この中で試したことがない工夫があれば、ぜひ取り入れていただければと思います。
まとめ
- お酢をまぜて炊くとご飯が傷みにくい
- 分量は「米1合に対して、お酢小さじ1」がオススメ
- 「しっかりと火を通す」「よく冷ます」など少しの工夫で、より傷みにくくすることが可能
今回の内容をぜひお試しいただき、梅雨時のお弁当作りを乗り切ってくださいね。
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*調理・保存の状態によっては品質を保持できない場合があります。調理は衛生的に行い、保存状態には十分注意してください。また、炊飯器メーカーによっては、酢を入れての炊飯・保温を推奨していません。取扱説明書をよくお読みの上、自己責任で行ってください。
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