長芋は体にいい?【夏バテや夏の老化を予防する】長芋の効果とおすすめレシピ
こんにちは。料理研究家&食養生アドバイザーのお天気ママです。
連日の暑さに夏バテ気味の方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、夏の体をサポートする長芋の効果と、長芋を使った料理を3品紹介します。ぜひ食べて、暑くなりはじめの体を整えてくださいね。
長芋は夏バテ予防におすすめのスーパーフード
スーパーや八百屋さんで手頃に手に入る長芋ですが、古くから食材の研究をしてきた薬膳では非常にたくさんの効果のある優良な食材で、次のような働きがあります。
・体を潤す
・老化予防
・疲労回復
・胃腸の働きを整える
・夏バテ予防
まさに長芋は、夏の渇いた体を潤し、暑さによる倦怠感を改善して、夏の老化を予防するスーパーフードなんです。この長芋の高い効果は古くから知られていて、山薬(さんやく)という名前の生薬にもなっていて、漢方薬にも配合されているほどです。私も夏に薬膳料理教室を開催する時には、長芋料理を1品加えるようにしています。
長芋の美味しい食べ方
長芋と同じヤマノイモ科の野菜には、山芋や自然薯などもありますが、長芋のメリットは手頃ですぐに手に入る食材であること、水分量が多いこと、生で食べるとシャキシャキを楽しめることです。この特徴を活かした食べ方が次になります。
・加熱せず生で食べる
・1cm厚くらいの厚みを残す
・漬け時間は短く
逆に長芋は、すりおろすと水っぽくなり、長く漬けると水分が抜けて食感が悪くなってしまいます。さっと和えるだけにしたり、漬けて味をなじませる場合には10~30分くらいになるように、調理するのがポイントです。和えるだけの美味しいレシピを3つ紹介します。
長芋と大葉の麺つゆあえ
香りのよい大葉との組み合わせ。大葉には、気持ちをリフレッシュする効果があるので、暑さでイライラした時にもおすすめです。
■3~4人分
長芋=正味300g
大葉=5枚
麺つゆ(3倍濃縮)=大さじ3
①-長芋は皮をむいて、1cm幅で1口大に切る。大葉は細切りにする。
②-ビニールに長芋、大葉、麺つゆを入れて混ぜる。
③-冷蔵庫で30分~2時間程度漬ける。
長芋のゆかり漬け
高級な漬物専門店にあるような赤紫蘇の香りがよい漬物。15分くらい漬けると、ピンク色がかわいい浅漬けになります。
■2人分
山芋=正味200g
A.ゆかり=小さじ1と1/2
A.砂糖=小さじ1/4
①-山芋は皮をむいて、1口大の食べやすいサイズに切る。
②-ビニールに山芋と【A】をいれて軽くまぶす。
③-冷蔵庫で15分以上漬ける。
長芋といかの沖漬けのおつまみ
ほたるいかの旨味と長芋のシャキシャキ感を楽しめるおつまみ。ほたるいかの旨味と塩味が長芋にうつるのでどちらもよりおいしく食べられます。
■2人分
長芋=300ml
ほたるいか沖漬け=100g
ゆずの皮・こねぎ=お好み
①-長芋は皮をむいて、1cm幅くらいの一口大に切る。
②-ほたるいかの沖漬けと長芋を和える。あればほたるいかの沖漬けのつけ汁(大さじ1くらい)混ぜてください。
③-皿に盛り、お好みで柚子の皮や小ねぎを添える。
まとめ
今回は、夏の体をサポートする長芋の効果と美味しい食べ方を紹介しました。長芋は体を潤して、熱中症や夏バテ・夏の老化を予防するスーパーフードです。ぜひ食べて、夏のはじめの体を整えてくださいね。
執筆/レシピ:お天気ママ(石田よしみ)
気象予報士/国際中医薬膳師/健康気象アドバイザー/食生活指導士
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