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【1度揚げでも失敗しない】カリッとジューシーに仕上げる「鶏の唐揚げの裏技」

お天気ママ料理研究家&気象予報士

こんにちは。料理研究家のお天気ママです。

きょうは鶏の唐揚げを「1度揚げでも失敗しない!カリッとジューシーに仕上げる裏技」を紹介します。
加熱不足や焦げの失敗のリスクも少なく、時短で手間も省ける裏技です。忙しい人や料理初心者の方、朝のお弁当作りにもおすすめです。ぜひ試してくださいね。

■裏技はレンジ加熱で中心温度を上げる

鶏の唐揚げを揚げる時は、中心がまだ生だったり、外側が焦げてしまったりなどで失敗しやすく、2度揚げが必要とされています。その理由は、お肉の中心温度にあります。

冷蔵庫から出したお肉の中心温度はおよそ5度。この低い温度のまま高温の油に入れると、衣が色づいても中心温度が上がっていないので、2度揚げで中まで火を入れつつ、最後は高温で衣をもカリッとさせるのが一般的です。

でも裏技を使うと、1度揚げでも失敗をしないで、カリッとジューシーに揚げることができますよ。

1度揚げで美味しく揚げる裏技は、「事前に電子レンジで温める」です。お肉を事前にレンジ加熱で温めておくと、粉をつけている間に中心温度も上があります。中心温度が上がっているので、高めの温度の油に入れても中までしっかり火が入るので、揚げ時間が短く2度揚げの手間も不要で、1度揚げでも外側はカリッと中はジューシーな唐揚げになりますよ。

■レンジの加熱時間は30秒を3回

レンジ加熱で温める時、1度に温めると一部だけ火が入りすぎて、煮もののようになって脱水して、ジューシーさがなくなってしまいます。

そこで、加熱は30秒を3回がおすすめです。加熱と加熱の間は混ぜて、3回に分けることで、加熱ムラなく均一に温めることができますよ。

ちなみに、ガラスの耐熱ボールで300gの鶏肉を30秒を3回温めた時のお肉の温度は40度になっていました。たんぱく質の変性と脱水が進む60度よりはだいぶ低いので、煮もののようになる心配はありません。

逆に3回に分けて温めることで、調味料を吸うので、味がしっかりしみこんで、美味しい唐揚げになりますよ。

■1度揚げでも美味しく仕上がる唐揚げのレシピ

実際に我が家でふだん作っている唐揚げのレシピを裏技ありのバージョンでご紹介します。

(2~3人分)
鶏もも肉=300g
A.醤油=大さじ1
A.酒=大さじ1
A.にんにくチューブ=2cm
A.しょうがチューブ=2cm
A.こしょう=適量
B.小麦粉=大さじ3~
B.片栗粉=大さじ3~
揚げ油=適量

①-鶏肉は一口大に切って耐熱ボールに入れ、【A】をもみこむ。
②-①を電子レンジで、30秒加熱し軽く混ぜ、30秒加熱して軽く混ぜ、30秒加熱して軽く混ぜる。
③-②に【B】をまぶす。時間がたつと肉についた粉がしっとりするので、もう一度しっかり粉をまぶして定着させ、余分な粉を落とす。
④-170度の油で、3~4分くらい、衣が色づくまで揚げる。油の気泡が落ち落ち着いたのが揚げ上がりの合図です。

■まとめ

きょうは1度揚げでも、カリッとジューシーに仕上がる唐揚げの裏技を紹介しました。お肉の中心温度を事前に上げておく裏技は、ステーキやトンカツなどの厚めのお肉を調理する時も使えますよ。

ぜひチャレンジして、美味しいお肉料理を楽しんでくださいね。

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執筆/レシピ:お天気ママ(石田よしみ)
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気象予報士/国際中医薬膳師/健康気象アドバイザー/食生活指導士
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料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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