JR北海道バス小樽線(手稲ー小樽)は国道5号経由でゆっくり運行!う回時にも最適!?
北海道札幌市と小樽市の間を公共交通機関で移動する場合、JR函館本線か都市間高速バスがほとんどでしょう。しかしJR又は高速バスで輸送障害が発生した時、どうしても移動しなければならないなら、運行している片方の手段を利用する人が大半。ですが札幌ー小樽間にはもう1つ交通手段があります。それがJR北海道バス(外部リンク)の小樽線です。
JRや高速バスと比べると本数が少なく時間もかかるのですが、輸送障害発生時の状況次第で選択肢の一つに入れておきたい路線バス。更にJR北海道バス小樽線では2024年11月までの停留所が2か所あります。
筆者は平日昼に、JR北海道バス小樽線に1往復乗車してみました。札幌ー小樽移動時にぜひ頭の片隅に置いて下されば幸いです。
JR函館線・札幌ー小樽不通時でも注目されない?バス路線
銭函ー朝里はJR線・国道5号・札樽道のみ
札幌と小樽の間を移動する時、小樽市桂岡ー新光はJR函館本線、国道5号、札樽自動車道の3本しか選択肢がありません。険しい地形を通るため、何本も道路を建設しにくい場所。
JR函館本線は海岸線沿い、国道5号と札樽自動車道は山の中を通っています。万一交通障害が起きると大変。
都市間高速バスは小樽市桂岡ー新光は通常、札樽自動車道を走行します。国道5号を通常時走行するのは、JR北海道バス小樽線と北海道中央バス桂岡線。中央バスは小樽市内のみなので、この区間を走る札幌と小樽を結ぶ路線はJR北海道バス小樽線1本です。
平日は1日10往復・土日祝は7往復
JR北海道バス小樽線は手稲駅南口ー小樽駅前を平日に10往復(外部リンク)、土日祝に7往復(外部リンク)運行されています。
平日朝の小樽行3本と手稲方面行1本、土日祝の小樽行朝一は手稲駅南口を経由し、札幌市営地下鉄東西線・宮の沢駅まで延長中。終発が18時台なので、夜間の輸送障害の代行にはなりません。
地元民中心に乗車!手稲駅→小樽駅
筆者はまずJR手稲駅南口へ。
1番のりばが小樽方面、2番のりばが札幌都心方面行きのりばです。
今回の乗車では、JR北海道バスの1日乗りほーだいきっぷ(外部リンク)を使用。手稲駅南口ー小樽駅前まで片道590円、往復1,180円(2024年11月現在)に対し800円(2024年12月からは1,200円)で札幌圏のJR北海道バスが乗り放題というバスでお出かけにおススメのきっぷ。
但し高速おたる号など都市間高速バスは利用出来ません。また他社バスは全て不可。
バス車内で運転手から、JR北海道バス札幌圏の営業所、バスチケットセンターで購入出来ます。筆者は手稲駅南口出発前に運転手から購入しました。
手稲駅南口→小樽駅前では停留所を取り上げます。
バスは手稲駅前通を走ってすぐに国道5号へ。手稲駅通バス停から終点・小樽駅前の手前まで国道5号をずっと走行します。筆者が乗車した便は10人から20人の乗客でした。
小樽市に入って最初の停留所が星野中央。
しばらく進むと銭函バス停です。
銭函バス停とJR銭函駅は離れており、中央バスがJR銭函駅と結ぶ銭函・桂岡線を運行(外部リンク)。
銭函、銭函中学校前は、JR北海道バス、中央バス共に停留所がありますが、保証牛乳前は中央バスのみ。
桂岡バス停は中央バスと同じ場所に停留所があり、中央バスは桂岡線と銭函線が発着します(外部リンク)。
なお銭函ー銭函中学校前の間には、札樽自動車道通行止時に国道5号へう回運行する時のみ使用する、都市間高速バス「見晴」の臨時バス停があります。
桂岡から朝里町までは、逆にJR北海道バスが停留所を多く設置しています。中央バス桂岡線は途中、張碓小学校前のみ。
新光2丁目からは逆に中央バスの方が停留所を多く設置。なお中央バス桂岡線は朝里町からも「快速」の様に停車停留所は少数(外部リンク)。
札樽自動車道・小樽インターから小樽駅前までの間、高速おたる号と同じバス停です。
潮見台
奥沢口
住吉神社前
花園公園通(札幌行)/市役所通(小樽駅前行)
小樽駅前
バスは終点・小樽駅前に到着。
手稲駅南口から約1時間の旅でした。なおJR線なら手稲ー小樽を快速で21~23分、普通で28~32分で結びます。
2024年11月廃止!景勝園・神工園
JR北海道バスは2024年11月30日に小樽線の停留所・景勝園と神工園(いずれも張碓ー朝里不動尊)を廃止します(外部リンク)。周りには人家はなく、国道5号や札樽自動車道以外は山と呼んでもいい場所。
まず景勝園に別の日に行ってみました。
国道5号小樽方面に駐車帯があり、すぐ近くを札樽自動車道が走る場所からすぐです。
国道5号が片側2車線化した時、道を差し替えた箇所の手前。
神工園は隣のバス停なので景勝園から歩いてみます。両バス停に2024年11月30日までという案内がありました。
神工園バス停は張碓トンネルの近く。
国道5号を何度か通った事がある人ならイメージしやすいと思います。
小樽駅前→手稲駅南口で戻ってみた
帰りも小樽駅前から、JR北海道バス小樽線を利用。
JR函館本線や都市間バスと比較したい景色が東小樽ー朝里町付近の小樽港が見える付近。
張碓停留所付近は札樽自動車道の橋が国道5号を越えます。国道5号からしか見えません。
マイカーで走ると何となく通り過ぎますが、バスからぜひ注目したい景色です。
バスは約1時間かけてJR手稲駅南口に到着。
手稲駅から札幌駅までの移動は、JR函館本線にバス路線も複数。道路も何通りもあります。選択肢が実は少ない手稲ー小樽間の公共交通移動にJR北海道バス小樽線はいかがでしょうか。
関連記事
札幌から芝桜の町・滝上と紋別へ!JR北海道バス「流氷もんべつ号」
小樽駅前バスターミナルは小樽市の重要交通拠点!【北海道中央バス・JR北海道バス】
JR北海道バス・深名線無料DAYに幌加内町・ルオントへ行ってみた
JR北海道バス・深名線無料DAYに幌加内ルオントから名寄へ乗車!
JR函館線(山線)のライバル!中央バス・高速ニセコ号(小樽→倶知安)に乗ってみた
平日岩内始発便は2台運行!北海道中央バス・高速いわない号に乗車