「ブロッコリーは写真のように保存しないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さんブロッコリーの正しい保存方法を知っていますか?
ブロッコリーはサラダ~炒め物まで幅広い料理に使えるので常備されている方が多いと思います。
最近では約50年ぶりに指定野菜に加わることが決まり、話題になりましたね。
そんな国民に大人気のブロッコリーですが、上の写真のように袋に入れて野菜室で保存するのはおすすめしません。
今回は栄養士が『写真のようにブロッコリーを保存するのがNGな理由』を詳しく解説していきます。
今回の目次
1 ブロッコリーの栄養
2 選び方
3 写真のようにブロッコリーを保存するのがNGな理由
4 ブロッコリーの正しい保存方法
5 最後に
1.ブロッコリーの栄養
ブロッコリーは、体内でビタミンAに変わるβ‐カロテンや、免疫力を高め肌を美しく整えるビタミンCが豊富です。そのほか、骨を丈夫にするビタミンK、赤血球を作る葉酸、抗がんや解毒作用があるスルフォラファンなども豊富に含まれます。
2.選び方
・鮮やかな緑色でムラがないもの
・つぼみがかたく締まり、密集しているもの
・切り口にス(※)が入っていないもの
※成長しすぎなどが原因で内部が割れてしまった空間(空洞)のこと
3.写真のようにブロッコリーを保存するのがNGな理由
お待たせしました!「写真のようにブロッコリーを保存するのがNGな理由」を詳しく解説していきます。
その理由は2つです。
①ブロッコリーを横にしているから
②水に浸けていないから
ブロッコリーは、上に向かって立ち上がろうとするため、写真のように横にして保存してしまうとエネルギーを消費して鮮度が落ちやすくなります。
また、ブロッコリーはポリ袋で保存するだけでは、つぼみがどんどん開き、茎も乾燥して柔らかい感触になってしまうためNGです。
ブロッコリーを長持ちさせるには、
・立てて保存する
・水に浸けて保存する
ことが重要です!
(4)ではブロッコリーを長持ちさせる保存方法を詳しく解説していきます。
4.ブロッコリーの正しい保存方法
①茎を根元から1cmほど切ります。
②グラスに根元が浸かる程度に水を入れたらブロッコリーを入れます。
(グラスやビンがない場合は湿らせたキッチンペーパーで切り口を包み、ポリ袋に入れ、野菜室に立てて保存しても大丈夫です)
③空気が入るようにふわっとポリ袋をかぶせて輪ゴムで閉じたら野菜室に立てて保存します。
*お水は2日に1回は変えましょう!
【保存の目安 野菜室で10日ほど】
ブロッコリーは水を入れたグラスで立てて保存することで、つぼみが固く締まったままで鮮度も保つことができるのでおすすめです。
豆知識
ブロッコリーはつぼみが開くと味が落ちるので、早めに子房に分け、固めに茹でて凍するのもおすすめです。
5.最後に
いかがだったでしょうか?
ブロッコリーを新鮮なまま長持ちさせるためにもぜひこの保存方法を実践してみて下さいね。
ブロッコリーについてもっと知りたい方はこちらから
・「写真のようにブロッコリーは洗わないで下さい!」栄養士がお願いするワケとは
・「写真のようにブロッコリーを茹でないで!」栄養士がお願いするワケとは
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そのほか栄養士食堂では、
・新鮮な卵は「右」or「左」?栄養士が『新鮮な卵の見分け方』を解説
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