地元住民が発掘!神戸や富山などの知られざる魅力を紹介 10月の地域クリエイター記事厳選8本 #MVA
Yahoo!ニュース エキスパートのコアバリュー(新しい気づきがある・考えるヒントになる・行動につながる)を体現し、評価基準を満たした記事を表彰する「地域クリエイターMVA(Most Valuable Article)」。
毎月8記事を選出し、その中から1記事「大賞」を選出しています。厳選した8記事を評価ポイントとともにお届けします。
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▼10月の地域クリエイターMVA大賞
Hinata J.Yoshiokaさん(兵庫県 神戸市)
「私たちにとってお米とは?」米騒動で見えてきた、米屋でお米を買いたくなる理由【神戸市】
【大賞評価ポイント】
全国的な米不足を背景に、地元の米屋に焦点を当てた視点が新鮮で興味深い記事でした。米屋のお兄さんとの会話から、彼の人柄や地域への愛情が伝わり、読者を引き込む力がありました。地元産の米のエピソードを通じて、特産品への関心を高めるとともに、将来の備えを考えるきっかけを提供している点が素晴らしいです。
【受賞コメント】
お米のニュースが多かった最近。お米屋さんがポツリと言ったひと言が心に響き、皆さんにこれをお伝えしなければと記事にしました。米騒動を通して、普段から地域のお店(人)と繋がる大切さを知れたことは大きな学びです。皆がお米の大切さを再認識した今、この記事が食や命について改めて想うきっかけとなれば嬉しいです。お米屋さん、お米を作ってくれる農家さんにも本当に感謝です。
10月度「地域クリエイターMVA」受賞記事は以下です。
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岩井ななさん(富山県 富山市)
【富山市】おすすめ8種類が並ぶ「ます寿し食べ比べ膳」誕生秘話をホテルの総支配人にインタビュー
【評価ポイント】
地元名物を一度に食べ比べるメニューに焦点を当てた興味深い内容です。ご自身が感じた「見かけた投稿には価格や提供時間などは書かれていないため、もっと詳しく知りたいと思っている人がいるのではないか?」との疑問を発端に、メニュー誕生の背景や内容をしっかり取材。主観たっぷりの実食リポと臨場感ある豊富な写真からは、思わず食欲がそそられます。
【受賞コメント】
SNSでバズるなど注目度の高まる富山のお寿司。実際に足を運び体験することにさらなる価値があると思い、ホテルJALシティ富山の取り組みを取材させていただきました。提供時の感動や珍しさ、楽しみ方を総支配人をはじめホテルのみさんと話しながら言語化し、記事を読んだ人にしっかり伝わるよう工夫したところ、たくさんの方に読んでいただける記事になりました。県外の方からも「記事を見た」とお声がけがあったそうです。
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sigepandaさん(大阪府 大阪市)
【大阪市】いまどんな感じなん?「EXPO2025大阪・関西万博」ヘルスケアパビリオン内覧会レポート
【評価ポイント】
来年に迫った万博をテーマに、地域だけでなく全国の人々に届けたい素晴らしい記事でした。建設の遅れや費用の問題が報じられる中、建屋の完成を伝えることで「万博の今」を知る価値を提供しています。一般市民の視点からのリポートは、ネガティブな報道とは一線を画し、純粋にワクワク感を感じさせてくれます。クリエイターならではの視点が光る内容でした。
【受賞コメント】
開催まで半年を切ったのに、あまり情報がない大阪・関西万博。賛否はありますが、どうせやるなら楽しみたい。まだ工事中と言うこともあり、中の様子やパビリオンの情報もほとんどない中、実際に自分の目でみた「現在の万博の姿」を、一般の方に伝えられればと思いました。なかなか潜り込めない、ガチガチの報道関係者のみの内覧会。大阪担当だからこそ書けた記事かと思います。取材にご協力いただいた皆様にも感謝いたします。
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フクザワマキコさん(愛知県 名古屋市)
【名古屋市北区・東区】大曽根の街を活性化! インフルエンサー「大曽根なび」さんインタビュー&お店紹介
【評価ポイント】
地域の情報を発信するインフルエンサーを通じて地元商店街を紹介するというユニークな取材方法がとても面白かったです。インフルエンサーの思いから店舗の情報まで広げて書く執筆力とアイディアが光っていました。多くの要素を盛り込みつつも、読者が知りたい情報をしっかりと提供している点が素晴らしいです。街の活性化に取り組むインフルエンサーとのつながりを求める意欲や、人脈を広げようとする努力も高く評価できます。
【受賞コメント】
大曽根の街を活性化するために活動している地元のインフルエンサー「大曽根なび」さんへインタビューを行い、大曽根を盛り上げるべく地域イベント等に参加する店舗を取り上げて紹介しました。この記事をきっかけに大曽根に来る人が増えると嬉しいです。
