1981年、山梨県生まれ。MITテクノロジーレビューのアンバサダー歴任。富士ゼロックス、ガートナー、皇學館大学准教授、経営コンサル会社の執行役員を経て、独立。多数の企業の顧問やフェローを務め、企業や団体への経営支援、新規事業開発等に勤しむ。また、複数回に渡り政府機関等に政策提言を実施。主な専門は事業創造、経営思想。著書に『正統のドラッカー イノベーションと保守主義』『正統のドラッカー 古来の自由とマネジメント』『創造力はこうやって鍛える』『ビビリ改善ハンドブック』『「日本的経営」の誤解』など。同志社大学大学院法学研究科博士前期課程修了。
記事一覧
- 約半数の会社にいる「働かないおじさん」の生きがいを奪ったのは職場ではないのか
「働かないおじさん」は働かないのではなく、仕事と能力がないことにより、働けないのである。彼らに武器を与え、諦めの境地から出立させよ。
- 実践型教育が日本を救う 皇學館大学現代日本社会学部が東京サテライトを始動
「よい日本人」をつくる皇學館大学現代日本社会学部の新たな挑戦
- DX銘柄2022のグランプリは中外製薬と日本瓦斯 2020年から銘柄を比較する
変革は「化」の発想からは生じない。ビジネスモデルを考案し、デジタルを手段として選択することで、DXは実現する。
- NTT都市開発の「行きたくなるオフィス 4×SCENE」はひとつの正解を示す
人びとが生きがいをもって働くオフィスは、どのようにすれば実現可能か。
- 心理的安全性だけでは組織が成長しない理由 よく学び、よく動く会社をつくる
心理的安全性は、それだけでは成長に向けて逆効果となる場合がある。それに付随して必要な制度や組織体制について取り上げる。
- 特殊詐欺4833万円被害 なぜ田舎者と年寄りは騙されやすいのか
田舎者や年寄りが騙されやすいのは、安心社会から信頼社会へと急に放り出されたことが理由である。
- 「職場に嫌いな上司がいる」は7割以上、なぜ上司にはイヤな人が多いのか
たいていの人は、上司が嫌いである。その理由は、まさに権力が腐敗することにある。自ら権力を手放したとき、よりよい成果が上がるようになる。
- シリコンバレーは時代遅れ?技術よりも「創造のエートス」に注目せよ
ムーアの法則が終わり、機械学習に次ぐ成長機会をもたらす技術は見つかっていない。しかし技術とは、もともとそのような類のものではなかったか。
- 安物のワインに高い値札をつけると評価が上がるのは、顧客体験のおかげという研究
バーゼル大学のイェンス・ガーブらの研究によれば、ワインは味よりも価格によって「心地よさ」が変わるようだ。演出の大切さについて、述べる。
- デジタルリーダーなら40歳以上でも転職は可能だ NTTデータ経営研の調査を考える
デジタルリーダーは全体の2%に過ぎず、うち40代が約46%、30代が35%だ。彼らは希少人材だが、つねに転職したいと思っている。
- コロナ以降の完全リモートワークは従業員を不幸にする マイクロソフトの調査から
テクノロジーは、あまねく人びとに恩恵を与えることが可能だ。リモートと対面の働き方を選択する方法について、考える。
- 自分は被害者だと周囲にアピールする人には関わらないほうがよいという研究
被害者アピールの人は、人から奪っていることに自覚のない「くれくれさん」だ。彼らは無意識の戦略によって、そのように振る舞っている。
- 総務省がドコモの ahamo などにキャリアメール利用を要求しているらしい
総務省は、ドコモメールなどのキャリアメールを、ahamoなどの若者向けプランやNVNOに移行した際にも利用可能とすべきだとしている。
- NHKをぶっ壊さなくても済む方法 訪問員はコンテンツの価値訴求に徹すべし
NHKは本当にいらないのか。いま必要なのは、NHKの提供するコンテンツの価値を、個人に訴求するための努力である。
- デジタルビジネスを創造するための発想法 手段先行型の日本人に向けて
手段から目的に向かう方法のほうが、日本人には得意なようである。手段を価値化する発想法について述べる。
- DX時代で売れなくなる営業 経営課題ではなく個人課題に目を向けよ
DX時代の営業は、物売りから、新規事業開発を行う者となる。
- 「田舎は仕事がない」は大嘘だが「給料が低い」は事実だ 地方に変革を起こす
田舎には仕事は大量にある。しかし、平均年収は200万円台である。大学にも通えず、境遇を変えられないと嘆く人びとに対し、救いの手を。
- 教育現場は「デジタル化」から脱却せよ 富士ゼロックスの教育セミナーを語る
私たちは学校の先生に、子どもたちと一緒にドッジボールをするくらいの、心のゆとりを与えたい。
- ローマ教皇が祈るAIとロボットの有効活用 キリスト教の目的とデジタル世界
AIやロボット、あるいはデジタルテクノロジーは、キリスト教の目的に到達する手段である。
- わいせつ教員の半数がSNS活用、「だからテクノロジーは危険」と考える人の誤り
SNSを危険とみなせば、SNSの恩恵を得られなくなる。いつだって悪事をなすのは、テクノロジーを悪用する人間のほうだ。
- 定年を引き上げるならば、本来の「年功」原理に立ち返り、無用者は排除せよ
定年を引き上げる企業は、ますます増加する。そのとき、有能な年配者のみを会社に残し、無能な者は排除する仕組みが必要となる。
- コロナ不安が子供の夢を奪っている 不安を解消して前向きに生きるステップ
不安を抱くのは、その対象が得体の知れないものだからだ。対象を実体化させ、適切に対処する方法を取り除くことで、前向きな人生を送ることができる。
- ジイさんバアさんの起業家コミュニティ「シニア・プラネット」が最高すぎる
65歳以上の起業家が集まる高齢者コミュニティ、シニア・プラネット。ライバルはあのウィー・ワークだ。ベテランの「結晶」を活かし、攻めの人生を送る。
- 就活生「一つの会社に定年まで」44% 日本の転職の実態をさぐる
定年まで働く終身雇用は、日本の伝統だろうか。数十年の日本の転職状況を、データを通して眺めてみる。
- アップルウォッチがスイス製腕時計を破壊?市場開拓のチャンスにすぎない
すでにApple Watchの販売数は、すべてのスイス製腕時計の販売数よりも多い。腕時計投資は今後どうなるのか。腕時計業界の第二の転換期が来たように感じる。