【京都市】山科区 二つある『六所神社』の北花山「六所神社」は六柱の神を祀る平安時代から続く神社♪
京都の東にある山科区、そこには古くから伝わる「中臣遺跡」や「花山天皇」にまつわる寺、「天智天皇陵」、そして「琵琶湖疏水」や蓮如上人にまつわる「山科本願寺」、大石内蔵助にまつわる「大石神社」など数多くの歴史を現世に伝える大切な場所があります。
過去記事御参照ください→
・「琵琶湖疏水」と「映画の街・京都」の関係
・戦国時代に偉大な宗教都市を築いた『蓮如上人』の『御廟所』!
・日本最古と言われる『天智天皇(中大兄皇子)』の『上円下方墳 山科陵』探訪♪
・花山天皇が出家した『元慶寺』は西国三十三所番外札所!
・『義士まつり』で大石内蔵助の『忠臣蔵』を「大石神社」&「岩間寺」で♪
・ 『花山稲荷神社』は「忠臣蔵」大石蔵之介ゆかりの場所
・『中臣遺跡』で2万5千年前からの歴史ロマンを感じる!
その山科区の花山地区には二カ所の「六所神社」があります。
国道1号線を挟んで北側にある「六所神社」は通称、地元の人には『北花山六所神社』と呼ばれており、南側にある「六所神社」は通称、『上花山六所神社』と呼ばれています。
伊勢の天照皇大神、尾張の熱田大神、 山城の賀茂大神、 山城の八幡大神、大和の春日大神、近江の日吉大神の六神を奉祀しています。
今では北花山地区の産土神として崇敬されています。
古跡「御神水井跡」もありました。
877年から884年の時代に勧請され、887年に創建されます。平安時代ですね。
元々、ここから東に徒歩5、6分の所にある『元慶寺』の鎮守として遍照僧正が勧請した神社と伝わります。
平成の大改修を終えたばかりで、鳥居も境内も綺麗に整備されています。
地元の人に愛される「六所神社」では、静寂な中にも自然のありがたさを身にしみて感じられます。
北花山は、山科七郷にひとつ。
第三十八代「天智天皇」の時代に、郷名が華頂となります。
第五十代「桓武天皇」の京都遷都から花山に変わりました。
その後、上花山、下花山、北花山に分割され、寛保の時代に下花山を合併して、今日の北花山となりました。
昭和51年に京都市山科区と変わるまでは、この地域は昭和6年から京都市東山区だったそう。
私もこの地域をよく知っていますが、花山と呼ばれる所以が平安京遷都の時代からあったとは驚きです!
また駐車場からは山科の市街地が一望でき、真下を多数の列車が走り抜けていくのが見れて隠れた写真スポットとなってますよ!
六所神社(北花山)
京都市山科区北花山大峰町