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北海道・旧銀河線南側の代替バス!十勝バス・帯広陸別線に乗車

宙船乗り物大好きライター・そらふね
池田駅前で発車待ちの十勝バス。後ろは「あいバス」

北海道・北見駅ー池田駅間に2006年4月20日まで北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線がありました。翌2006年4月21日からバス転換され、北見ー陸別は北海道北見バス、帯広(始発と終着は十勝バス本社南口)ー池田ー陸別は十勝バスが運行中。

北見ー陸別は1日5往復半(11本)、帯広ー陸別は平日が1日9往復、土日祝が1日7往復です。筆者は陸別から帯広駅前まで平日朝の便に乗車してみました。

北海道・銀河線廃止後の代替バス!北見バス「訓子府・置戸・陸別線」に乗車

と合わせてご覧ください。

利用当日の実績
利用当日の実績

早朝の始発・陸別バス停から乗車

陸別町に宿泊した筆者は、朝6:25陸別発十勝バス本社南口行バスに乗車しました。この便は土日祝運休。通勤通学の状況確認に良いと思ったからです。

十勝バスを待っていると、6:09発朝一の北見行バスが乗客ゼロで発車。

6:09発北見行き・北海道北見バスが先に発車
6:09発北見行き・北海道北見バスが先に発車

6:15に十勝バスが回送されて来ました。

6:15頃、十勝バスが回送されて来た
6:15頃、十勝バスが回送されて来た

乗客は筆者一人。約3時間のバス旅です。

筆者一人を乗せて帯広方面へ出発
筆者一人を乗せて帯広方面へ出発

バスは定刻に発車。すぐ陸別新町で1人乗車がありました。

十勝バスが走る陸別町区域には陸別駅のほか、薫別(くんべつ)駅がありました。

足寄バス停は旧駅舎を模した建物!

バスは国道242号を進み、足寄町へ。

上利別(かみとしべつ)では国道から離れ、駅跡までバスが乗入れますが、乗降はなく定刻の6:49に通過。すぐに国道へ戻ります。

上利別バス停を通過
上利別バス停を通過

読みと漢字が「愛のカップル」に通じるとして人気があった愛冠(あいかっぷ)駅舎が見えましたが、国道沿いのバス停で乗降なく通過。

国道から愛冠駅跡が見えた
国道から愛冠駅跡が見えた

足寄町の中心部が近づいて来ました。

道の駅あしょろ銀河ホール21まで2kmの看板
道の駅あしょろ銀河ホール21まで2kmの看板

バスは道の駅の陸別側にある旧足寄駅舎を模したバス待合所へ。

足寄バス停は旧駅舎を模したバス待合所がある
足寄バス停は旧駅舎を模したバス待合所がある

旧駅舎の裏側には線路とホーム、信号機が。

待合所裏には線路とホーム、信号機などの一部が再現
待合所裏には線路とホーム、信号機などの一部が再現

バスは待合所をぐるりと回ります。

バスは待合所をぐるりと回ります
バスは待合所をぐるりと回ります

足寄バス停に定刻7:09に到着。1人乗車しました。なお発車後はすぐに国道242号へ。

足寄バス停で1人乗車
足寄バス停で1人乗車

ふるさと銀河線足寄駅だった道の駅あしょろ銀河ホール21の建物を右側(陸別行は左側)に見て先へ進みます。

バス停隣にある道の駅(旧銀河線足寄駅)の建物
バス停隣にある道の駅(旧銀河線足寄駅)の建物

足寄町には上利別、愛冠、足寄のほか、大誉地(およち)、笹森、塩幌、西一線の駅がありました。

なお足寄化石博物館バス停は国道242号沿いにあり、博物館までは少し歩きます。また下足寄バス停近くに道東自動車道・足寄ICがありますが、十勝バスは高速道路には入らず国道を走ります。

仙美里駅・本別駅跡がバス待合所!