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ミオさん(神奈川県 横浜市)
【横浜市】SNSもHPもない...都会の中にある別世界のようなカフェ。5年ぶりの復刻メニューに注目
【評価ポイント】
ホームページやSNSもないという昨今では珍しい業態のカフェに着目。「行きやすさ」と店舗の持つ味わいをよく伝えていて、読者への行動喚起や気づきにつながる要素が盛り込まれている点を評価します。11月からの復刻メニューをタイミング良く紹介できているのもグッドポイント。「自分の住む街にもこんなお店が一軒ほしい」という気持ちを抱かせる内容でした。
【受賞コメント】
「店内私語は控えて」と一見厳しいカフェ。こだわりの詰まったお店ゆえに、ただ厳しいだけじゃないコンセプトを「正しく」伝えなくては、という気持ちで執筆しました。初来店の後日に改めてじっくり取材した甲斐もあり、タイムリーなメニューとたくさんのこだわりポイントを引き出せたと思います。店主からは「ミオさんの記事を見て来てくれたお客さんがいたよ」と報告があり、嬉しい限りです。
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きんぎょさん(奈良県 大和郡山市・天理市)
【大和郡山市】いちじく愛が止まらない!自家農園栽培のいちじくをたっぷり使ったスイーツのオンパレード!
【評価ポイント】
メニューだけでなく内観外観を含めたきれいで数多い写真はどれも絵力抜群です。店主へしっかり取材していて、この店舗の魅力がぎゅっと詰まった読み応えある記事でした。また、主観たっぷりのリポートからご自身のあふれる「いちじく愛」がよく伝わってきました。
【受賞コメント】
3月から地域クリエイターとして活動を始め、最初の記事で『ファーマーズカフェ プランタン』様のいちごスイーツをご紹介しました。そして今回、私が大好きないちじくスイーツのご紹介でMVA賞をいただき、不思議なご縁を感じています。人気店でお忙しいにもかかわらず、快く取材に応じてくださった『ファーマーズカフェ プランタン』様に、心より御礼申し上げます。今回の受賞で、ますます「いちじく愛」が深まりました。
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Kunieさん(長野県 佐久市ほか)
【佐久穂町・小海町】まだ間に合う!2024年長野県白駒池の紅葉ピークと周辺情報をお伝えします
【評価ポイント】
紅葉スポットの取材は季節感があり、とても魅力的でした。木道や池、青空と紅葉に染まった木々の写真が豊富で、まるで自分がその場を散策しているような気分になりました。また、小屋での揚げパンとコーヒーのリポートがアクセントとなり、記事に深みを加えています。活動を始めたばかりにもかかわらず、地域ならではの話題を提供し、人々を訪れたい気持ちにさせる点を高く評価します。
【受賞コメント】
受賞の報告をありがとうございました。最初に参加初月のため大変丁寧にサポートいただいた所属企業のスタッフに感謝申し上げます。長野県白駒池は自分にとって既知の場所でしたが、妻の「絶対行くべき場所」と初めて連れて行ってもらった高見石での経験が私自身の「新しい気づき」となり記事の内容に厚みが出せました。今後も自分の目線と、時間をずらして見る読者の視点を考え役立つ文章を書くよう心がけていきます。
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いかごはんさん(岡山県 井笠地区/笠岡市・里庄町・井原市・浅口市)
【笠岡市】片道1時間足らずでプチ海外旅行気分。謎多き猫語映画ロケ地の北木島をぐるっと巡ってみたにゃ
【評価ポイント】
地元がロケ地という映画に着目した記事。ロケ地を巡る「聖地巡礼」が昨今人気ですが、「鑑賞前に映画の予告動画とチラシを頼りに、ロケ地を事前に体感する」という面白い切り口です。独自視点がふんだんに盛り込まれていて、主観たっぷりの表現はクリエイターならでは。地元民への有益な情報で、行動促進になっている点を評価します。
【受賞コメント】
当初は監督へのインタビュー取材のお誘いでしたが、地域クリエイターとして、ロケ地に足を運んでもらえるような行動を促す記事を書くことが使命だと思ったのでインタビューは見送ることに。代わりにロケ地探し記事を書くことを考案すると「新しい!」と喜んでいただけました。映画未鑑賞の方でも聖地の予想巡礼して、映画で正解を確認してみたくなるような記事を心がけました。多くの人が笠岡諸島に来てくれると嬉しいです。
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Yahoo!ニュース エキスパートの「地域クリエイターMVA」は、毎月中旬に「Yahoo!ニュース エキスパート公式」の記事で発表いたします。