【京都市】中京区 「阿国歌舞伎」(おくにかぶき)という踊りを広めた女性『出雲阿国』の像が祇園に!
「出雲阿国」(いずものおくに)の像が鴨川にかかる四条大橋のそばにあります。
日本最古の歌舞伎小屋「南座」があることでも知られる「祇園」エリアにあります。
「出雲阿国」という女性。
出雲にある縁結びで知られる「出雲大社」の巫女であったと伝えられます。
『古事記』にのる素盞鳴尊(スサノオ)の歌「八雲立つ出雲八重垣つまごみに八重垣つくるその八重垣を」で知られる出雲。
「祇園」にある「八坂神社」にその石碑はあります。
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「出雲阿国」は、安土桃山時代から江戸時代への過渡期に各地を巡業し、「阿国歌舞伎」(おくにかぶき)という踊りを広めた女性です。
この四条川原で、「かぶき踊り」として大衆の前で官能的なダンスを披露し人気を博したと説明を受けました。
歌舞伎の創始者となった女性芸能者である「出雲阿国」。
「出雲阿国」は男装して刀を差しています。
(「高津商会」の竹光刀剣のようだといつも像を見ながら思っています)
首から鏡、またはキリスト教のロザリオ(ネックレスのようなもの)をぶら下げ、「かぶきもの」のような奇抜な衣装や小道具に身を包み、謡いながら笛や鼓に合わせて踊っていたそうです。
阿国歌舞伎は、その後、遊女歌舞伎、若衆歌舞伎、野郎歌舞伎と変遷を経て今の歌舞伎となりました。
南座では京都の師走の風物詩である「吉例顔見世興行」が12月から南座で開幕されます。
「顔見世」興行の期間、南座の館前をかざる、まねき看板の「まねき書き」が始まると年末が来たなぁとワクワク、ソワソワしてきますね!
出雲の阿国像
住所:京都市東山区川端町