2023年1月19日（木）～2月14日（火）までジェイアール名古屋タカシマヤで開催中の「アムール・デュ・ショコラ」。国内外約150ブランド、2,500種類のショコラが登場する、日本最大級のショコラの祭典です。

"喜びはじけるショコラパーク"をコンセプトにしており、ここだけでしか購入できないショコラが目白押しとなっています。

昨年はブランドコンセプトから、ショコラ一つひとつご紹介してきましたが、今年は特に気になったショコラを連載形式でご紹介していきたいと思います。

第八弾は、Toshi Yoroizuka（トシ・ヨロイヅカ）の「柚子山椒（8個入り、税込1,801円）」です。

Toshi Yoroizuka（トシ・ヨロイヅカ）とは、パティシエとして有名な鎧塚俊彦氏が作りだす旬の素材を使ったスイーツ専門店。あくなき素材へのこだわりと、素材のポテンシャルの高さを引き出す技には定評があります。

「柚子山椒」は、今季新作となるホワイトチョコレートがベースの新生生チョコレートです。その名前の通り、柚子やぶどう山椒といった国産の和の素材を使用しています。

ぶどう山椒とは山椒の品種のひとつ。 ぶどうの房のように実り、 粒形は大きく肉厚で、ピリッとした辛味が特徴です。

そんな二つの素材を使用して作られたホワイトチョコレートがこちら。まるで柚子と山椒のシルエットがチョコレートの上に映し出されたような華やかな見た目となっています。

またアムール・ドゥ・ショコラの初日に購入したのですが、鎧塚氏の直筆サインもいただきました。パティシエさんとの交流もイベントの醍醐味ですね。

一口食べてみると、まず感じるのは柚子の上品な香り。ついでホワイトチョコレートがゆっくりと溶け、柚子の香りに重なっていきます。

甘いチョコレートかと思いきや、まるでヨーグルトのような味わいで、さっぱりとしていながら濃厚です。そして最後に加わるのは、ピリッとした山椒のほのかな余韻。滑らかな味覚変化が面白く、思わずクセになる味わいでした。

王道とはまた一つ異なる、パティシエの表現力が詰まったショコラ。チョコレートがあまり得意でないという方もきっと美味しくいただけると思うので、ぜひオススメしたい一品です。