脳を鍛える「メモの達人」の技術 メモのとり方5段階レベルをすべて解説!【5200文字】
「なぜ、そんなにネタが切れないのか?」
「どうやって、それほどの言語力を鍛えたのか?」
私は20年近く、このような質問を受け続けている。
これまでに私はコンサルティング会社の社長業をしながらも、以下の情報発信を続けてきた。
・メルマガ週4本(16年)
・セミナー年100回(15年)
・コラム執筆月10本(14年)
・出版23冊(13年)
・Xなど毎日投稿(15年)
・YouTube週3本(4年)
54歳になっても、ネタが切れることはない。切れるどころか、ますますネタが増えている状態だ。それはなぜか?
間違いなく「メモ」の力だと、私は考えている。
私は、自他共に認める「メモ魔」だ。いつでも、どこでも、やたらとメモをとることで有名だ。しかし私のやり方は、相当に型破り。メモの書き方、フォーマットは決まっていないし、せっかく書いたメモも残さない。まるでスマートではない。
ただ、そのおかげで「脳のワーキングメモリ」が鍛えられたのは間違いない。
ついつい複雑に考えて、悩んでしまう。
わかっていても、うまく言葉にできない。
話すネタ、書くネタに困っている。
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ最後までぜひ読んでもらいたい。実際にメモをとるかどうかは別にして、どんなアウトプットをすることで頭が鍛えられるかを理解できるはずだ。
<目次>
■言語力を鍛える5つの脳機能
■意識的アウトプットの重要性
■「話す」とネガティブになり「書く」とポジティブになる理由
■あなたのレベルは? メモの達人レベル5段階
(1)パソコンでの議事録的メモ
(2)紙での議事録的メモ
(3)紙での要約メモ
(4)要点からの発想メモ
(5)発想からの仮説メモ
■脳に蓄積させるためのメモ術
■言語力を鍛える5つの脳機能
それではまず、仕事をするうえで、とても重要な脳機能を5つ紹介しよう。メモの達人になることで、次の脳機能がストレスなく発達することになる。
(1)認知力
(2)暗記力
(3)記憶力
(4)考える力
(5)仮説力
まず認知力だ。認知力とは、知覚したものを正しく脳が認知すること。この機能が衰えると、認知バイアスにかかりやすくなる。誤解や勘違いが多い人、集中して人の話を聞けない人は、認知機能が落ちていると言えるだろう。
次に暗記力である。脳の短期記憶(ワーキングメモリ)に蓄積する機能だ。短時間でも認知した情報を記憶に残す機能だ。
そして記憶力である。ワーキングメモリに蓄えられた情報は、放置しておくと消えていく。しかし何度も同じ情報に触れたり、みずから思い出したりしているうちに長期記憶に保持されるようになる。この機能が記憶力だ。
考える力は、脳の長期記憶や短期記憶に格納された情報や、今この瞬間に入力された情報などを使って処理する機能である。考えるには、情報を発散させる力、発散させた情報を整理する力、そして整理したうえでどれかを選ぶ収束力の3つに分解できる。認知力、暗記力、記憶力を鍛えていないと、当然考える力は養われない。
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