パスタを茹でるときに塩を「入れる」or「入れない」?味やコシに違いが出るのか栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さんは「パスタ」を茹でるときに塩を入れますか?入れませんか?
レシピを見ると塩を入れるようになっていることが多いですよね。
どんな理由でパスタを茹でる際に塩を入れるのか気になるところですが、塩を入れるか・入れないかで違いが出るのかも気になりますよね。
そこで今回は栄養士が『パスタを茹でるときに塩は入れるべき?』を詳しく解説していくので興味がある方は最後までご覧くださいね。
今日の目次
1 パスタを茹でるときに塩を入れる理由
2 パスタを茹でるときに塩は入れるべき?
1.パスタを茹でるときに塩を入れる理由
パスタを茹でるときに塩を入れる理由は2つあります。
①パスタに塩味をつけることでソースとの馴染みをよくなるため
②コシが強くなるため
パスタを茹でる際は茹で湯の重量に対して1%の塩を沸騰したお湯に加えることでソースとの馴染みがよくなり、コシも強くなるとされています。
そのため、多くのレシピでは塩を入れるようなっています。
しかし、塩を入れることで塩分も高くなりますし、本当に違いが出るのかも気になりますよね。
(2)では、茹でるときに塩を入れたパスタと塩を入れなかったパスタで違いが出るのかを検証していきます。
2.パスタを茹でるときに塩は入れるべき?
では『パスタを茹でるときに塩は入れるべき?』を詳しく解説していきます。
結論…入れなくてもよい!
※個人の見解です
なぜ入れなくてもよいと感じたのかは下の検証結果をご覧ください。
【検証】
※今回の実験で使用したパスタは「日清製粉のマ・マー」です。
塩を入れて茹でたパスタ
【用意するもの】
・パスタ 1束
・水 1ℓ
・塩 10g
【作り方】
①鍋に水1ℓいれて沸騰させます。
②①に塩を10g入れます。
③②にパスタを入れて、パスタがくっつかないように混ぜます。
④袋の表示の時間より少し早めに引き上げるとアルデンテ(歯ごたえが残ること)に仕上がります。
塩を入れずに茹でたパスタ
【用意するもの】
・パスタ 1束
・水 1ℓ
【作り方】
①鍋に水1ℓいれて沸騰させます。
②①にパスタを入れて、パスタがくっつかないように混ぜます。
③袋の表示の時間より少し早めに引き上げるとアルデンテ(歯ごたえが残ること)に仕上がります。
【検証結果】
※パスタソースを絡める前のパスタと絡めた後のパスタで比べています。
※パスタソースは「S&B」のバジルソースを使用しています。
<ソースとの絡みやすさ>
あまり変わらず大きな差はありませんでした。
ただし、塩を入れて茹でたパスタは塩味がパスタ自体にしっかりついたので、ソースと絡めると味が濃くなり少ししょっぱいと感じました。
一方、塩を入れずに茹でたパスタは、ソースと絡めると丁度良い濃さで美味しく食べることができました。
<コシの強さ>
あまり変わらず大きな差はありませんでした。
<結果>
パスタを茹でる際に塩を入れるか・入れないかで、コシの強さに大きな差はありませんでした。
また、塩を入れて茹でたパスタは、市販のソースと絡めた場合に味が濃くなり、しょっぱくなったので、塩をあえて入れる必要はないと感じました。
結論…パスタを茹でる際は塩を入れる必要はない!
※個人の見解です。
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