アボカドは冷凍できる?比較実験では「スプーンですくえる」衝撃の結果に!!
こんにちは。料理研究家&健康気象アドバイザーのお天気ママです。
暑くなってくると、サラダにトッピングをするなどアボカドを食べる機会が増えますよね。アボカドは気づくと傷んでいたり、半分残ったりなどなど、、、、。食べ頃をキープしながら保存するのは難しいですよね。
そこで今回は、「冷凍保存できる?」「味や色は?」の疑問を解消するために、比較実験をしました。衝撃の結果になったので、ご紹介します。
冷蔵・冷凍前は違いはない
食べ頃のアボカドを半分に割って、1つは冷蔵庫、1つは冷凍庫に一晩置いて、比較実験をしました。冷蔵・冷凍前は、どちらも同じ個体なので、おいしそうな緑色で、肉質もねっとりしています。果肉も弾力があり、ふだん食べているアボカドのままです。どちらも差はありません。
(どちらにも変色予防のため、レモン果汁を塗ってから、ラップをしています。冷凍のアボカドは冷凍後に冷蔵解凍して比較しています。)
冷凍は茶色の変色が少ない
冷蔵は、茶色く変色して酸化が進んでいましたが、2mmの所で切り落とすと、鮮やかな果肉が現れました。冷蔵保存では可食部は少なくなりますが、変わらず美味しく食べられそうです。
冷凍保存は、茶色の変色はなかったのですが、緑色が濃くなっていました。冷凍すると酸化しにくく、色が鮮やかになることがわかりました。
冷凍すると果肉が柔らかくてスプーンですくえる
肉質の比較です。冷蔵はみずみずしく弾力があり、食べてみるとクリーミーでとても美味しかったです。
一方、冷凍したアボカドは、ふにゃふにゃで、スプーンがすっと入り、プリンのように柔らかくなっていました。食べてみると、繊維っぽいざらつきがあり、かぼちゃのペーストのような繊維感がありました。味は大きく変わっていませんが、食感が悪いのでサラダには不向きのようです。
メープルシロップをかけるとプリンみたい
冷凍で柔らかくなったアボカドの活用法を探るために、メープルシロップをかけてみました。アボカドのクリーミーさとメープルシロップのコクで、プリンのような味わいになりました。すこし繊維的なざらつきがあったので、まるでかぼちゃプリンのような味と食感です。
アボカドは、冷凍すると形が崩れますが、色が鮮やかになり、スイーツやスープなどの料理として使えそうです。
まとめ
今回は、アボカドは冷凍保存できるのかを探るため、比較実験をしました。冷凍すると、「①緑色が濃くなる、②柔らかくペースト状になる、③口当たりはざらっとする」ことがわかりました。
家庭の冷凍庫では、形や味を変えずに冷凍保存することは難しいですが、特性をいかすとプリンやスープに活用できそうです。レシピは現在、はりきって製作中です。まとまりしだいここで記事にするので、フォローして続報をご期待ください。
アボカドは、薬膳では体のほてりを冷ます効果と疲労回復作用があるので、夏バテ予防におすすめです。ぜひ食べて、夏の体を整えてくださいね。