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暑い時に「切干大根ときゅうりのサラダ」をおいしいと感じる理由は効能にあった!!

お天気ママ料理研究家&気象予報士

こんにちは。気象予報士&食養生アドバイザーのお天気ママです。きょうは、暑い時にどうして「切干大根やきゅうりが食べたくなるのか?」「美味しく感じるのか?」の理由と、おすすめレシピを紹介します。暑さに負けない体づくりに役立つので、ぜひお試しくださいね。

体を冷やして暑熱ストレスを緩和

我が家では、暑くなると「切干大根ときゅうりのサラダ」を作る機会が増えます。SNSや料理サイトでレシピを紹介すると、「美味しかった」「子供が喜んで食べました」などの声をたくさん頂くので、美味しいと感じるのは私だけではないようです。

ではなぜ、「美味しく感じる?」「食べたくなる?」のでしょうか。その理由は、大根ときゅうりの効能にあります。それぞれ、薬膳や栄養学からみて次のような働きがあります。

■大根
・胸やけの改善・消化を助ける
・体を冷やす
・コリコリ食感でイライラ予防・ストレス緩和
・干すことでミネラル分が豊富になる

■きゅうり
・体を冷やす
・体に水分補給
・利尿効果でむくみの改善

大根にもきゅうりにもそれぞれ、体を冷ましたり、体に水分を与えたりする働きがあります。さらに組み合わせで、汗で奪われるミネラル分の補給、暑さによるイライラの改善、疲労回復や熱中症の予防、さらには夏バテを予防する働きもあります。
暑い時に、切干大根ときゅうりを「食べたくなる!」「美味しいと感じる!」には、これまで食べてきた経験の積み重ねから、潜在的にこの効能を体が欲していたと言うことができます。

たんぱく質プラスで美味しく夏バテ予防

今回は、切干大根ときゅうりを使ったおすすめのサラダのレシピを3つ紹介します。
切干大根とキュウリだけでも美味しいのですが、ハムや鶏肉などのたんぱく質をプラスすると、よりおいしく栄養バランスも整います。夏バテは栄養バランスの偏りも原因の1つです。しっかり食べることで予防することができるので、お気に入りのレシピを見つけて作ってみてくださいね。

切干大根とハムきゅうりの中華サラダ

■2~3人分
切干大根=30g
ハム=2枚
きゅうり=1本
A.醤油=大さじ1/2
A.みりん=大さじ1/2
A.酢=大さじ1/2
A.ごま油=大さじ1/2
白ごま=適量

①-切干大根は、水に2~3分つけて戻す。
②-ハムは細切り、きゅうりは斜めに切って細切り、切干大根は軽く絞って3cmくらいに切る。
③-ボールに、②、【A】を入れて、混ぜる。
④-器に盛り、お好みで白ごまをかける。
※切干大根は調理している間にも戻るので、水に浸けるのは2~3分でOK。②で絞るときは強く絞るとゴワゴワになるので、軽く絞ればOKです。

切干大根とハムのごまマヨサラダ

■2~3人分
切干大根=30g
きゅうり=1本
A.りすごま=大さじ2
A.マヨネーズ=大さじ2
A.麺つゆ(3倍濃縮)=大さじ1/2

①-切干大根は、水に3分つけて戻す。
②-ハムは細切り、きゅうりは斜めに切ってから細切りにする。切干大根は軽く絞って3cmくらいに切る。
切干大根は強く絞るとパサパサになって栄養も流れ出てしまうので注意。
③-ボールに、②と【A】を入れて、混ぜる。
※切干大根は太いものは、水に浸ける時間を長めで調整してください。

切干大根ときゅうりのカレー味サラダ

■6~8人分
切干大根=60g
ハム=4枚
きゅうり=2本
A.麺つゆ(3倍濃縮)=大さじ2と1/2
A.お酢=大さじ1
A.ごま油=大さじ1
A.カレー粉=小さじ1

①-切干大根は、水に3~5分浸す。マッチ棒より細ければ3分、同じくらいなら5分が目安。
②-ハムは半分の幅で細切り、きゅうりは斜めにスライスにしてから細切りにする。切干大根も軽く絞って3cm幅に切る。
③-ボールに、②と【A】を入れ、混ぜて味を調える。

まとめ

今回は、切干大根ときゅうりの組み合わせの夏に嬉しい効能とおすすめレシピを3つ紹介しました。暑さをしのぐためには、食品の重ね使い、ちょっとした心がけがとても大切です。ぜひ食べて、暑さに負けない体づくりを心がけてくださいね。

料理研究家&気象予報士

せっかちな性格と気象・薬膳の知識を生かして、時短簡単で体にいいレシピや裏ワザを紹介しています。 現在、2児の子育て中の有職主婦。 すぐに作れる副菜や簡単すぎる麺類の料理が得意です。 熱中症予防・夏バテ予防、冷え性の改善、花粉症の軽減など、 季節病・気象病のレシピも随時紹介しています。 ■有資格 気象予報士 健康気象アドバイザー 国際中医薬膳師 食生活指導士®2級

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