ずば抜けて頭の回転が速い人に馬鹿にされない正しい接し方、話し方
■頭の回転が速い人との付き合い方
「馬鹿にされるのが怖くて、愛想笑いしかできない」
組織の中には、ずば抜けて頭の回転が速い人がいる。論理的思考力が高く、物事を俯瞰的に見る力のあるメンバーだ。こういったクレバーな人はたいてい謙虚で人当たりもいい。誰からもリスペクトされ、組織にとっては非常に心強い存在だ。しかしどう接したらいいかわからない人もいることだろう。
そこで今回は、ずば抜けて頭の回転が速い人、クレバーで柔軟性も高い人とどう接したらいいのかについて解説する。とくに組織リーダーの人は切実な問題だ。ぜひ最後まで読んでもらいたい。
<目次>
■頭の回転が速い人との付き合い方
■本当に頭がいい人の2つの口ぐせ
■頭のいい人が謙虚である2つの理由
■頭のいい人が柔軟性が高い2つの理由
■なぜ頭のいい人を避けたがるのか?
■リーダーが「右腕」としてうまく活かすための心構え
■頭がいい人に対して、リーダーが絶対にやってはいけないこと
■頭がいい人が相手にしないのはどんなタイプ?
■気を付けるべきは「嫉妬しないこと」
■その気ポイントは「相談」
■活用すべきスタイルは「オンライン会議」
■本当に頭がいい人の2つの口ぐせ
ずば抜けて頭の回転が速い人は、複雑なことを単純に考える。だから次のような口ぐせがある。
(1)つまり/すなわち/要するに
(2)言い換えれば/裏を返せば
「つまり、これって一言で表現すると、こういうことですね」
「要するに、お客様が言いたかったことは、この2つに集約できませんか?」
脳のワーキングメモリが発達しているせいだ。長い説明を聞いても、うまく要点をまとめることができる。10分前に話したこと、2分前に説明されたこともワーキングメモリに残っているので、それらの情報を照らし合わせながら「つまり……」「要するに……」と、頭を整理することができる。
また、頭の回転が速い人は、スピーディに転用、応用をすることができる。
「今回のアイデアは、言い換えれば、まさに●●のようですね」
「たしかに結果はこうなりましたが、裏を返せば●●であったとも言えます」
言語力が高いため、このような「メタファー(暗喩)」や「たとえ話」をスピーディに思いついて紹介できる。だから周りは、
「相変わらず、頭がいいな」
「うまいこと表現するな。さすがだ」
と感心するのである。
■頭のいい人が謙虚である2つの理由
ずば抜けて頭の回転の速い人は、実のところそれを鼻にかけることはない。謙虚で人当たりがいい。その理由は2つだ。
(1)自己認識力が高い
(2)情動知能が高い
まず1つ目は、自分のことをよく理解しているからである。自分の能力を正しく認識しているため、自分の限界も理解できている、常に学ぶ姿勢を持ち続け、他人の意見や視点も尊重できる。この自己認識力が、柔軟な思考と謙虚な態度につながっているのだ。
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