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「柔らかくなった大根」捨てないで!栄養士がシャキシャキに復活させる方法を解説

こんにちは!栄養士食堂です!

秋から冬にかけて甘みを増す「大根」

煮物やおでんにしても美味しいですが、生のままサラダにして食べるのも美味しいですよね。

しかし、購入してしばらくたった大根は、柔らかくなり、食感もシャキシャキ感が薄れてしまうのであまりサラダには向かないですよね。

でもある方法を使えば、プリプリなみずみずしい大根に復活するので、サラダにも使えるようになります!

今回は栄養士が「柔らかくなった大根をシャキシャキに復活させる方法」を詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧くださいね。

今回の目次

1 大根の栄養について
2 選び方・保存方法
3 柔らかくなった大根をシャキシャキに復活させる方法

1.大根の栄養について

大根の根の部分は約90%が水分です。根には胃もたれや胸やけ予防に効くジアスターゼなどの消化酵素が、葉にはβ‐カロテン・カルシウム・ビタミンC・食物繊維などの多くの栄養が含まれます。

2.選び方・保存方法

【選び方】

・皮の色が白くハリとツヤがあるもの

・葉の切り口に「ス」が入っていないもの

・ひげ根が生えていないもの

詳しくはこちら→「大根は写真のようなものを選ばないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは

【保存方法】

・まるごと保存する場合

葉は取り除き、新聞紙やラップに包み冷暗所で立てて保存する。

ただし、夏場は葉を取り除いたら、新聞紙やラップに包み野菜室で立てて保存する。

・カットしたものを保存する場合

キッチンペーパーで包み、密閉袋に入れたら野菜室に立てて保存する。

3.柔らかくなった大根をシャキシャキに復活させる方法

お待たせしました!「柔らかくなった大根をシャキシャキに復活させる方法」を解説していきます。

その方法は…氷水につける!

大根が柔らかくなってしまう原因は、長期間の保存により水分が蒸発してしまったためです。

柔らかくしなびた状態でも、ぬめりがあったり、酸っぱい香りがしていなければ傷んでいないので食べることができますが、シャキシャキとした食感は楽しめません。

しかし、そんな状態の大根は氷水につけると◎

大根が水を吸収し、その水が細胞に充満することによってハリが出て、みずみずしい大根に復活します!

ではその方法を解説します。

①大根は皮を剥かずにボールに入るくらいの大きさに切ります。

②①の大根をボールに入れたら、大根が浸るくらいの水と氷を10個入れます。

③3時間放置すればプリプリな大根に復活◎

*氷が解けたら新しい氷を足して下さいね。

簡単な方法ですが、プリプリな大根に復活します。

食感もシャキシャキになって美味しいですよ~!

ポイント

大根をつけるときは常温水ではなく氷水を使いましょう!

→その理由は下の実験結果をご覧ください!

途中大根をひっくり返しましょう!

なぜ常温水ではなく、氷水なのか

その理由は常温水でつけるよりも氷水でつけた大根の方がシャキシャキとした食感が強くなるからです。

実際に氷水でつけた大根・水でつけた大根・何もつけていない大根の3種類で食べ比べしてみました。

*氷水でつけた大根・水でつけた大根はどちらも140gで時間も同じ3時間つけています。

【結果】

氷水・水ともにつけていない大根に比べ、氷水でつけた大根・水でつけた大根はシャキシャキ感がありました。

また、水でつけた大根よりも氷水でつけた大根の方が圧倒的にみずみずしくなり、シャキシャキした食感が強かったです。

つまり、大根は常温水ではなく氷水でつけた方がシャキシャキ食感が強くなるということがわかったので、つける際は氷水を使った方がよいです。

いかがだったでしょうか?

簡単な方法で柔らかくなった大根を復活させることができるのでぜひお試しくださいね。

もっと学びたい人へ

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SNS総フォロワー1万人突破!失敗しない買い物術がひと目で分かる!食材の選び方・保存方法などを発信中*|【保有資格】栄養士・保育士|【職歴】保育園の栄養士として、調理・献立作成・食育活動などの多岐に渡る業務を経験。給食で使用する食材を自ら買い物にいく中で食材の選び方、保存方法のノウハウを学ぶ。現在はその知識を活かし、栄養士ライターとして活動中|【Yahoo!更新時間】毎日17時|企業からの案件も多数|インスタ・X・YouTubeも運営中 

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