人の心を掴むプレゼンの技術「ヒーローズ・ジャーニー」徹底解説
今回は伝え方、プレゼンの技術について2つの方法を紹介しよう。
1つ目は、結論ファーストでわかりやすく話す方法。2つ目は、反対に結論ラストでストーリー形式で話す方法だ。
2つともしっかり理解できたら、伝え方、プレゼンについてはもう学ぶことはない。話し方に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。【6500字】を超える大作記事である。
<目次>
■誤解されない、わかりやすい伝え方の技術「ホールパート法」
■「ホールパート法」の基本 ~3つの用語~
■「ホールパート法」2つの応用テクニック
■人を惹きつける話し方――「ストーリーテリング」の方法
■「物語調」で話すための3つのポイント
■『スター・ウォーズ』の物語性を活用する「ヒーローズ・ジャーニー」
(1)Calling「ミッションを受ける」
(2)Commitment「旅の始まり」
(3)Threshold「試練」
(4)Guardians「仲間や指導者との出会い」
(5)Demon「最大の試練」
(6)Transformation「変容」
(7)Complete the task「ミッション終了」
(8)Return home「故郷へ帰る」
■誤解されない、わかりやすい伝え方の技術「ホールパート法」
「わかりやすい話し方とは何か?」
このような問いかけをされて、すぐに答えられるだろうか? 私は長年「話す」仕事をしてきたので、一言で表現できる。
わかりやすい話し方とは、話の「論点」が聞き手の頭にストレスなく残るような話し方である。だから話の「論点」をできる限り短く、聞き手が理解できる言葉で、話の最初のほうに出す。そして、できれば繰り返すべきだ。
お客様の前で重要なプレゼンテーションするときだけでなく、日ごろの「報告」「連絡」でも活用するとすぐに慣れるはずだ。
このときに「ホールパート法」という使う有名な技術を使うといいだろう。
ホールパート法とは、最初に話の全体像(Whole)を相手に伝え、それから話の部分(Part)を説明する話し方だ。
雑談などの表面コミュニケーションであれば、結論を最後まで話さずに引っ張るのもいい。しかし「結果から話す」「結論から伝える」ほうが、相手には伝わりやすいものだ。
具体例を使って解説してみたい。次の箇条書きを読んでもらいたい。
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