なぜ社会人は勉強がヘタなのか? 勉強が身につかない4つの原因と投資対効果の高い「スパルタ勉強法」
■なぜ社会人は勉強がヘタなのか?
社会人は学生と違って時間がない。だからこそ、よけいに効果効率的に勉強することが大事だ。しかし、社会に出てから勉強のやり方をすっかり忘れてしまった人が多いように思う。
先日、「コーチング研修」を3日間しっかり受講したマネジャーが、
「まるで現場で活かせないのです。私は頭が悪いんでしょうか?」
と言っていた。
勉強したはずなのに、結局は全然身になっていなかった。そういうことは、誰でも経験しているだろう。
なぜしっかり研修を受けたのに、身になっていないのか? 効果効率的な勉強方法とは、どんなものか? 教材はどんなものを選ぶべきか? 心構えはどうすべきか?
今回はそのような疑問に答えていきたい。
産業構造が激変する中、2023年から大手企業が大規模なリストラをスタートさせている。コニカミノルタが2400人の人員削減を、アップルもEV事業断念を理由に700人超を解雇すると発表した。
事業転換についてこられない社員は生き残れない時代になった。これからは、生き残りをかけて勉強するぐらいの気持ちが必要だ。ぜひ最後まで読んでもらいたい。
<目次>
■なぜ社会人は勉強がヘタなのか?
■投資対効果の低い勉強4つの原因
■「気付き」と「学び」の違い2つのポイント
■勉強とは「テスト」に合格する手段である
■「記憶力」を鍛える2つの有名な方法
■勉強の基本は「着眼大局・着手小局」
■投資対効果の低い勉強4つの原因
私が他の研修講師と決定的に異なるのは「絶対達成のコンサルタント」であることだ。世の中の大半の研修講師は、受講者から
「いい気付きをいただきました」
と言われたら合格。しかし、私たちはそういうわけにいかない。予備校の講師が受講生の「合格」を切に願うように、私たちも「目標達成」に結びつく学びを提供したいと強く願っている。
だから「気付きがあった」「参考になった」という感想を言われても、何も嬉しくはない。本人にとっても、そうだろう。
「ロジカルシンキング」の勉強をしても、「マネジメント」の勉強をしても、単なる「気付き」だけで終わったら、時間もお金ももったいない。
私たちコンサルタントは、勉強したことを現場で活用し、成果に結びつけるまでやり切るクセがある。そうでなければ、現場でファシリテーションしながら経営者やマネジャーの言っていることを「メタ思考」や「ロジックツリー」を活用しながら整理することなどできない。
それでは、何が私たちコンサルタントと違うのか? なぜ多くの社会人が効果効率的に勉強できないのか? 以下4つの原因があると私は考えている。
(1)気分でやっている
(2)強度が低い
(3)身になるまでやっていない
(4)範囲が狭い
同じ時間とお金をかけたのなら、より多くのリターンを得たほうがいい。一冊の本を2時間かけて読んだら、より多くのことを吸収したほうが得だ。
学生と違い、社会人なのだから「投資対効果」を強く意識していこう。少ない労力で、いかに大きな成果を手にするか。4つのポイントを抑えつつ、レバレッジの高い勉強法を紹介したい。
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