札幌エスタ1F・バスターミナル閉鎖は2023年9月末!10月からの仮設バス停準備状況も追ってみた
2023年8月31日札幌エスタが閉店し、多くの人が現地で見送りました。しかし札幌エスタのうち1階のバスターミナルは同年9月30日の閉鎖まで使用されます。閉鎖後、札幌エスタ1階・札幌駅バスターミナルを発着していたバスは札幌駅周辺のバス停に分散・移転予定(外部リンク)。
札幌エスタ閉店時のニュースは、北海道のマスコミが大きく取り上げ、バス停の移転にも触れていました。しかし9月末の札幌駅前バスターミナル閉鎖直前まで、マスコミ各社はバスターミナルや移転先のバス停についてあまり取り上げない可能性があります。2023年10月以降に札幌駅前発着のバス利用予定者の中には、今後どうなるのか気になる方がおられるでしょう。
そんな人に役立てばと思い、まもなく閉鎖される札幌エスタ1階・札幌駅バスターミナルの状況と移転先のバス停の状況を追ってみました。
(訪問:2023年9月9日午後)
再開発事業で長期間閉鎖!札幌エスタ1階札幌駅バスターミナル
2030年度に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に合わせて、札幌エスタと札幌駅前バスターミナルが立て替えられる事になりました。現在の札幌駅前バスターミナルは長期間閉鎖され、新しいターミナルが開業するまでの間、2023年9月現在エスタ1階・札幌駅バスターミナルを発着するバスは札幌駅周辺のバス停に移転します。
札幌駅バスターミナルが閉鎖された後、発着するバスはどこへ移転するのか、ざっくり表した案内が札幌市営地下鉄の広告にありました。
札幌市は詳細な乗り場変更案内をホームページ(外部リンク)やチラシなどで発表しています。
まず2023年9月現在の札幌駅前バスターミナルの現況から取り上げます。
札幌エスタ店舗は2023年8月で終了!バスターミナルは9月末まで
ほとんどは9月末までそのまま!通路は一部変更あり
札幌駅前バスターミナルの上にある札幌エスタの店舗は2023年8月31日で営業終了し、多くのテナントは近隣の札幌東急百貨店などに移転しています。しかし札幌駅前バスターミナルは一部を除き変わらず営業。ただ9月30日で閉鎖されるなどの案内はあちこちにありました。
バスターミナル内にある「のりば案内」も定期観光バスを除けばそのままです。
札幌駅前バスターミナル内や地下のエスタ周辺には通路が変更されるため案内図があります。
札幌エスタの2階より上の階は既に閉鎖されたので、1階のバスターミナルから上に行く事は一般人は出来ません。
札幌駅前バスターミナルの定期観光バス案内所が札幌エスタ2階にありましたが、2階以上の区画閉鎖は8月31日。そのため定期観光バスは9月1日に先行して移転となりました。
定期観光バスはJR札幌駅北口へ9月1日移転済!受付はJR札幌駅西コンコース内
2023年9月1日に定期観光バスのりばと案内所は、のりばが札幌駅北口に、案内所がJR札幌駅西コンコースへ移転。
札幌駅前バスターミナルにもお知らせがありました。
JR札幌駅西コンコースに移転した北海道中央バスの定期観光バス窓口。営業時間は7:50~14:30です。
のりばはJR札幌駅北口西側に変更。
2023年10月1日以降、札幌駅前バスターミナルを発着する路線バスのバス停がどこに移転するのか、移転先を訪問しました。
都市間バスのほとんどは道庁赤れんが隣接・日本生命札幌ビル周囲へ!
日本生命札幌ビル周りにバス停がずらり!
札幌駅周辺に土地勘がない方向けにざっくり言えば、
札幌駅バスターミナル発着だった都市間バスのほとんどは道庁赤れんが近く、日本生命札幌ビルに行く!
例外は後で書きます。
また札幌駅バスターミナルから発車しない北海道中央バス・北都交通の新千歳空港行きバス、北海道バスのニュースター号の乗場は全く変わりませんのでご注意ください。
観光名所として有名な道庁赤れんがですが、2023年9月は修復工事(外部リンク)のため写真のような状況。土地勘がない人は10月からまずここへ向かいましょう。
日本生命札幌ビル西側には札幌と道内主要都市を結ぶ高速バスが多く発着予定。バス停はほぼ完成しています。
日本生命札幌ビル東側も主要都市を結ぶ高速バス が発着。バス停の工事は進んでいました。
なお道南バスの一部都市間バスを利用する場合は、後述するホクレンビル向かいのバス停発着の路線があります。詳細は道南バスホームページで発表済(外部リンク)。
札幌駅前バスターミナル1階には北海道中央バス・道南バスのきっぷ売場・窓口がありましたが、どこへ移転するのでしょうか?
日本生命札幌ビル南西側・赤れんが前に中央バス・道南バス窓口
道庁赤れんがの向かい、日本生命札幌ビルの南西側の敷地に、仮設建造物が2棟ありました。北海道中央バス・道南バスの案内所・きっぷ売場になる建物です。
札幌駅前バスターミナル時代と比べて良いのは、案内所すぐ近くにコンビニ(セイコーマート)があること。乗車時間が長い都市間バス乗車前に利用できます。営業時間は朝6時から24時。
JR北海道バスは日本生命ビル北側と向かいに移転!窓口はビルテナントへ
JR北海道バスは、日本生命札幌ビル北側と向かいに、えりも・広尾を結ぶ都市間バスと札幌市内を結ぶ路線バスを移転します。
一方、JR北海道バスはバス会社の中では唯一、ビルのテナントに新しいバス窓口を10月から移転します。隣はコンビニがあるので判りやすいでしょう。
じょうてつバス・沿岸バスと道南バス(一部)がホクレンビル周囲に移転!
都市間バスの移転先・日本生命札幌ビルの例外は、ホクレンビルの周囲を発着します。先ほど触れた道南バスの一部路線(外部リンク)と、定山渓温泉とその手前の地区を結ぶじょうてつバスです。
じょうてつバスは、ホクレンビル(JA北農ビル)前に設置されるバス停からの発車です。
バス停工事は進んでいました。
またホクレンビル北向かい、現在は地上駐車場で今回再開発でビルに変わる場所の前を、沿岸バスと道南バスの一部が発着します。
ただじょうてつバスと沿岸バスの案内所がバスのりばから離れた、JR札幌駅南口タクシー乗場近くの仮設建物となってしまいました。定山渓温泉への観光客や沿岸バスの利用者にとっては不便になります。
まとめ
1.2023年9月末で札幌エスタ1階・札幌駅前バスターミナルは一時閉鎖され、札幌エスタバスターミナル内発着の路線のバス停が分散・移転される。
2.札幌駅前発着のバスでも、2023年9月現在にエスタ1階以外の場所で発着する路線はそのまま。
3.定期観光バスは2023年9月1日に札幌駅北口に乗り場が移転済。
4.札幌エスタ1階バスターミナルに2023年9月発着する都市間バスの大半は、道庁赤れんが前の日本生命札幌ビル前から発車。残りの都市間バスはホクレンビル前から。
5.北海道中央バス・道南バスの窓口は日本生命札幌ビル敷地の仮設建物に、JR北海道バスの窓口は札幌北三条ビル1階に移転する。