仙美里でトイレ休憩

仙美里(せんびり)から本別町。仙美里バス停は銀河線時代の駅舎にバス停と待合所があります。7:20に到着しトイレ休憩可能な案内がありました。

仙美里駅でトイレ休憩可の案内あり
仙美里駅でトイレ休憩可の案内あり

しかし乗客3人も運転手もトイレに行かず、定刻7:24に発車。

道の駅ステラほんべつは旧本別駅舎

本別町の中心部に近づくと、国道の横を走っていた銀河線の線路跡が判りやすいです。線路や踏切は撤去されていますが、いかにも鉄道らしいものが点在。

バスは本別駅だった道の駅ステラ本別へ。本別には定刻7:35に到着。

道の駅ステラ本別
道の駅ステラ本別

道の駅の池田側にバス待合所があります。
乗降はなくすぐに発車しましたが、本別町中心部で初めて生徒さんの乗車がありました。

道の駅にある本別バス待合所
道の駅にある本別バス待合所

銀河線開業後の1995年に開業した岡女堂(おかめどう)駅の跡が、「岡女堂本家前」停留所そばに見えました。

岡女堂駅のホームが残っていた
岡女堂駅のホームが残っていた

共栄24線付近で道東自動車道・足寄方面と結ぶ高架橋の下を走ります。

道東自動車道の高架橋の下を走ります
道東自動車道の高架橋の下を走ります

本別町には仙美里、本別、岡女堂のほかに南本別、勇足(ゆうたり)の駅がありました。

池田駅前でトイレ休憩!生徒は下車

大森地区から池田町に入ります。高島の手前から国道242号と別れ、道道237号へ。
高島地区から生徒さんの乗車がありました。

池田町にある高島バス停
池田町にある高島バス停

近牛コミセンで乗車後、道東自動車道の高架橋の下を通過。

道東自動車道の高架橋の下を通ります
道東自動車道の高架橋の下を通ります

池田町中心部に入り、池田町役場や池田中学校に近い池田西1条8丁目で生徒さんが下車。続いてJR池田駅前でも生徒さんが降りました。再び陸別・足寄からの乗客のみに。

JR池田駅前に到着
JR池田駅前に到着

池田駅前では5分停車し2回目のトイレ休憩がありました。筆者はバス停前のトイレへ。

池田駅前で5分トイレ休憩
池田駅前で5分トイレ休憩

筆者が乗車中の十勝バスのうしろには、池田町コミュニティバス・あいバス(外部リンク)と池田町スクールバス、地元のワインタクシーが並んでいました。生徒さんはスクールバスに乗車。あいバスはワインタクシーが運行しています。

スクールバスが到着し乗り換えた(バス後部から撮影)
スクールバスが到着し乗り換えた(バス後部から撮影)

元ふるさと銀河線区間はここで終わり。池田町には大森、高島、様舞(さままい)の駅がありました。

池田駅前からはJR根室本線と並走します。

幕別町・帯広市では乗降が次々と

池田町利別から再び国道242号を走ります。バスは利別駅前を通らず、国道にあるバス停に発着。当日は利別地区で乗降はなく通過しました。

十勝川を渡ると幕別町に入ります。隣にJR根室本線・十勝川橋梁が見えます。

JR根室線・十勝川橋梁の横を渡る
JR根室線・十勝川橋梁の横を渡る

国道242号と国道38号との合流手前で町道に入ります。

幕別町中心部に入ると大半が帯広市へ向かう乗車に。JR幕別駅前でも1人乗車。

JR幕別駅前で乗車あり
JR幕別駅前で乗車あり

札内地区では更に乗車が続きました。札内駅前最寄・札内バス停でも乗車。

JR札内駅最寄・札内バス停
JR札内駅最寄・札内バス停

国道38号に入り札内橋を渡ると帯広市中心部に入ります。なお幕別町内、帯広駅前までの帯広市内の乗降に学生・生徒さんの姿はなく、年配者が中心でした。

帯広駅前BT・おびくるで下車

バスの終点は帯広市西部にある十勝バス本社前ですが、筆者は帯広駅前バスターミナル・おびくるで下車しました。9:22と1分遅れで到着。陸別・足寄からの乗客もこちらで降りています。

おびくるから先・十勝バス本社まで運行
おびくるから先・十勝バス本社まで運行

帯広市西部へ向かう乗客と入れ替わります。

十勝バス本社へ(20分後におびくる到着した陸別線バスを撮影)
十勝バス本社へ(20分後におびくる到着した陸別線バスを撮影)

旧銀河線沿線と帯広・幕別を結ぶ代替バス・十勝バス帯広陸別線を利用し、本別・足寄・陸別への旅はいかがでしょうか。

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乗り物大好きライター・そらふね

地元北海道を中心に日本を旅するフォトライターです。フェリー・飛行機・鉄道旅が得意分野。船会社で船員管理・港業務・営業を経験後、旅行サイトでライターとなる。船・地方空港・名所・ホテルを紹介する記事を多く掲載しました。乗り物移動をより楽しくがモットー。

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