「えごま油」VS「アマニ油」栄養価が高いのはどっち?ビタミンEは約5倍も差が!栄養士が解説
こんにちは!栄養士食堂です。
オメガ3を豊富に含む健康オイルとして「えごま油」と「アマニ油」は近年人気の油ですよね。
2つの油は成分が似ていることから、選ぶ際はどちらを選んだ方がいいのか悩まれる方も多いと思います。
そこで今回は栄養士が『「えごま油」VS「アマニ油」栄養価が高いのはどっち?』を詳しく解説していくのでぜひ最後までご覧ください。
今回の目次
1 えごま油とアマニ油の栄養
2 保存方法
3 「えごま油」VS「アマニ油」栄養価が高いのはどっち?
4 最後に
1.えごま油とアマニ油の栄養
【えごま油】
シソ科の植物であるえごまの種子から抽出された油です。
血液中の中性脂肪を減らし、動脈硬化と血栓形成を防ぐとされるオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)を豊富に含みます。
味はクセがなくさっぱりとした味でどんなお料理とも合います。
【アマニ油】
アマという一年草の成熟した種子から抽出された油です。
えごま油同様、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)を豊富に含みます。
味はえごま油と同様さっぱりとしていて、しっかりとしたコクが味わえるのが特徴です。
2.保存方法
【えごま油】
開栓前・後も常温暗所で保存しましょう。
【アマニ油】
開栓前・後も常温暗所で保存しましょう。
3.「えごま油」VS「アマニ油」栄養価が高いのはどっち?
お待たせしました!『「えごま油」VS「アマニ油」栄養価が高いのはどっち?』を詳しく解説していきます。
結論…えごま油の方が栄養価が高い!
では実際にえごま油とアマニ油の栄養成分を比べていきましょう。
【えごま油 栄養価】可食部100gあたり
エネルギー 897kcal
脂質 100mg
カルシウム 1mg
鉄 0.1mg
レチノール活性当量 2μgRAE
ビタミンE 2.4mg
ビタミンK 5mg
【そのほか成分】
小さじ1杯(4.6g)あたり
n-3系脂肪酸 2.5g
α-リノレン酸 2.5g
(日清オイリオグループのえごま油)
【アマニ油 栄養価】可食部100gあたり
エネルギー 897kcal
脂質 100mg
カルシウム 0mg
鉄 0mg
レチノール活性当量 1μgRAE
ビタミンE 0.5mg
ビタミンK 11mg
【そのほか成分】
小さじ1杯(4.6g)あたり
n-3系脂肪酸 2.5g
α-リノレン酸 2.5g
(日清オイリオグループのアマニ油)
ビタミンK(出血した際に血液凝固を促す)はえごま油よりアマニ油の方が約2倍ほど多く含まれていますが、それ以外はえごま油の方が多く含まれていることがわかりますね。
特に、ビタミンE(細胞の老化を防ぐ)はアマニ油よりえごま油の方が約5倍も多く含まれています。
なので、ビタミンKを摂りたい方は「アマニ油」を、ビタミンEを摂りたい方は「えごま油」を選ぶのがおすすめです。
また食べる際には、毎日小さじ1杯を目安に加熱はせずそのままサラダやヨーグルトにかけたりして食べましょう!
小さじ1杯で1日分のオメガ3を摂取することができます。
4.最後に
いかがだったでしょうか?
成分が似ているえごま油とアマニ油ですが、ビタミンKが多いのは「アマニ油」、ビタミンEが多いのは「えごま油」であることがわかりました。
選ぶ際はぜひ参考にしてみて下さいね。
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