敏腕コンサルタントのスゴ技「スケール推定」 超高速マシーンのように効率的に仕事をこなす方法
■超高速マシーンのように効率的に仕事をこなす
あなたの周りにいないだろうか? 難易度の高い仕事をいくつも抱えているのにも関わらず、涼しげな表情でサクサク仕事をこなす同僚だ。
コンサルタントの中にも、高性能マシーンのように大量の仕事を効率的に処理する者がいる。驚くべきは、常に感情をコントロールできていることだ。憎らしいほどに淡々と、重圧のかかるような仕事をスイスイこなす。そんな敏腕コンサルタントが、いつも無意識のうちに使っているのが「スケール推定」だ(スケール推定は横山の造語)。
今回は「スケール推定」というスキルについて解説しよう。このスキルを身につけるだけで、あなたはサクサク仕事を片付けることができるようになるだろう。
とくに先送りの習慣がある人は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
<目次>
■超高速マシーンのように効率的に仕事をこなす方法
■「スケール推定」3つのポイント
(1)細かく分解する
(2)極端な数字から近づける
(3)実践後に記録する
■なぜバカバカしいほど極端な数字から始めるのか?
■「スケール推定」の検証はトコトン緩く!
■横山式の「スケール推定」4つの秘訣
(1)10分以内で終わりそうな作業のみとする
(2)ざっくりとした平均値をとる
(3)2分/5分/10分の3種類に分ける
(3)「考える/調べる」が含まれると大きく変化する
(4)作業の習熟度によって大きく変化する
■6回見積もって「平均値」をとろう!
■「2分/5分/10分」の作業を覚える
■最も予測できないの作業時間は何か?
■習熟すればするほど「仮説」は変化する
■強力な「スケール推定」の5事例
■「スケール推定」3つのポイント
それでは、具体的な例を使って解説する。
「新規開拓用のリストを作ってくれ」
「この企画書をまとめてほしい」
といった仕事を頼まれたとき、「面倒だな」「忙しいのにそんな時間はない」とついつい思ってしまうことはないだろうか。
そんなときは「スケール推定」を使って作業時間を見積もろう。具体的な手順は以下の通り。
(1)細かく分解する
(2)極端な数字から近づける
(3)実践後に記録する
まず、必ずやってほしいことがある。それは「できる限りわかりやすい単位に分解する」ことだ。たとえば新規開拓用リストの作成であれば、
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