市街地に住んでいても、意外と四季は感じられるもの。自然のイメージがあまりない名古屋も例外ではありません。そこで今回は、名古屋の秋の紅葉スポットを連載形式でご紹介していきたいと思います。

第2弾は、緑区の「滝の水緑地」です。

名古屋東部丘陵の一部であり、貴重な里山の自然風景が保護されている「滝ノ水緑地」。ここには湧き水を源とする滝ノ水北池があり、滝ノ水川（天白川水系）へとつながっています。

近年、周辺では宅地開発が進んでいますが、この緑地内は手つかずの自然がそのまま残されています。

そんな「滝ノ水緑地」ですが、軽い一周ハイキングコースがめぐっていて、地元民のお散歩コースとして密かに人気です。

北池沿いを歩きながら雑木林へと入り、名古屋環状線を見渡す高台まで上がって、緑地内を一周できます。時間にするとおよそ20分ほど。階段も少しあり、適度にアップダウンにもある気持ちの良い内容となっています。

池沿いの木道から緑地の奥へ行く区間は、少し獣道のような面持ちもありますが、それゆえに秘境を思わせる風情も感じられますよ。

11月下旬〜12月上旬には、ハイキングコース全体がぽつぽつと紅葉に彩られます。街中の木とはまた違った、手付かずの自然らしい美しさがありますよ。

そんなハイキングコースのハイライトが「滝ノ水北池」です。

最盛期には、紅葉の木々が鮮やかに水面へ映り込み、青空との見事な対比を見せてくれます。こうした絵画のような絶景は、名古屋の街中では中々見られないのではないでしょうか。

紅葉の水鏡を楽しむ美しい池では、カモが優雅に泳いでいることも。

ズームをして撮影すると、都会のオアシスと呼ぶにふさわしい、感動的なワンシーンを写真に収めることができますよ。

いかがでしたでしょうか。手軽に趣深い紅葉ハイキングを楽しむのにもってこいな「滝の水緑地」。ぜひぶらりと訪れてみてください。

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