北海道・いわない温泉へ1日3往復!円山地域乗合タクシー【岩内町】
北海道岩内町は西積丹(しゃこたん)に位置する人口1万人少々の町(2024年9月現在・外部リンク)。町の山側に円山地区があります。
かつて北海道中央バスが岩内町中心部と円山地区を結ぶ岩内円山線を運行していましたが、2018年3月末で運行を終了(外部リンク)。2020年6月から岩内町主体で円山地域乗合タクシーの実証運行が始まり(外部リンク)、2023年6月から本格運行となりました(外部リンク)。
円山地区には1978年に開湯したいわない温泉(外部リンク)があります。いわない温泉への足が円山地域乗合タクシー。町外からの旅行者も予約なしで利用出来る公共交通機関です。北海道岩内町の名所・いわない温泉へ、円山地域乗合タクシーで出かけてみませんか。
円山地域乗合タクシーの概略
円山地域乗合タクシーは岩内町が主体となり、町内のタクシー会社・キングハイヤーが運行する公共交通機関(外部リンク)です。乗合タクシーとは同じ方面へ向かう不特定の乗客が相乗りで利用するタクシーのこと。
岩内町の交通拠点・中央バス岩内バスターミナルを出発し、岩内協会病院、岩内町役場、サツドラ清住店(サツドラ:サッポロドラッグストアー)、旧中央保育所を経由し、円山地区各地に立寄り後、再び岩内バスターミナルに戻ります。
月曜、水曜、金曜、土曜、日曜の週5日運行で月・水・金・土・日が祝日でも動きます。
1日3便運行され、岩内バスターミナル9:00、10:30、13:40発。
なお火曜・木曜・年末年始(12/31~1/3)は運休します。
始発は岩内バスターミナル!
円山地域乗合タクシーの始発は中央バス岩内ターミナル。中央バス高速いわない号(小樽・札幌方面)、ニセコバス小沢線(俱知安方面)、ニセコバス雷電線(寿都方面・外部リンク)、いわない循環バスノッタライン(岩内町内・外部リンク)のほか、2024年10月から運行開始したしおかぜライン(泊・神恵内方面)の案内があるのに、円山地域乗合タクシーの案内はありません。
円山地域乗合タクシーはタクシーなので、バスターミナル降車停留所そばのハイヤー乗り場から発車します。筆者は朝9:00発に乗車。
円山地域乗合タクシー9:00岩内バスターミナル発は、
1.ニセコバス小沢線で倶知安・共和より
2.ニセコバス雷電線で寿都より
3.しおかぜラインで神恵内・泊・共和(西部)より
4.JR函館本線で小樽朝6:13発俱知安行を利用し俱知安か小沢でニセコバス小沢線に乗換
5.JR函館本線で長万部~比羅夫の駅から朝早く乗車し俱知安でニセコバス小沢線に乗換
での利用が可能ですが、札幌から高速いわない号の始発では間に合いません。
発車約5分前にキングハイヤーのワンボックス車がハイヤー乗り場に到着。乗車時に運賃を支払い、行先を運転手に告げます。
当日は地元の方3人と筆者の合計4人が乗車し発車しました。
ワンボックス車の旅客定員は9名。万一10人以上の乗客になった場合はキングハイヤーが増便します。
岩内町中心部4か所に停車
岩内バスターミナル出発後の岩内町中心部の停留所は、岩内協会病院、岩内町役場、サツドラ清住店、旧中央保育所。このうち岩内協会病院、岩内町役場はいわない循環バスノッタライン(外部リンク)と同じ(岩内協会病院はしおかぜラインとも共通)停留所です。
サツドラ清住店で3人乗車して7人、旧中央保育所で更に1人乗り8人で、いわない温泉へ向かいました。
いわない温泉ではフリー乗降可
道営野束(のずか)団地バス停(ノッタラインと共通)から山側はフリー乗降区間。つまりルート上ならどこでも乗降可能です。フリー乗降区間で乗車する場合は、ルート上の道路で手を上げて合図。なおフリー乗降区間には9カ所停留所があります。乗降がない停留所は通過となるので予定時刻に遅れないよう注意しましょう。
筆者が乗った乗合タクシーは、いわない温泉おかえりなさい(外部リンク)で5人降車。
いわない高原ホテル(外部リンク)の玄関前まで行きますが、乗降なしでした。
いわない温泉のうちサンサンの湯(外部リンク)は朝9時から日帰り入浴可能で、円山地域乗合タクシー到着が9:26と便利。筆者はこちらに入浴しました。
サンサンの湯では地元の方1人と筆者が降車し、乗客1人でアリスの里方面に向かいました。
サンサンの湯から岩内バスターミナル
筆者はタクシーの合間1時間半を利用し入浴。10:56に再び乗合タクシーに乗車しました。
サンサンの湯では筆者と前の便で一緒に降車した地元の方1人が乗車しましたが、既に5人乗車しており、乗客7人で向かいます。更に次のアリスの里で2人になり、定員9人に達しました。フリー乗降区間での挙手乗車は今回なし。
旧中央保育所で1人、サツドラ清住店で3人、協会病院で2人が次々と降車。終点・岩内バスターミナルには少々遅れて11:20に到着し、筆者を含めて3人降車しました。
筆者が乗車した当日は多い方で、普段は少ないと同乗した地元客のお話。1日3便・週5日運行ですが、いわない温泉利用の町民の足として、また円山地区一部住民の足として定着していました。
町外からの旅行者も利用出来、運賃は大人1人1回の乗車200円と手ごろです。円山地域乗合タクシーを利用し、いわない温泉への旅はいかがでしょうか。
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