芽が出たじゃが芋「食べられる」or「食べられない」?栄養士が詳しく解説
こんにちは!栄養士食堂です。
皆さん「じゃが芋」はお好きですか?
寒い今の時期には、おでんやシチューなどにに入れると美味しいですよね。
そんな幅広い料理に使えるじゃが芋ですが、家で保存しておくと芽が出てしまうことがあると思います。
芽が出たじゃが芋は食べていいのか、ダメなのか気になりますよね…
そこで今回は栄養士が「芽が出たじゃが芋は食べられる?」を詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧ください。
今回の目次
1 じゃが芋の栄養
2 選び方・保存方法
3 芽が出たじゃが芋は食べられる?
4 最後に
1.じゃが芋の栄養
炭水化物が主ですが、栄養価も高くフランスでは「畑のりんご」とも呼ばれています。
ビタミンCが比較的多く含まれており、風邪予防や美肌効果が期待されます。また、じゃが芋のビタミンCはデンプンに保護されているので加熱しても失われにくいのが特徴です。
2.選び方・保存方法
【選び方】
・皮が緑色に変色していないもの
・皮が薄くなめらかで傷がないもの
男爵…ホクホク系の代表で煮崩れしやすいのが特徴です。じゃがバターやコロッケなどに向いています。
メークイン…ねっとり系の代表で煮崩れしにくいのが特徴です。肉じゃがやカレーなどの煮物に向いています。
【保存方法】
新聞紙や紙袋に包んで風通しの良い冷暗所で保存する。
*光に当たると皮が緑色に変色し、有害物質のソラニンが発生するので注意
*りんごを一緒に入れて保存すると芽が出にくくなるのおすすめ!
3.芽が出たじゃが芋は食べられる?
お待たせしました!「芽が出たじゃが芋は食べられる?」を詳しく解説していきます。
結論…芽とその周辺・緑色になった部分を完全に取り除けば食べられる!
じゃが芋の芽や緑色になった部分は、ソラニンやチャコニンと呼ばれる天然毒素を含み、食べると下痢・嘔吐・めまいなどの症状が出ることがあります。
この部分をしっかり取り除いて調理すれば食べることができますが、中まで緑の場合や苦味を感じた場合は食べるのを控えましょう。
ソラニンやチャコニンは茹でても分解せず、量は減らないので注意が必要です。
まとめ
芽が出たじゃが芋は、根元やその周りを含めて完全に取り除き、緑色になった部分があれば皮を深く剥けば食べることができるます。
ただし、苦味を感じた場合は食べるのを控えましょう。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
じゃがいもは、長く保存すると芽が出たり、緑色に変色してしまうので、その都度必要な分だけ買うのをおすすめします。
じゃが芋をより安全に美味しく食べるためにも、芽が出たじゃがいもは、根元までしっかり取り除き、緑色に変色していたら深く皮を剥くようにしましょう!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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