「聞いたことない」2024年の流行語大賞「ふてほど」にSNSでは疑問の声 #専門家のまとめ
「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に「ふてほど」が選ばれましたが、この発表を受けてSNSを中心に「聞いたことがない」と困惑し、本当に流行語なのかと疑問に思う声が上がっています。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
じつは筆者も「ふてほど」という言葉を聞いたことがありません。ドラマ名の『不適切にもほどがある!』は放送時にX(旧Twitter)で見かけたことがあります。
トップ10に入っている「50-50」や「Bling-Bang-Bang-Born」の方が記憶に新しく、本当に「流行語なのか?」と思ったので検索キーワードの人気度を調べる『Google トレンド』で調べてみました。
すると、たしかに『不適切にもほどがある!』は年間でかなりの人気だったことが分かります。記憶に新しかったキーワードは、ほとんど検索されていません(検索数と人気度が必ずしも同じわけではありませんが)。
多くの人が疑問に思ったのは、略称である「ふてほど」の方が選ばれたからでしょう。
選考委員の方々がどのような考えで略称の方を年間大賞にしたのかは分かりませんが、「ふてほど」の略称は同作の公式Xアカウントでは毎回のように使われているため、そちらを考慮したのかもしれません。
どのような事情があったにせよ、発表されたときに「え? そっちなの?」となるならまだしも、「え? 聞いたことない」と多くの人が反応してしまうようなことを続けると、流行語大賞も「オールド流行語大賞」扱いされる未来になるのかもしれません。